女性も男性も30代を過ぎると、どうしても髪の毛の量や太さが気になってくるものです。
男女ともに30代から「髪の毛が気になる」という声が増えていきますね。
そこでみなさんがネットなどて調べ始めるのが【スカルプケア】です。
最近では「スカルプケア」と言う言葉を良く聞くようになりましたが、商品名ではなく「スカルプケア」とは、スカルプ→頭皮の事を指しており、ケア→保護といった意味が合わさっているのです。
「スカルプケア=頭皮のお手入れ」という意味の言葉になります。
育毛や発毛という髪の毛を生やすことや、育てたりするために使われる意味の言葉ではないのです。
「頭皮をお手入れして、頭皮環境を整える」という意味で使われているのです。
スカルプケアをオススメする症状
薄毛が気になっている方以外にも、次のような症状がある場合もスカルプケアがオススメです。
1.フケが気になりはじめる
2.髪の毛がパサパサに乾燥してきた気がする
3.頭皮が乾燥してきた
4.頭皮が硬くなってきたように感じる
5.頭皮の臭いがある
6.髪の毛のハリがなくなっている
これらの症状が気になりはじめてきたら、意識すべきサインになります。
スカルプケアに大切なこと
ここからは「スカルプケア」を行なうにあたって、実際何をすればよいのでしょうか?
頭皮の汚れを落とす
頭皮は体の中でも、新陳代謝が活発な部位のひとつになります。
フケなども頭皮の新陳代謝の際に剥がれた古い角質のことです。
フケ自体が汚いわけではないですが、溜めすぎることで、雑菌の繁殖の元になり兼ねません。
また、皮脂も溜まったまま放っておくことで、炎症を引き起こす可能性もあります。
スカルプケアの第一歩は頭皮の汚れを落とす事がとても大切になりますので、そこから始まります。
スカルプシャンプーで洗う
スカルプシャンプーとは何なのか分からないという方が多いのではないでしょうか。
スカルプシャンプーとは→頭皮環境を整えるために使うシャンプーのことをいいます。
シャンプー時に頭皮で分泌される皮脂の量を調整しながら、髪の毛が育ちやすい土壌を作るためのシャンプーのことなのです。
一方で、一般的なシャンプーは洗浄力が強かったり、弱かったり様々です。
洗浄力が強いと必要以上に皮脂を取り除てしまうため、頭皮環境が著しく悪くなってしまうのです。
洗浄力が弱くても頭皮の汚れが取り除けないのは意味がありません。
このような理由から、スカルプケアには専用のシャンプーになります。
髪の毛に必要な栄養を摂取
栄養は髪の成長に不可欠です。
最近、ハリやコシ、ボリュームが気になる方は、栄養が不足している可能性が高いのです。
そこで、栄養不足を補うために必要なのは育毛剤になります。
しかし、育毛剤は一時的なものであるため、本来は食事によって摂取が好ましいでしょう。
髪に必要な栄養とは?
髪の90%はケラチンから出来ていますね。
しかし、このケラチンは食事から摂取することは出来ないのです。
ケイ素を多く含む食品
ケラチンはアミノ酸が集まって出来ているのです。
また結びつきを強めるのに「ケイ素」が必要になります。
ケイ素を多く含む食品として
・穀類(からす麦、キビ、大麦、小麦、トウモロコシ)
・野菜(ジャガイモ、赤カブ、アスパラガス)
・魚介:海藻(あお海苔、ひじき、乾燥わかめ)
ただ、穀物類にはアレルギーのある方もいらっしゃるため、ご注意して摂取しましょう。
保湿して頭皮に潤いを!
保湿がとても大事!なのです。
頭皮の保湿を意識している方は少ないでしょうが、実は、これも重要になります。
頭皮が乾燥してしまうとキューティクルの内側が乾燥するため、ダメージを悪化させてしまう可能性が高くなります。
また、朝シャンプーも危険なのです。
朝シャンをすることによって、そのあとの外出する際に、紫外線によって髪と頭皮が痛みやすく、抜け毛・薄毛の原因になりやすいのです。
ドライヤーも使いすぎない
髪のダメージもそうなのですが、逆に乾かし過ぎてしまうと、頭皮が乾燥状態になります。
自然乾燥もダメですし、濡れたままでも、雑菌が繁殖してしまうのです。
そこで、重要なことは、シャンプーをしたらすぐにタオルの間に挟んでタオルドライをします。
そして、ドライヤーで頭皮を乾かす程度にして毛先は完全に乾かしすのではなく、湿り気が残る位がベストです。
頭皮の血行促進のためのマッサージ
頭皮を柔らかくして血行を良くすることはスカルプケアに繋がるのです。
なぜなら、髪に必要な栄養を運んでいるのは頭皮に張り巡らされている毛細血管で重要な働きをしています。
その毛細血管の血流が良くなることで、栄養素が運ばれるようになり、髪質が変化します。
自身で行う頭皮マッサージのタイミングとしては、シャンプー後の頭皮が清潔な状態にしてから行なうのがベストになります。
このときに注意したいのは、爪を立ててゴシゴシと強よく洗うのではなく、指の腹で優しく頭皮を揉みほぐすようなイメージで行なうと良いでしょう。
癒しのヘッドスパを受ける
セルフでの頭皮マッサージでもいいでしょう。
血行促進の効果を得ることは可能でしょうが、頭皮を清潔に保つには、専用のサロンや美容室にてヘッドスパのメニューを受けるといいでしょう。
ヘッドスパをすることによって、スカルプケアだけの効果だけではなく、今ではアロマを使ったものや漢方を使ったものまで様々な工夫をしたメニューが多数あるのです。
リラクゼーション効果を得ながら、育毛に繋がるのは嬉しいですね。
頭皮から改善するには、ヘッドスパはオススメです。
3ヶ月続けることで細胞が生まれ変わり、新しい髪が生えてくる髪質が良くなります。
育毛にもなりますので、頭皮マッサージとスカルプケアで相乗効果が期待できます。
スカルプシャンプーのメリット、デメリット
スカルプシャンプーも様々な種類が販売されていますね。
その中でも「頭皮ケア」や「ヘアケア」の効果があると言われているのがスカルプシャンプーなのです。
こればかりではメリットしかないように感じますが、デメリットはないのではないでしょうか。
スカルプシャンプーのメリットは?
スカルプシャンプーのメリットとしては、頭皮の汚れ詰まりや余分な皮脂などを取り除くことで、抜け毛・薄毛予防や毛穴詰まりが原因で起こる臭いの予防などに役立ちます。
その状態で、育毛剤を使用すると頭皮が清潔ですので、より浸透しやすい状態になり、より育毛剤の効果を得ることができるようになります。
また、低刺激ですので肌に優しい商品が多く、毛穴だけでなく頭皮を刺激することで、血行促進や頭皮の乾燥を防ぐ効果も期待できるのです。
さらに老化を防ぐためにビタミンC、ヒアルロン酸などが含まれいるため、頭皮や髪に良い成分ですので、頭皮環境を改善するには嬉しい効果でしょう。
スカルプシャンプーのデメリットは?
スカルプシャンプーのデメリットは洗浄力の弱さです。
そして、髪の洗いあがりや仕上がりの悪さにあります。
洗い方が悪いと十分に毛穴汚れや詰まり、皮脂などが落ちない恐れがあるのです。
弱いからと力強く擦っても汚れは落ちずに頭皮だけが傷み悪化してしまいます。
また、他のシャンプーとは違い、髪に潤いやハリを与える成分などが少ないのです。
そのため、洗い終わった後のさっぱり感や乾かしたときにハリがなく、パサつきやすく、まとまり感のない仕上がりになってしまうことがありますので、自分の髪質に合うスカルプシャンプーを選ぶことが大切です。
スカルプシャンプーの選び方
近年では、普通のシャンプーと同じくらいのたくさんの種類があるスカルプシャンプー。
そこでスカルプシャンプーの選び方があります。
配合成分に注目!人気だけが全てではない!
一番は価格でも人気でもなく「配合成分」がポイントになります。
スカルプシャンプーにはたくさんの種類がある中で、配合成分もそれぞれ異なります。
「どれもほとんど同じ」という事はありません。
頭皮や髪に優しい成分が配合されている種類もありますので、それもいいですが、男性の方は「育毛成分」が配合された種類を選ぶことをオススメします。
育毛剤や発毛剤に比べたら適わないのですが、シャンプーしながら頭皮ケアになり、少しずつでも薄毛改善ができるのは凄い事ですね。
専門家がオススメしていたり、専門家の監修するシャンプーに注目です。安全性はお墨付きになります。安全性と効果の高さが断然違います。
それだけ価格も高くなってしまいますが、安全性や効果を望む方など予算に余裕のある方は専門家がオススメ・監修するシャンプーをオススメします。
スカルプシャンプーの効果的な洗い方
通常のシャンプーをするときにも効果的な洗い方ですが、スカルプシャンプーの効果を最大限に引き出すための洗い方で必要なポイントがあります。
シャンプー液をそのまま直接頭皮にはつけない
これは誰もがご存知ではないでしょうか。
手の平か泡立てネットなどを使って泡立ててから洗いましょう。
爪を立てて洗わない
実際に洗うときは爪を立てて洗うのではなく、指の腹でマッサージするように洗うことがポイントになります。
爪を立てて洗ってしまうと、頭皮に傷ができてしまい炎症を起こしてしまう可能性があるので洗う時には注意が必要です。
あまりシャンプー液を使いすぎない
シャンプー剤を多く使った方が頭皮に良さそうと考えてしまいそうですが、そういうわけではありません。
つけすぎてしまうと、お湯ですすいでもシャンプー剤が頭皮の毛穴に残ってしまい頭皮環境に逆効果になってしまう可能性があります。
つけすぎには注意しましょう。
シャンプーの後はしっかりとすすいでドライヤー!
シャンプー後、トリートメントをする場合は、なるべく頭皮に付着しないようにしましょう。
また、髪の毛を乾かすときは自然乾燥ではなく、タオルドライである程度乾かします。
その後、ドライヤーで頭皮をしっかり乾かして毛先を軽く少し湿気が残る乾かし方がいいでしょう。
それは、ドライヤーをかける時もかけ過ぎには注意が必要です。
髪の痛みや頭皮の乾燥に繋がってしまいます。
何事もやりすぎにならないようにしましょう。