シャンプーしたときに髪の毛が抜けるのはなぜ?
シャンプーのときの抜け毛を気にしている人もいるのではないでしょうか。
抜け毛の本数が人と比べて多いのか、気になりますよね。
そこで、シャンプーしたときに髪の毛が抜けるのはなぜなのか、その真相についてご紹介します。
ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
Contents
1日で抜ける量
一般的に、髪の毛が自然に抜け落ちるのは、1日におよそ100本程度といわれています。
そのうち、シャンプーの時に抜ける髪の毛はおよそ30~60本程度といわれ、
1日に抜ける本数から考えると、シャンプーのときに1日に抜ける髪の毛の半数が抜けているといえます。
もし、平均以上の本数が抜けているようであれば、何らかの原因が考えられる可能性もあります。
シャンプーしたときに髪の毛が抜けるのはなぜ?
では、そもそもシャンプーのときに、なぜ髪の毛が抜けるのでしょうか。抜ける原因について見ていきましょう。
1.自然
髪の毛には寿命があり、髪の毛は一定のサイクルで生え変わっています。
成長が終わった髪の毛がシャンプーの刺激によって抜けたり、抜けるときに周りの髪の毛も一緒に抜けることもあります。
シャンプーで洗うことが原因になっているわけではなく、自然に抜けているだけなので、心配はいらないでしょう。
2.シャンプー
自分に合っていないシャンプーを使い続けることで、髪の毛が抜けてしまうかもしれません。
洗浄力の強いシャンプーを使っていたり、脂性肌なのにオイルが含まれたシャンプーを使ったりしていると、頭皮トラブルの原因になります。
また、シャンプーの時に汚れをしっかり落とそうと、力強く洗ったり、爪を立てて頭皮を洗ったりしている人もいるかもしれません。
頭皮を強くこすったり、髪の毛に強い力が加わると、髪の毛が抜ける可能性もあります。
シャンプーするときは力強く洗わずに、指の腹で優しく軽い力で洗うようにしましょう。
3.生活習慣
人はストレスを感じると、自律神経が乱れ、血管が収縮して血流が悪くなります。
血流が悪くなると髪の毛の成長に必要な栄養素が髪の毛まで届かなくなり、髪の毛の成長を妨げてしまいます。
また、ストレスの蓄積によってホルモンのバランスが乱れて、髪の毛がへたり、食生活の乱れや睡眠不足、運動不足なども、髪の毛が抜ける原因になります。
ストレスを溜め込まず上手に発散し、健康的な生活を心掛けることが大切です。
4.病気
髪の毛が抜けるのには、AGA(男性型脱毛症)やFAGA(女性男性型脱毛症)などの脱毛症の可能性もあります。
ヘアサイクルの乱れにより、成長していない髪の毛が、シャンプーの刺激によって抜け落ちることもあります。
毛根の形
シャンプーのときには、抜けた毛量が気になりますが、毛根の形も注意が必要です。
髪の毛はヘアサイクルがあり、ヘアサイクルによって髪の毛は生え変わっています。
成長が終わって抜けた髪の毛と、そうでない髪の毛には、毛根の色や形などが異なります。
毛根が白くなっていたり、毛根の先端がぷくっとふくらんでいる場合は、正常な抜け毛です。
しかし、毛根が黒かったり、毛根の先端がゆがんでいたり、
皮脂が付いてベトベトしている場合は、異常な抜け毛の可能性があります。
抜けた髪の毛の毛根をチェックしてみて、異常な抜け毛の特徴がみられた場合には、脱毛症が原因かもしれません。
シャンプーや生活習慣の改善だけでは抜け毛の改善にならないので、病院で専門医に診療してもらうといいでしょう。
シャンプーのポイント
シャンプーは、健康的な髪の毛が育つように頭皮を清潔にする役割があります。頭皮の汚れや余分な皮脂などを洗い流し、かゆみや抜け毛、フケなどの頭皮トラブルを予防することができます。しかし、誤ったシャンプーの方法は、逆に抜け毛の原因になります。シャンプーするときには、次のようなポイントに注意しましょう。
1.優しく洗髪
シャンプーの洗い方がとても重要です。
髪の毛や頭皮に優しいシャンプーを使っても、爪を立てて強い力でゴシゴシ洗えば頭皮が傷つき、最悪の場合炎症を起こしてしまいます。
シャンプー前には、まずはしっかりとブラッシングします。
髪の毛が長い人は毛先から順に、ブラッシングしていきましょう。
ブラッシングのあとは、ぬるま湯で予洗いをします。
ぬるま湯だけの予洗いだけで、髪の毛や頭皮の約7割の汚れが落ちると言われています。
ぬるま湯で髪の毛と頭皮をしっかり予洗いしておきましょう。
シャンプー前にしっかりと汚れを落としておくことで、シャンプーによる頭皮への刺激を軽減することができるでしょう。
シャンプーは手でしっかりと泡立ててから、髪の毛に付けます。
指の腹を使って優しく洗います。最後は、洗い残しやすすぎ残しのないようしっかりとすすぐようにしましょう。
また、シャンプーは基本的に1日に1回で十分です。
スポーツでたくさん汗をかいた場合を除き、シャンプーは1日に1回にしましょう。
1日に何回もシャンプーをすると、必要な皮脂まで除去され、頭皮が乾燥し、
フケが発生したり、抜け毛の原因になることがあります。
2.ドライヤーで乾かす
濡れたままの頭皮は、雑菌が繁殖しやすくなっています。
雑菌が増えれば頭皮トラブルを起こし、抜け毛にもつながります。
また、濡れた髪の毛はキューティクルが開いていて、非常に傷みやすくなっています。
そのため、髪の毛を乾かさずに寝るのだけは避けましょう。
シャンプー後はしっかりとタオルドライして、ドライヤーを使って乾かします。
毛先からではなく頭皮から乾かすようにするときれいに髪の毛を乾かせます。
ブラシを使いながら乾貸している人もいますが、濡れた髪の毛にブラッシングすると頭皮や髪の毛の負担になります。
しっかりと乾いたあとにブラッシングするようにしましょう。
ドライヤーの熱を直接当てると熱によりダメージを与えてしまうので、髪の毛から少し離し、根元から毛先に向かって温風を当てるようにしましょう。
3.シャンプー選び
顔や腕と同じように頭皮も肌です。
肌質は人それぞれ異なるので、自分の頭皮に合ったシャンプーを選ぶことが大切です。
敏感肌の人が強い洗浄成分の入ったシャンプーを使うと、刺激で頭皮トラブルになるかもしれません。
シャンプーを選ぶときには、刺激の強い化学成分が入ったシャンプーは使用しない方が無難です。
新しいシャンプーを選ぶときには、売り場の人に相談したり、周りに使用者がいれば情報を収集してから使う方がいいでしょう。
使ってみて肌に合わないと感じたときには、すぐに使用を中止し、成分をチェックしておけば、自分に合わない成分がわかるようになるかもしれません。
「オーガニックシャンプー」や「低刺激シャンプー」には、天然由来成分が配合されています。
これらのシャンプーには、頭皮を健康に保つために効果的な成分が配合され、比較的低刺激に作られています。
シャンプーを選ぶときには、肌に優しいタイプを選ぶようにしましょう。
まとめ
シャンプーしたときに髪の毛が抜ける原因とシャンプーするときに注意してほしいポイントについてご紹介しました。
頭皮は顔や腕などと同じ肌です。
人によって肌質は異なるので、人によって合うシャンプーと合わないシャンプーがあります。
この記事を参考に、シャンプーや洗い方を見直してみてはいかがでしょうか。