今やほぼ皆さんが持っているであろうスマートフォンは、毎日の生活に絶対的に欠かせないアイテムでもあります。
誰かと連絡を取り合うことだけでなく、ちょっと調べ物をしたい時にもすぐに検索が出来て非常に便利です。
また、移動中などの隙間時間にゲームをしたりする方もいるでしょう。
手元から無くなってしまうと、不安になるどころかパニックにもなってしまいそうな程に大きな存在となっているスマホ…。
個人情報も沢山含まれていますから、当然と言えば当然でしょう。
今やスマホ依存という言葉も珍しくない世の中ですが、実は薄毛の原因を招く恐れがある事をご存知でしょうか?
今回はスマホはなぜ薄毛に関係があるのか、ご紹介していきます。
スマホを使用する事によって健康被害が増加傾向にある
皆さんがスマホを使用する時、一番に身体に良くない部分として思い浮かぶのは眼でしょうか。
眼・首・肩・手といった部分別に例を挙げていきます。
眼
眼はとても分かりやすいかと思いますが、スマホを見続ける事によって視力の低下が避けられません。
スマホの画面からは、ブルーライトが発せられています。
テレビ画面などにも言えることですが、ブルーライトは視力の低下を促進させる可能性が高いと言われているのです。
ですから、そのブルーライトを軽減させる為にブルーライトカット眼鏡やフィルムを使用して、眼を守るという方も多くいるのです。
またスマホは手に持って画面を見ることが殆どですから、より一層、疲れ目になりやすいのです。
首・肩
スマホ首という言葉を聞いたことがある方もいらっしゃるでしょうか?
いつもスマホ見る時、自分がどのような態勢になっているか気にしたことがあるという方は少ないと思います。
しかしスマホを見る時に態勢こそがスマホ首を引き起こしているのです。
ストレートネックとも呼ばれており、首や肩がパンパンに張っていたり凝っている状態です。
場合によっては、しびれを感じる時もあり、また頭痛にも繋がる原因となっています。
スマホを背筋を伸ばして見る方はあまり見かけませんよね?
どちらかと言うと、画面を覗き込むような前かがみの態勢になります。
頭はとても重たいですから、前に下がる状態を支えている首は、とてつもない負荷が掛かっていると言えるのです。
リンゴのつまようじを刺して、つまようじでだけを持ってみると分かりやすいでしょうか。
それだけ重い頭を幾度となく支えているのですから、支障が出てしまうことも納得できるはずです。
手
手はスマホを持ったり操作したりと、欠かす事の出来ない部分です。
この手…実は腱鞘炎を招いてしまう時もあるので、注意が必要なのです。
腱鞘炎と聞くと、職業病だとか子育て中に赤ちゃんを抱っこしている時に起こりやすいと耳にした事がある方もいるでしょうか。
特にスマホの操作は親指を使って行う場合が多いために、親指の付け根などを痛めるケースが多いようです。
親指以外の4指もスマホを支えているので、同様に痛めることもあるようです。
ここまで、スマホを使用する事で身体に起こり得る代表的な不調を取り上げてみました。
以上の点から、特に気を付けなくてはならない点があったことに、お気づき頂けましたでしょうか?
そうです…血行不良を招く原因がスマホの使用には隠されていたのです。
首や肩の凝りからお分かりの通りで、血液の循環が滞ることで一番栄養分を送り届けたい頭皮に必要な成分を送り届けられなくなってしまうという訳なのです。
こうした点から、スマホの使い方によっては薄毛を招く原因になりかねないといえるでしょう。
また眼の疲れに関してですが、夜眠る前にスマホを見てから寝ているという方もいるでしょうか。
電気を点けている寝室でも、明かりを落とした寝室でも寝る前にスマホの画面を見ることで不眠も招いています。
睡眠不足ともなると、血行不良になるだけではありません。
質の良い睡眠が取りづらくなってしまう可能性が高まるので、ホルモンバランスが乱れる原因ものなります。
元来、睡眠している間は多くの成長ホルモンが分泌されると言われています。
一度は聞いた事がある方もいらっしゃるでしょうか。
ゴールデンタイムという言葉もあり、一説には夜の22時から深夜2時までの間が美肌を招くと言われています。
すなわち、成長ホルモンが沢山分泌されやすいとされているので、この時間にはぐっすりと眠っている事が好ましいのでしょう。
眠りたい気持ちはあるけれど、色々とやらなくてはいけない家事もあり、いつも眠る時間が遅い方もいるのは当然です。
ですが、眠れない原因は忙しさだけに止まりません。
もうお気づきの方もいらっしゃるでしょうか…
そうです、ストレスによって睡眠が困難になってしまうケースも多いのです。
特に現代はストレス社会と言われています。
昔に比べてやるべき事が増過ぎて、手に負えないという状況も見られます。
女性の場合ですと、特に家庭を持っているケースでは仕事と家事に育児とのバランスが程よく取れずに1人で不満を抱え込んでしまいストレス過多を引き起こすという事も考えられます。
また、スマホの普及により必要以上に情報を得る事がいとも簡単に出来てしまうので、スマホ依存の状態となり眠る直前までベッドの中でスマホで知りたい情報を検索しては読みふけってしまうケースもあります。
すると、眼が冴えてしまったりと睡眠の妨げになるのです。
こうして、日常生活で抱えているストレス以外にも、思う様に眠れないストレスも生じる事もあったりするというのは、頭皮の環境が悪くなる可能性が高まるのでしょう。
睡眠中にホルモンが沢山分泌されると先に触れましたが、ホルモンのバランスは髪の成長に大きく関わっています。
特にストレスによって乱されることが多いので、髪が生えたり休止したり退行期を迎えるという髪のサイクルを狂わせる原因にもなりかねません。
髪が抜け落ちた毛穴からは次に生えてくるべき髪の毛が成長する訳ですが、その期間が必要以上に長めだったりします。
また、やっと生えてきたと思ってもコシやハリのない細くて頼りない髪質で、あっけなく抜け落ちやすいという症状も起こるのです。
以上の点から、スマホの使い方によっては薄毛を招くと言えるのではないかと思われます。
まとめてみると、スマホがなければいいのではないか!という結論に至るでしょうか。
しかしながら、これだけの必需品を手放すというのは実に難しい問題です。
ならばスマホの使い方に気を付けていくしか道はないと言えます。
いつもの様に画面を覗き込んでしまう癖を気を付けて、姿勢を正して画面を見るようにしたり、使用時間を短く区切ったりする事が大切でしょう。
思っている以上に眼を酷使しているという実感がない方も多いです。
ですから眼を休ませる時間を確保していくべきです。
至近距離でスマホを見続ける事によって引き起こす、スマホ老眼の回避にも繋がります。
そして、眠る前にはスマホを手に届きやすい場所に置かないようにする工夫をすることも大切です。
世の中の技術進歩により、便利なスマホは多くの方に使われています。
その一方で、健康被害に苦しんでいるというデメリットも増えています。
一度薄毛になってしまうと、改善していくのは本当に長い戦いです。
そうならない為にも、これまでの自分の行いを顧みて将来の自分が悲しんでいる姿を回避させるべくスマホの使い方を見直してみてはいかがでしょうか。