髪のダメージを常々感じていたところ、最近のドライヤーには美髪機能が付いていることを聞きつけ、気になって仕方がないあなた。
良いところに目をつけましたね。
そうなんです!
一昔前まで、ドライヤーといえば、髪を乾かし、セットするだけのものでしたよね。
近頃のドライヤーには、それだけではなく様々な髪のダメージに効果的な機能がついているのです。
今回は、そのあたりをじっくり解説したいと思います。
是非、あなたもこれを機にドライヤーを買い替えて、美髪を目指してみませんか?
Contents
なぜドライヤーを使うと髪を傷めてしまうのか?
お風呂で洗髪した後、ドライヤーで乾かすと、髪のパサつきが気になりませんか?
実際のところ、その理由ってご存知ですか?
ドライヤーの熱風で髪の水分が奪われるからでしょ!と考えられると思います。
もちろん、正解ですが…
もう少し掘り下げてみますね。
まずは、洗髪して濡れた髪は、キューティクルが開いたままなので、ダメージを受けやすい状態にあります。
キューティクルとは、髪の表面を覆っている鱗状のものです。
紫外線といった外からの刺激から髪を守ってくれる一方で、髪内部の水分やタンパク質といった栄養素が漏れでないように、閉じ込めておく役割もあります。
ですから、これが開きっぱなしでドライヤーの熱風を浴びれば、いかに髪にダメージを与えてしまうか想像がつきますよね。
大切な水分が蒸発し、栄養素であるタンパク質が流れ出て、更に、髪の表面を守るはずのキューティクル自体が熱で摩擦を起こし、剥がれ落ちてしまうのです。
それならば、洗髪後にドライヤーを使わずに、自然乾燥した方が髪にとって良いのかも?と思われるかもしれません。
残念ながら、それも良くないのです。
当然、先にお話しした通り、濡れたままの髪はキューティクルが開いているため、デリケートな状態にあります。
ちょっとした刺激で、キューティクルが剥がれ落ちたり、髪内部から水分や栄養分であるタンパク質が漏れ出てしまいます。
自然乾燥に任せ、なかなか乾かない濡れたままの髪は、常にリスクと隣り合わせなのです。
更に、髪に覆われている頭皮は、長時間乾かず湿った状態にあるため、雑菌がわきやすくなります。
その結果、頭皮環境が悪化し、髪の生育にも影響を与えてしまうのです。
ですから、美髪になりたいと考えるなら、洗髪後は頭皮と髪の速乾を目指すことが一番なります。
次に、その点を考慮して、ドライヤーの選び方をご紹介したいと思います。
ドライヤー選びのコツは?
ポイントはいくつかありますが、特に重要な3つに絞ってお話ししますね。
風量
先にお話しした通り、まずは何より「速乾性」が重要になります。
そこで、風量はがポイントなのです!
短時間で大風量を送れば、速乾性は高まりますからね。
できれば、1.9立方メートル/分が理想的ですが、それにも少々問題があります。
・必ずしも風量と消費電力が一致するわけではありませんが、やはり、風量が大きいと消費電力も上がりがちです。
ご自宅の電力設定によっては、ドライヤーに大風量を求めると、ブレーカーが落ちやすくなります。
消費電力は、900~1200wを目安にすると良いですね。
・大風量ですと、音がうるさくなりがちです。
音が気になる方は、風量が1.3~1.8立方メートル/分あたりをお勧めします。
一般的には、風量が1.6立方メートル/分あれば、問題なく髪を乾かせると言われていますよ。
ヘアケア機能
旧式のドライヤーを使い続けている方には、驚かれるかと思います。
最近のドライヤーには、乾かすしたり、髪をセットするだけではなく、続々とヘアケア機能が付けられているのです。
次の章で、それら最新の機能を詳しくご紹介しますが、ざっとお伝えすると、
・マイナスイオン
・自動温度調節
・頭皮マッサージ
・赤外線
等があります。
使いやすさ
洗髪は毎日行いますよね。
すると、必然的に毎日ドライヤーを使うことになります。
当然、何よりも使いやすさは重要になりますよね。
・重量
女性が片手で持つことを考えると、400g以下が理想です。
一般的には、600gが限界と言われていますよ。
・音
先にお話ししましたが、人によりこの音の大きさはかなり重要点になります。
毎日一定時間使い続けるのですからね。90dB以下にしておきたいですね。
・その他
使用中に誤作動しにくいボタン設計になっているかどうか。
ノズルの長さはどうか、後ろ髪を乾かすことを考えると、ノズルは短いのが理想ですよ。
ただし、あまりに重さや音を重視し過ぎると、コンパクトサイズのドライヤーになってしまいます。
すると、風量が小さくなってしまったり、また、ヘッド後方の吸い込み口に、空気と一緒に髪の毛を吸い込んでしまう危険性も出てきてしまいます。
注意が必要ですね。
ご紹介した3つのポイントの中で、
あなたが譲れないのはどれか?
どの点を最も重視したいのか?
を考えながら、決められると良いですね。
ドライヤーの最新機能をご紹介!
最新のドライヤーに付けられている「ヘアケア機能」について、お話ししたいと思います。
マイナスイオン
気になるか静電気を抑えてくれるため、保湿効果があり、切れ毛や広がりを防止し、髪全体にまとまりを与えてくれます。
詳しくご紹介すると、
ドライヤーから放出されるマイナス電気を帯びた小さな水の粒子が、「マイナスイオン」の正体です。
それが髪に付着することで、プラスイオンが帯電している髪の毛を中和させ、静電気の発生を抑えてくれるのです。
すると、髪のパサつきも抑えられ、濡れて開いていたキューティクルも閉まるわけです。
ナノイー
最近よく耳にしますよね。
「ナノイー」とは、弱酸性の水分を多く含んだイオンです。
これが、ドライヤーから放出され、髪に浸透することで、水分が与えられ、しっかりまとまります。
開いたキューティクルも引き締まり、整えくれる効果もありますよ。
自動温度調節機能
元々キューティクルは、熱に弱いと言われています。
一般的に100℃を超えると、髪を傷めてしまいます。
頭皮や髪の温度を測定して、適した風温度に自動的に調節してくれるのが、この機能になります。
それとは別に、頭皮に優しい温度にしてくれるスカルプ機能の付いたものや、高中冷の3段階に温度を切り替えられるものもあります。
風温度の使い分けは重要で、高で速乾させ、その後に冷にすることで、キューティクルが引き締められ、髪に潤いやツヤが出てくるのです。
また、肌が弱い方は、大風量のものを使えば、風を低温にしても速乾することができます。
当然季節により、快適な風温度も変わってしますね。
ですから、ご自分の体質や求めるものによって、風温度機能は選んだ方が良さそうですね。
頭皮マッサージ
専用のアタッチメントを、先端に取り付けることで、直接頭皮をマッサージできます。
リラックス効果も期待できますよ。
赤外線
付属のセラミックのネットを、吹き出し口に設置することで、赤外線を発生させます。
これは、髪の表面に付着している水分を細かく分解して、内部にまで浸透させてくれる効果があるのです。
すると、髪の主成分であるタンパク質と結合して、内から潤い、ツヤのある髪となります。
また、赤外線とは別になりますが、付属のコラーゲンパーツを取り付けることで、髪に直接コラーゲンを与えくれる機能が付いたものもありますよ。
まとめ
美髪を目指すためには、ドライヤー選びが大切なことがお分かりいただけたかと思います。
まずは、ドライヤーの一番の役割としては、速乾性が気になりますよね。
お話しした通り、美髪への第一歩です。
ただ、風量だけではなく、消費電力や風温度、音の大きさといった使いやすさも関わってきます。
あなたが何を重視するか、よく考えてみて下さいね。
そして、美髪に向けて、各メーカーが様々なヘアケア機能をドライヤーに付けてきています。
こんな機能もあるんだ!と楽しみながら、ドライヤー選びをしてみてはいかがでしょうか?
髪のツヤとまとまりを取り戻し、美髪を目指してみましょう。