長引くステイホーム中に、カーペットにフローリングの床にと、あちこちにご自分の抜け毛に気付いき、驚愕している貴女。
お気持ち分かります。
実は男女問わず、たくさんの方が同じ現象に見舞われており、5月初旬に「コロナ抜け毛」がYahoo!トレンドワードの1位に挙がったくらいなのです。
ただ、理由ってお分かりになりますか?
そこで今回は、ステイホーム中に抜け毛が増加した原因を究明し、そこから見えてくる解決法をご紹介したいと思います。
是非、今すぐ解決法を実践して、貴女の気になる抜け毛を減らしましょう!
Contents
ステイホーム中に抜け毛が増加した理由とは?
お仕事に向かうために通勤していたり、お子さんたちの学校行事や習い事(もちろん、ご自分のも含めて)、ご両親の様子を見に行ったり、趣味に軽い運動、友人との会食など様々なな理由で外出をしていた生活が、この新型コロナ騒動で一変したのです。
今までの経験をしたことがないほど、家にこもりっきりの生活だったのではないでしょうか。
更にそれだけではありませんよね。
なかなか解決の道筋が見えず、暗いトンネルの中を手探りで歩いているような、常に不安感がつきまとっていたのではないでしょうか。
このような生活を数ヶ月も続けていたのですから、心身に相当な影響が出ていても仕方がありません。
当然、髪やその土台となる頭皮にも影響は及んでいます。
では次に、抜け毛に結びつく具体的な心身への影響についてお話ししたいと思います。
運動不足
特別な運動をしていなくても、通勤だけで1日平均6000歩だと言われています。
その半分の3000歩以下の方が、通常時は17.8%に対して、このステイホーム中は28.4%にまで増加したとさえ言われているのです。
ジムやヨガに通ったり、趣味や友人とのお出掛けといった余暇を楽しむ外出は全くなくなり、生きるための最低限の買い物すら宅配だったり、数日に一度に制限されていかと思います。
言うまでもなく、圧倒的に運動量がガクンと落ちてしまいますよね。
すると、いつも以上に肩や首が凝り、腰痛、頭痛にと悩まされることが多かったのでないでしょうか。
更に一日中パソコンやスマホを使うことにより、それらの不快症状を悪化させてしまいました。
では、それら不快症状の原因は何なのという疑問が沸いてくると思います。
各所で血流が滞ってしまった結果なのです。
当然、頭皮に張り巡らされている毛細血管にも血液が流れなくなり、髪を成育するための栄養素や酸素が送られなくなります。
すると、ヘアサイクルで自然に抜ける髪以外にも、成長途中で抜け落ちてしまう髪が出てくるのです。
部屋のカーペットや床にと落ちている髪を確認してみて下さい!
細くて、短い、毛根に白い米粒のようなものが付いていない毛だったら、要注意ですよ。
明らかにヘアサイクルの途中で抜けてしまった髪の毛の証拠です。
食生活の偏り
人によりその偏り方は違うかと思います。
元々食の細かった方は、動かなくなったことにより、なかなかお腹が空かず、気付いたら、何も食べていなかったり、食べやすく喉越しの良いもので済ませていたのではないでしょうか。
すると、明らかに栄養不足になってしまいます。
髪は命に関わらない部位であり、更に体の末端にあるので、髪にまで栄養が回ってこなくなるわけです。
ヘアサイクル途中で髪が抜けてしまうのですね。
一方で食欲があまり落ちていない、または、ストレスで食べずにはいられないような方は、今度は栄養素の偏りが問題になります。
デリバリーで脂質や糖質の多いメニューばかり食べていたり、ストレス解消にと糖分たっぷりのスイーツに走ったり、手軽にお腹を満たす食事を!と考えると、圧倒的に炭水化物に偏った食事になりがちです。
糖質の摂り過ぎになりますよね。
すると、頭皮から必要以上に皮脂が分泌されます。
髪の成育を妨げ、抜け毛を増加させる原因となるのです。
睡眠の質が低下
運動不足に、常につきまとう不安感、溜まりにたまったストレス、普段と違った食事内容や、その摂るタイミングにより消化が遅れていたり、消化不良になっていたり、テレワーク等で常にパソコンやスマホのブルーライトを見続けていることで起こる現象、
睡眠の質の低下です。
そもそも遅寝遅起きになっていたり、仮に寝ても、その眠りが浅かったり、悪夢にうなされ、何度も夜中に目が覚めてしまうことの繰り返しだったのではないでしょうか。
すると何が起こるかと言いますと、髪の成育に必要な成長ホルモンが出なくなるのです。
ホルモンは、22時~2時までに質の良い眠りを取ることが鍵になります。
なかなかこの条件をクリアするのは難しいですよね。
恐らく、成長期の子供たちでさえ難しかったかもしれませんからね。
大人なら尚更です。
すると、残念ながら抜け毛をどんどん増加させてしまいます。
過度のストレス
普段からノンストレスで生活するなど難しいかと思いますが、特にこの騒動下では、強烈なストレスにさらされている方も多かったのではないでしょうか。
すると、運動不足のときと同じく、緊張で体が硬直し、血流が悪化します。
更に自律神経が乱れ、ホルモンがバランスも崩れるのです。
女性は、ホルモンの一種である「エストロゲン」により、健やかな髪の成育と質を保っています。
当然、ホルモンバランスが崩れれば、一気に抜け毛が増えますよね。
その他
先に少し触れましたが、一日中パソコンやスマホを見ていると、肩や首がこります。
これらの部位は頭部と繋がっているため、凝り固まり、血流が滞れば、頭皮にも血流が促されなくなります。
これまた、抜け毛を促進させる結果となるのです。
以上より、このステイホーム中いかに髪と頭皮にダメージを与え、抜け毛を増加させていたかお分かりいただけたかと思います。
次に、その解消法をご紹介します!
増加してしまった抜け毛を減らすためには?
前章で、このステイホーム中に抜け毛が増加してしまった理由についてお話ししてきました。
解消法としては、何より凝り固まったり、皮脂が過剰分泌されたことにより、血流が悪化してしまった頭皮を労ってやることが先決です。
もともと動きにくい頭皮に、直接手を触れて、動かすチャンスと言えば、シャンプーの時間ですよね。
この際、時間をかけて、丁寧なシャンプーを行いましょう!
①髪が乾いた状態でブラッシングをし、皮脂汚れを浮かび上がらせます。
②ぬるめのシャワーの湯で全体をよく濡らしたら、マッサージをするように頭皮を洗います。
③適量を守ったシャンプーを手に取り、よく泡立ててから、頭皮にまんべんなく付けます。
④これまたマッサージをするように頭皮を洗います。
⑤最後にぬるめのシャワーの湯で、丁寧に時間をかけて、シャンプーをよく洗い流します。
洗髪後も大切ですよ。
タオルで髪を包み込むようにして、水気を拭き取ったり、保湿剤を塗り、すぐにドライヤーで頭皮から乾かしています。
頭皮が完全に乾き、髪もおおよそ乾いたら、冷風に切り替えて、頭皮と髪をクールダウンさせ、髪にツヤを出させます。
もちろん、セルフで頭皮のマッサージを行っても良いですね。
通販や家電量販店でも、便利な頭皮専用のマッサージ器具が売っています。
肩や首の凝りも、専用のマッサージ器具を使ったり、動画を観てヨガやストレッチを行ってみても良いですね。
体全体の血流がスムーズなれば、必然的に頭皮の血行も促されます。
普段からエレベーターやエスカレーターの混雑を避けて、階段を使うように心掛けるだけでも、代謝がぐっと上がりますよ。
更に通勤を自転車に替えたり、歩く距離を増やしても良いですね。
また体を動かすことで、睡眠の質も向上しますし、食欲が減退していた方も戻ってくるはずです。
今までのステイホーム中に不足しがちだったミネラルやビタミンを、特に注意して摂るように心掛けて下さいね。
すると、荒れていた肌も調子が良くなりますし、もちろん、髪も健やかになりますよ。
それでもやっぱり、抜け毛が気になって仕方がないという方なら、AGA専門クリニックに相談するのも手です。
今は来院しなくても、オンライン診療もできます。必要な薬も処方し、配達してもらえますよ。
第二、第三波に向けて学びを活かして!
残念ながら、新型コロナの治療薬やワクチンは開発途上にあります。
第二、第三波がこないとも言い切れません。
もしも、再び行動制限が起こったなら、今回のステイホーム中に学んだことを活かすべきですよね。
ストレス解消には、オンライン飲み会が一番だった方もいるかもしれません。
逆に、煩わしい人間関係に巻き込まれず、読書をしたり、音楽を聴いたり、映画やドラマを観たり、裁縫や料理にとたくさんご自分のために時間が使えることに喜びを感じた方もいるでしょう。
まずは、どんと構えてストレスを溜めないことが重要です。
ただし、動かないことはよくありませんよ!
ご自分なりに心地の良い体の動かし方を見付けましょう。
早朝のウォーキングやジョギングでも、動画を活用してのダンス等も良いですね。
次に、お風呂の時間も大切にしたいですね。
リラックスして、血流を促しましょう。
更に質の良い睡眠のためには、寝具を新調するのも良いかもしれません。
そして、最後は体の基本は、あなたの食べたものです。
必ず、野菜と果物、海草類を摂ることをお忘れなく!
以上、ステイホーム中に抜け毛が増えてしまった理由や解決法についてお話ししてきました。
これは、この新型コロナ騒動の時に限ったことではありません。
平常時でも、髪のために気を付けないといけないことばかりです。
まだまだはっきりとした解決の糸口が見えない騒動ですが、これを機に、是非、あなたの生活全般を見直してみませんか?
きっと抜け毛が減るだけではなく、普段から疲れている心身にも良い影響を与えてくれるはずですよ。