海藻を食べると髪が早く伸びるとか、増える、黒くなるということが言われていますが、これはあながち間違いではありません。
海藻には髪の毛の合成に必要な成分がたくさん含まれており非常に髪の健康と成長に良い効果をもたらしてくれます。
また海藻だけでなく魚介類にも髪の毛に必要な栄養素がたくさん含まれています。
今髪のことでお悩みの方はぜひ海鮮類の食べ物に注目してほしいです。
Contents
豊富な海の幸が髪の毛を成長させる!
青魚類
DHC EPA
青魚には髪の毛に良いDHC,EPA、といった中性脂肪を減らし悪玉コレステロールを減らす作用があります。
DHCやEPAによって悪玉コレステロールが減った血流はサラサラになり血管をくまなく流れやすくなります。
特に頭皮の毛細血管は血流が悪くなりやすいのですが、青魚の成分によって頭皮の毛細血管にまでしっかり血液が行き渡り髪の毛の成長を促します。
また中性脂肪を減らしますので皮脂の過剰分泌を防ぎフケなどの症状や頭皮のベタつき、かゆみなども抑える効果があります。
動物性タンパク質
青魚の身は豊富なタンパク源になります。髪の毛の主成分もタンパク質のため青魚を食べることで髪の毛の原料も手にすることができます。
ミネラル成分
青魚に含まれるミネラル成分は髪の毛を作る際タンパク質との合成を手伝う重要な関節成分です。
しかしミネラルの成分が不足するとタンパク質がうまく合成できず髪の毛は生成されづらくなります。
そのためミネラルはとても大切なものなのです。
ビタミンB群
さらに青魚にはビタミンB群が含まれています。ビタミンB群とはビタミンB1、B2、B6、B12、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチンの計8種類のことを言います。
これらは食べたものの栄養素をエネルギーとして使うために代謝を良くする働きがあります。細かく見ていくと
ビタミンB1
疲れや乳酸などの疲労物質を摂るために必要な栄養素で食欲不振や不安感などにも効果的です。
髪の毛は様々な栄養素を取り入れなければいけないため特に食欲不振は致命的です。
また不安感を取り除く効果があるためストレスを溜めすぎないで済む栄養素でもあります。
ビタミンB2
ストレスを強く感じた時にストレスからくる充血や肌荒れ、抜け毛などの症状を抑える作用があります。
ビタミンB6
倦怠感をとったりアレルギー症状を抑えたり精神的に落ち着かせたりといった作用があります。
アレルギー症状を抑えることでアレルギー性の皮膚炎などを抑え頭皮環境を整えたり、精神的に落ち着かせる作用によって自律神経を整え血行改善や女性ホルモンの分泌も活発にしてくれます。
このように青魚に含まれる栄養素だけでも髪の毛に非常に良い効果が期待できます。
海藻類
海藻で髪の毛が増えたり、太くなったり、黒くなるといったことが言われていますが、それは半分当たっています。
海藻には食物繊維をはじめミネラルやビタミン、カロテン、ビタミンB群、カルシウム、カリウム、ヨウ素、亜鉛、フコダインなどが豊富に含まれています。
これらの成分は髪の毛を0から作り出すことができませんが、しかしタンパク質と合成することで髪の毛の主成分となるケラチンタンパク質を作り出すことに欠かせない栄養素です。
海藻類に含まれるネバネバが髪に効果
免疫力強化で髪の毛を守る
特に海藻独自のネバネバ感のある成分はフコダインと言って、免疫力を高める作用があります。
フコダインが持つナチュラルキラー細胞は体内や頭皮に侵入したウイルスを撃退したり、がん細胞を攻撃し体を病気から守ったりします。
それと同時に体や頭皮に交代を作るため免疫力も向上していきます。
またフコダインは外側から髪の毛に直に塗布することでキューティクルを補修したり抜け毛やフケ、頭皮のむくみなど頭皮環境を改善すると注目されています。
血圧を抑え高血圧予防
海藻類には体内に摂取することで高血圧を抑える働きがあります。
特にカリウムやフコステロールなどといった成分が血圧を抑え、またアルギン酸は体内のナトリウムと結合し体に必要のない成分や毒素を体外へ排出する作用があります。
ホルモンバランスを整え髪の成長を促進する
海藻類に含まれるヨウ素は髪の成長を促す作用があります。
ヨウ素は甲状腺ホルモンに必要な成分でホルモンバランスを整え髪の毛や体の各所の成長を促します。
また基礎代謝が活発になり髪、肌が美しくなる効果があります。
貝類
貝類にも髪の毛の合成に必要なミネラル成分である亜鉛、鉄、カルシウム、マグネシウム、カリウムなどが豊富に含まれています。
魚介類、海藻類を美味しく食べるための料理
これらの栄養素が非常に髪の毛に良い働きをしてくれるのは理解していただいたと思います。
今度はそれを美味しく食べるための料理をご紹介します。
青魚
青魚といえばイワシ、サンマ、アジ、サバなどがあり、どれもこれも栄養満点な魚たちです。
そこでここではなかなかイワシのアレンジレシピを食べたことがない方も多いと思いますのでイワシの料理をご紹介しましょう。
イワシの蒲焼き丼
イワシの蒲焼き丼は脂肪燃焼作用、脂肪の吸収を防いでくれる効果があります。また青魚の栄養素も豊富で髪の毛にとても良いです。さばいたイワシを調味料とともにフライパンで約だけでイワシの蒲焼きが完成、あとはご飯やサラダに乗せいて丼風にいただきます。
準備するもの、イワシ2/1、塩少々、生姜の絞り汁少々、胡麻油適量、長芋70g、梅干し一個
レタス、ミニトマト、白ごま少々。
海藻類
海藻サラダ
海藻サラダなら色々な海藻を取り入れて作ることができ、非常に良い健康食となります。
準備するものは海藻(わかめ、昆布、めかぶ、)、豆腐、レタス、豆腐などを準備し、食べる時にお好みのドレッシングをかけるだけ。
少し海藻から話がそれますが、一緒に添える豆腐にも髪の毛に非常によい植物性タンパク質が含まれており、さらに豆腐は大豆製品ですから女性ホルモンであるエストロゲンの代用成分であるイソフラボンが含まれており、女性の髪の毛に非常に良い効果があります。
魚介類
貝類の中でも髪の毛に注目した貝を選ぶなら牡蠣が有名です。
牡蠣には豊富な亜鉛が含まれているため髪の毛の主成分となるケラチンタンパク質への合成を助ける働きがあります。
また亜鉛はホルモンバランスも整えてくれるため女性は重宝したほうが良い食べ物です。
牡蠣のガーリックソティ
牡蠣といえば生で食べるかカキフライが有名ですが、今回は少しひねりをいれてガーリックソティにしました。
準備するものは牡蠣180g、洗浄用の水、洗浄用の塩、片栗粉大さじ2、にんにく1片、オリーブオイル大さじ1、有塩バター10g、醤油小さじ2/1、塩ひとつまみ、黒胡椒ひとつまみ、パセリ、サニーレタス
にんにくを薄切りにし、ボウルに牡蠣、塩、水(洗浄用)をいれて良くもみ、ぬめりや汚れを落としていきます。
次にキッチンペーパーで牡蠣の水気をとり片栗粉をまぶしていきます。
中火にしたフライパンに準備していたオリーブオイルとバターとにんにくをいれて炒めます。
にんにくの小おばしい香りがしたら牡蠣をいれて中火で3分ほど炒めます。
これはかなりおすすめなので作り方まで細かく書いてしまいましたが、ぜひ試してみてください。
まとめ
海の幸だけでも髪の毛を健康的に成長させ黒く美髪を作り出すことができます。
私の主観ですが海の近くに住んでいる人ほど髪の毛が多く見えるのは気のせいでしょうか。
おそらくそれは海の幸を日常的に食べているからなのでしょう。