目に見えて、生え際や分け目の薄毛が気になりだ出し、何か解決法がないかとお悩みのあなた。
今は、AGA専門クリニックに行くという選択肢もありますし、きれいに薄毛を隠してくれるウィッグもあります。
とはいえ、その選択は最終手段として取っておき、まずは、セルフで薄毛改善を目指してみたいですよね。
そこで、東洋医学の観点から、発毛促進に役立つツボをご紹介し、具体的な指圧法や、その際の注意点をお話ししたいと思います。
リラックス効果も期待できますよ!
是非、今日から実践してみましょう。
Contents
東洋医学から見たツボ療法の効果とは?
まずは、普段の生活に一般的に浸透している西洋医学ではなく、東洋医学の考えをお話ししたいと思います。
東洋医学では、気血の流れが大切と言われています。要するに、全身に血液を循環させることにより、健康を保つことができるという考えです。
ですから、気血が滞った経路に関係する部位に障害が生じる考えられているわけです。
その滞っている場所に圧力を加えて、気血の流れをスムーズにする。
これが、ツボ療法になります。
この東洋医学的な考えからすると、薄毛を改善するには、
ツボ療法を用いて、頭皮の血流を良くする
このことが重要になるのです。
ただ最近は、ツボ療法により頭皮の血流を良くするだけではなく、その振動圧刺激が、髪の根っこに当たる「毛頭細胞」に直接影響を与えていることが分かりました。
元々、毛頭細胞は新しい髪を成育するようにシグナルを出す役割があります。
ですから、ツボ療法で、振動圧刺激を毛頭細胞に与えることで、ヘアサイクルを整え、健康な髪が育つようになるのです。定期的に刺激を与え続けることで、1.3倍も活性化すると言われています!
また、育毛剤の成分の一つである「ミノキシジル」を毛頭細胞に投与すると、1.3倍活性化すると言われており、
ツボ療法とミノキシジル投与をダブルで行うと、1.5倍も活性化すると言われているのです。
ツボ療法のプロにかかれば、指圧だけではなく、灸やローラー針、屯気治療など様々な治療法で施術を選択できます。
ただ、セルフで行う場合は、指圧がお勧めですよ!
次に、素人でもやりやすい、ツボ療法の指圧法やそのコツをご紹介します。
セルフで行う指圧法とコツをご紹介!
後程、薄毛改善に効くツボについて、詳しくご説明します。一般的に、
強く押すと痛みを感じるところ
がツボであるということを覚えておくと便利ですよ。
では具体的に、素人でも行いやすい、親指の腹を使う「指圧法」をご紹介します!
①ツボの場所を確認します。
②①のツボを親指の腹を使って、痛みを感じる程度の強さで押します。
③②の状態で5~10秒保ちます。
④一旦指を離して、一呼吸します。
⑤①~④を1つのツボにつき、5分ほど続けます。
以上です。
コツとしては、
・指の腹を使い、爪を立てないようにします。
・何度も力を込めてやり過ぎると、円形脱毛症になる可能性があるので、下記の方法で行います。
1回目は、強く押す。
2回目、3回目と徐々に力を抜いていく。
・身体のあちこちのツボを刺激するよりも、一つ一つのツボに時間をかけて、ゆっくり行うようにする。
以上を守るようにすると、より効果的に指圧ができますよ。
指圧法の注意点とは?
せっかく指圧法を日常生活に取り入れるなら、より効果的に行いたいですよね。
そこで、注意点を一気にお知らせします!
食後には行わない。
せっかく食べたものが、ツボを刺激することで、消化不良を起こしてしまいます。
最低でも、食後30~40分は開けるようにして下さいね。
指圧後に入浴しない。
せっかくの指圧の効果が半減してしまいます。
できれば、事前に入浴をして、頭皮をきれいな状態にしてから行う方がより効果的です。
飲酒後は行わない。
飲酒により、ツボへの刺激が強くなり過ぎてしまいます。
発熱しているとき行わない。
健康時とは効果が変わってしまうので、医師に相談するか、とりあえずお休みする方が賢明ですね。
妊娠中は、医師と相談の上で許可が出た場合のみ行う。
以上より、理想的な指圧を取り入れた生活スケジュールは、
食事→休憩→入浴→ツボを指圧
の順になります。
更に気を付けるべきことは、入浴中とその後です。
まずは、入浴時にシャンプーを行って頭皮を清潔にし、お風呂から上がったら、タオルで髪の水分を拭き取ってから、育毛剤を塗り込みます。その後、ドライヤーで頭皮と髪を乾かします。
完全に頭皮と髪が乾いたことを確認してから、指圧を行います。
次に、具体的なツボの位置をご紹介します!
薄毛改善に効果的なツボの位置をご紹介!
人体には、約670ものツボがあると言われています。
その中で、薄毛をはじめとした、髪や頭皮にまつわるトラブルに効果的なツボを厳選してご紹介します。
実は、更年期女性の多くが悩んでいる薄毛、抜け毛、白髪っと言ったトラブルは、腎系統が弱っていることが関係しているのです。
ですから、頭皮のツボを刺激するだけでなく、まず最初に、腎臓の疲れを取り除き、その働きを活発にするツボを抑えておく必要があります。
腎兪(じんゆ)
おへそと同じ高さで、背骨から親指の幅1.5本分外側に、左右2つあります。
ここを刺激することで、腎臓の疲れを取り、働きをアップさせてくれます。
膝のお皿の上の、内側の角から指3本分ほど上がったところにあります。
両足ともに、そのツボを刺激することで全身の血行を良くしてくれますよ。
合谷(ごうこく)
手の甲の、親指と人さし指の付け根にあります。
全身の痛みに効くツボで、特に顔や眼の症状に効果があります。ここを刺激することで、抜け毛や頭皮トラブルを改善してくれます。
百会(ひゃくえ)
眉間の中心から頭のてっぺんを通る線と、両耳を結んだ線が、頭頂部で交わるところです。
まさに、頭の中心ですね。
ダイレクトに頭皮の血行を促してくれるツボです。
このツボを指圧することで、頭全体に刺激が伝えることができますよ。
また、通称「万能のツボ」と呼ばれており、ここに体全体の経路が集っているため、刺激することで全身の代謝を上げ、自律神経を整え、リラックスさせる効果まであるのです。
それゆえに、冷え性を解消してくれたり、ストレスを軽減するのに役立ちますよ。
通天(つうてん)
百会から左右両側にわずかにずれたところにあります。
経路が交わる部分なので、刺激することで血流を促進してくれます。頭痛や鼻づまりに効果がありますよ。
天柱(てんちゅう)
首筋の外側の、うなじのくぼみから更に指1本分内側に入ったところにあります。
毛細血管の働きを促進させる効果があるため、抜け毛や髪の痩せ細りを改善してくれます。
角孫(かくそん)
耳の一番高いところの裏側にあります。
頭皮の血行を良くしてくれる効果があり、気になる顔のたるみも予防してくれますよ。
中指で百会を刺激しながら、同時に親指でこのツボを押すことで、より効果的になります。
完骨(かんこつ)
耳たぶの後ろ側の、出っ張った骨の下にあるくぼみにありますよ。
自律神経を整え、通称「幸せホルモン」と言われているセロトニンの分泌を促してくれます。
薄毛の大敵であるストレスを軽減してくれるので、抜け毛予防にも効果的ですよ。
また、薄毛が気になり、発毛を促進させたいなら、ご紹介したツボを指圧するだけでなく、同時に肩や首の血行改善を行うことも大切ですね。
薄毛解消を目指し、発毛効果の期待できるツボ療法についてお話ししてきました。
速効性があるわけではありませんが、毎日の積み重ねで、発毛だけではなく、全身にも良い効果をもたらしてくれます。
指圧法なら、コツをつかめば誰にでも簡単にできます!
まずは、あなた自身でツボを探し、押してみれて下さい。痛みを感じる箇所があるはずです。
是非、ご紹介した方法で、そのツボを指圧し、発毛促進を目指してみて下さいね。