髪の毛のボリューム不足で思い通りのヘアスタイルが決まらないと、悩んでしまいますね。
抜け毛の増加や薄毛の兆候が見られたら、普段使っているシャンプーを育毛シャンプーに変えようと思う方も多いのではないでしょうか。
最近では、女性用の育毛シャンプーも、市販品やプロ仕様のものまで、多種多様となっています。
適切なシャンプーを選んで、薄毛の進行を防ぎましょう。
Contents
育毛シャンプーの役割
・頭皮の汚れや余分な皮脂をしっかりと落として、毛穴の詰まりを防ぐ
・頭皮が乾燥する時は、皮脂を落とし過ぎない
・頭皮の血行を促して健康な髪の毛を育てる
女性のための育毛シャンプーは、頭皮環境を整えて抜け毛を減らし、健康に髪の毛を成長させるための成分が含まれています。
育毛シャンプーを選ぶ時のポイント
・「女性用」と明記されているシャンプーを選ぶ
男性用の育毛シャンプーは、洗浄力が強く頭皮の刺激になってしまうことがあります。
「女性用」と明記されているシャンプーは、洗浄成分が優しいので、皮脂を落とし過ぎず、女性の髪の毛や頭皮を優しく洗い上げます。
・頭皮のタイプ別に選ぶ
女性の薄毛は、頭皮の状態によって、シャンプーの選び方も変わってきます。
乾燥やベタつき、フケ等の頭皮トラブルを感じる場合は、オイリー肌や乾燥肌の可能性があります。
オイリー肌の頭皮の特徴
オイリー肌は、皮脂の過剰分泌や大きなフケの発生がみられるのが特徴です。
シャンプーから1時間ほどで皮脂の分泌が確認出来ます。
洗浄力の強すぎるシャンプー剤の使用によって皮脂が極度に乾燥してしまうと、皮脂が過剰に分泌される場合があります。
また、シャンプーやヘアケア剤が落とし切れていないことや、すすぎ残しも頭皮のベタつきの要因です。
乾燥肌の頭皮の特徴
乾燥肌は、カサカサの白い小さなフケが出やすいのが特徴です。
生活習慣の乱れやストレスによって、頭皮のバリア機能が低下し乾燥します。
シャンプーを頻繁にしすぎるのも、頭皮の乾燥の要因になります。
女性の育毛シャンプーの選び方
薄毛に悩む女性の、育毛効果のあるシャンプーの選び方は、どのようにすれば良いでしょうか。
洗浄成分について
女性の頭皮は、男性の頭皮と比較して乾燥しやすくなっています。
洗浄力が強いシャンプーの使用は避けましょう。
「アミノ酸系」や「ベタイン系」の洗浄成分がおすすめです。
皮膚や髪の毛を構成するアミノ酸と同じ成分で出来ているため、低刺激で髪の毛や頭皮を優しく洗い上げるのが特徴です。
保湿効果もあるため、髪の毛がしっとりとし、頭皮環境を整えてフケやかゆみも押さえます。
配合成分について
<キャピシル>
育毛シャンプーの中には、育毛成分の「キャピシル」を配合している商品があります。
キャピシルは、医薬品としては認められていませんが、ミノキシジルの3倍の育毛効果があるとも言われていて、副作用の心配もない事から注目されています。
<ピロミジロール>
「ピロミジロール」は、5つの成分から調合されている、育毛効果が期待されている成分です。
医薬品として効果が認められている「ミノキシジル」の分子の一部から出来ています。
ピロミジロールの主成分は「ピロリジニルジアミノピリミジンオキシド」です。
<ホホバオイル>
「ホホバオイル」には、頭皮の毛穴の詰まりを浮かせて流す効果があります。
皮脂分泌量を整えて頭皮環境を健康に保ち、髪の毛の成長を促します。
頭皮環境が気になる場合は、ホホバオイル配合のシャンプーがおすすめです。
ノンシリコン
「シリコン」には髪の毛をまとまりやすくしたり、きしみを防いで指通りをよくして摩擦を軽減する役割があります。
髪の毛の表面のキューティクルをコーティングするため、なめらかでツヤのある印象になりますが、髪質そのものが改善されるわけではありません。
また、頭皮の毛穴のつまり等の頭皮トラブルの原因にもなりますので、「ノンシリコン」のシャンプーがおすすめです。
無添加
市販のシャンプーの多くは、髪の毛の手触りや香りを良くするために、添加物が含まれています。
添加物の中には刺激が強かったり、アレルギーを起こしたりと、頭皮や髪の毛にトラブルを起こしてしまうものがあります。
「無添加」と表示されているシャンプーには、添加物が一切含まれていない訳ではありません。
ですが、無着色、無香料でアレルギーを起こしやすいとされる旧指定成分が含まれていない場合が多いです。
薄毛に悩む人や頭皮が敏感な人には特に、「無添加」と表示されているシャンプーをおすすめします。
商品のパッケージに「無添加」と表示されている場合は、
・着色料
・香料
・防腐剤
・品質安定剤
・アルコール
等の中で何が含まれていないのか、成分表をしっかりと確認して、自分の体質に合ったシャンプーを使用する事が大切です。
育毛シャンプーの使い方のポイント
髪の毛と頭皮のために、育毛に効果的な洗浄成分や配合成分のシャンプーを選べたら、正しい使い方をしましょう。
使い方を間違えると、育毛効果を十分に得られない可能性があります。
1.ブラッシング
シャンプーの前に必ずブラッシングをします。
髪の毛のもつれをほどき、ホコリを取り除いて汚れを浮かせて落としやすくします。
先に毛先のもつれをほどいてから、頭髪全体を丁寧にブラッシングしましょう。
頭皮の血行を促進し、マッサージする効果もあります。
2.お湯で洗う
髪の毛と頭皮の全体を濡らし、お湯だけで予洗いをします。
予洗いで汚れの7~8割は落ちるとも言われていますので、シャンプー剤の付けすぎ防止も期待出来ます。
3.シャンプーをする
手のひらにシャンプー剤をのせたらよく泡立てます。
頭皮に優しいアミノ酸シャンプーの洗浄成分には、泡立ちの良くないものもありますので、しっかりと手のひらで泡立ててからシャンプーします。
数か所に泡をつけたら、頭皮を動かすようにマッサージしながら洗いましょう。
爪を立てず、指の腹で優しく洗うように心がけてください。
4.お湯でよくすすぐ
シャンプーの泡が残らないように、時間をかけて丁寧にすすぎます。
すすぎ残しは頭皮のトラブルに繋がりますので、しっかりとすすぎましょう。
5.なるべく早く乾かす
優しくタオルドライした後、ドライヤーで乾かします。
髪の毛から少し離してドライヤーを当て、温度を調節しながら素早く乾かしましょう。
シャンプー後は、なるべく早く乾かすことが大切です。濡れた髪の毛はキューティクルがはがれやすい状態になっています。
雑菌の発生によるトラブルも考えられますので、濡れたまま眠ることは避けましょう。
まとめ
薄毛でヘアスタイルが決まらないと悩む女性は、使用するシャンプー剤を見直してみましょう。
頭皮を清潔にしたいからと、刺激の強いシャンプー剤を使うことは避けたいです。
頭皮環境にやさしい育毛シャンプーを選びましょう。
育毛シャンプーはすぐに効果があらわれるものではありませんが、頭皮を清潔に保ち頭皮環境を整えることで、健康な髪の毛の成長に繋がります。