ヘアケア

手軽で美味しいスープで、美髪・美肌を手に入れよう!女性の白髪や薄毛を改善するスープ健康法とは?

はじめに

美容と健康を考えるなら、まず食生活を見直したいものです。

食生活の乱れは、肥満だけでなく、他の疾患の原因となり、肌トラブルや髪や頭皮のトラブルにもつながります。

食事の内容を改善することで、白髪や薄毛などの悩みを解決し、美しい髪や肌を手に入れることができます。

また、すっきりと気持ちの良い毎日を過ごすためにも、食生活の改善は効果を発揮してくれるでしょう。

ただ、食事作りを張り切りすぎて、結局は挫折してしまうというのもよく聞く話ですね。

この記事では、手軽に続けられる美容食・健康食としてスープのレシピをいくつかご提案します。

いまの食事にプラスしたり、置き換えたりすることで、無理のない食生活の改善が可能です。

和のスープ 味噌汁

まず、ご紹介したいのは「味噌汁」です。

日本の食卓にお馴染みの味噌汁には、大豆を発酵させて作られた調味料・味噌が使われています。

この味噌は、美しい髪を育てるのに効果的な大豆イソフラボンを多く含むため、薄毛や白髪、髪のパサつきに悩む女性におすすめの食材です。

味噌の中でも、特に効果が期待できるのが八丁味噌です。

八丁味噌とは、愛知県岡崎市八帖町(旧八丁村)で生産されている長期熟成させた豆味噌のことを指します。

一般的な味噌は、蒸した大豆に米麹や麦麹を加えて作るのですが、八丁味噌は米麹や麦麹を用いずに、原材料の大豆のすべてを麹にして作られた豆麹を加えて作られます。

大豆だけで作られた味噌であるため、イソフラボンが一般的な味噌よりも多く含まれているのが八丁味噌の特徴です。

それだけでなく、一般の味噌よりも熟成期間が長いのも八丁味噌の魅力です。

じっくり熟成されることで大豆イソフラボンが分解され、アグリコンと呼ばれる配糖体も作られます。

このアグリコンにも育毛効果があります。

八丁味噌の味噌汁というだけで、すでに十分な育毛効果は期待できるのですが、豆腐を入れて一味唐辛子(七味やキムチなどでも大丈夫です)を加えるとさらなる効果が期待できます。

大豆イソフラボンは唐辛子に含まれるカプサイシンと一緒に摂取すると育毛効果のある「IGF-1」という物質が増加します。

この「IGF-1」には、毛母細胞を活性化させる働きが期待できます。

そのため、発毛を促進させると同時にヘアサイクルの成長期が長期化するため、髪の寿命が長くなると言われています。

いつもの味噌を八丁味噌に変えて、唐辛子を一振りする習慣を取り入れると良いでしょう。

洋のスープ コンソメ風味の野菜スープ

唐辛子入りの味噌汁に飽きたとき、作ってほしいのはコンソメ風味の野菜スープです。

ビタミンをはじめとする栄養たっぷりの野菜スープも薄毛改善に役立つことがよく知られています。

玉ねぎ、トマト、セロリ、ピーマン、キャベツが基本の材料ですが、ブロッコリー、にんじん、長ネギ、にんにくなども加えましょう。

作り方は簡単です。材料を全てぶつ切りにして、コンソメでぐつぐつ煮込むだけです。

最後に育毛効果のあるブロッコリースプラウト(ブロッコリーの新芽)を加えても良いですね。

このスープが優れているのは、さまざまな野菜の栄養素を手軽に摂取できるところです。

ダイエット効果の高い「脂肪燃焼スープ」と基本的には同じレシピなので、体重増加が気になる時期は野菜のみのスープの日を設けましょう。

デトックス効果があるので、体がスッキリします。

押し麦を入れたり、お肉を入れたりして、ボリュームをアップすれば、この一品で立派な食事になります。

自炊する手間や時間がないという人も、このスープなら毎日続けることができます。

あっさり味に飽きたら、オリーブオイルを食べる前に垂らしてみて、コクを加えても良いでしょう。

先ほどご紹介した八丁味噌を少し加えて「味変」してみると、味噌汁とはまた違った「ミソスープ」として楽しめます。

手羽先と野菜のカレー風味スープ

インドには薄毛の人が少ないと言われていますが、その背景の一つに食事が挙げられます。

カレーなどのインド料理に欠かせないスパイスには育毛促進効果があることが指摘されています。

スパイスの効いた料理は、体内の新陳代謝を活性化させます。

特にターメリック、サフラン、ナツメグなど、カレー作りに欠かせないスパイスには頭皮や毛根、毛乳頭細胞の働きを活発にする働きがあります。

カレー作りというと、少し身構えてしまいますが、お肉と野菜を煮込んで作ったスープにカレー粉を加えたカレースープなら手軽に作ることができます。

長ネギ  ・・・・・・2本
セロリ  ・・・・・・1本
タマネギ・・・・・・・1個
ショウガ(皮付き)・・半分
手羽先     ・・・5〜10本
塩       ・・・少々
黒コショウ   ・・・少々
カレー粉    ・・・少々
だししょう油  ・・・少々
コンソメキューブ・・・1個

1、大きな鍋にたっぷり水を入れて、コンソメキューブと適当に切った野菜(長ネギ、セロリ、新タマネギ)、ショウガ(薄くスライス)と、水でぬめりを取った手羽先を鍋に入れる。

2、弱火で1〜2時間ほど煮込み、塩、黒コショウ、だししょう油、カレー粉を少々入れる。

カレー粉は、すでにブレンドされたものでかまいませんが、自分でスパイスを調合しても良いでしょう。

手羽先をぐつぐつと煮込むことで、美肌、美髪効果の高いコラーゲンたっぷりのスープができます。

コラーゲンは頭皮環境を整えて、髪を太くする効果があると言われています。

手羽元や手羽中からもコラーゲンたっぷりのスープが取れるので、代わりに使っても良いでしょう。

スパイスだけでなく、生姜や黒胡椒にも体を温めて新陳代謝を促す成分が含まれています。

また、鶏肉の良質なタンパク質も丈夫な髪を作る大切な栄養源です。

いつものスープにトッピングするだけで効果アップの「ちょい足し食材」

すでに汁物を取り入れて毎日の献立を考えている人に、育毛効果の高いちょい足し食材をご紹介したいと思います。

すでにご紹介した八丁味噌、唐辛子、ブロッコリースプラウト、カレー粉、生姜はいずれも頭皮や髪に良い影響を与える調味料・食材なので、他のスープにも応用して取り入れてみましょう。

美容効果だけでなく、風味を変えたり味に深みをだしたりすることができるので、飽きずにスープ生活を続けるために活用してみてください。

他にも、黒ゴマ(すりゴマ)やナッツも育毛効果が高いと言われている食材です。

スープの仕上げに取り入れていましょう。

そして、先ほどご紹介した味噌汁や野菜スープに加えてほしい食材の一つが、サバやイワシの水煮缶です。

イワシやサバなどの青魚には、薄毛に効果があると言われているEPA(エイコサペンタエン酸)やDHAをはじめ、動物性たんぱく質、ミネラル成分、ビタミンB群など健康的な髪を育てるために必要な栄養素が数多く含まれています。

水煮缶は手軽に利用できるというだけでなく、生の魚を調理するよりも健康・美容効果が高いと言われています。

味噌汁や野菜スープが出来上がったところで、水煮缶の中身を汁ごと入れて味を整えましょう。

ボリュームのあるおかずスープになります。

おわりに

今回の記事では、健康で美しい髪の毛を育てるのに効果的な三種類のスープをご紹介しました。

(1)八丁味噌を使った豆腐と唐辛子の味噌汁
(2)複数の野菜をコンソメで煮込んだ野菜スープ
(3)手羽先と野菜のカレー風味スープ

この三つのスープを基本として、それぞれ味を変えたり、黒ゴマやナッツ、青魚の水煮缶を加えたりしてアレンジしてみましょう。

薄毛に悩んでいる人だけでなく、ダイエットしている人や肌荒れに悩んでいる人にもおすすめのスープ健康法。

明日からぜひ試してみてください。