頭皮が乾燥しているかもと感じたことがある人も多いのではないでしょうか。
乾燥すると頭皮にかゆみを感じたり、髪の毛もパサついているように感じますよね。
そこで、頭皮を乾燥から防いで保湿する方法についてご紹介します。
ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
乾燥する原因
頭皮はなぜ乾燥するのでしょうか。
そこには大きく分けて3つの原因が考えられます。
①シャンプー
シャンプーを1日に2回したり、頭皮や髪の毛を強くこすって洗っていると、頭皮が乾燥する可能性があります。
普段の生活では、1日に何度も髪を洗う必要はありません。
髪を洗いすぎると、皮脂が落ちすぎて頭皮が乾燥しやすくなります。
指の腹で頭皮をマッサージしながら優しく洗うようにしましょう。
また、シャンプーするときの温度にも注意が必要です。
40℃以上のお湯で洗うと、頭皮に必要な皮脂まで落としてしまう恐れがあります。
さらに、洗い方だけでなく、シャンプーやトリートメントをしっかりと洗い流してすすぎ残しがないようにするのも重要です。
②ストレスや生活習慣
ストレスをためていると、皮脂のバランスが乱れ、ターンオーバーにも影響がでます。
頭皮のバリア機能が低下することで乾燥に繋がることもあります。
また、ストレスだけでなく、乱れた生活習慣にも注意が必要です。
偏った食事や睡眠不足、運動不足などの生活習慣の乱れは、血行不良や新陳代謝の低下につながり、その結果、頭皮も乾燥してしまいます。
また、生活習慣の乱れによる不健康な状態が続くと、ストレスも溜まりやすくなってしまい、悪循環です。
紫外線による頭皮の日焼けなども、頭皮が乾燥する原因にもなります。
③季節
冬になると空気が乾燥するので、顔や手足などの保湿をしている人も多いでしょう。
頭皮も同じ皮膚なので、顔や手足など同じ様に乾燥しやすくなります。
しかし、顔や手足の保湿はケアするのに、頭皮のケアはしていない人がほとんどではないでしょうか。
また冬場だけでなく、夏はエアコンの効いた空間に長時間いると、乾燥しやすくなります。
エアコンが頭皮に直接当たればさらに乾燥しやすくなります。
さらに、屋内と屋外との温度差が大きくなることも乾燥の原因になります。
乾燥による症状
頭皮が乾燥する3つの原因をご紹介しました。
では、頭皮が乾燥した場合、具体的にはどのような症状が出るのでしょうか。
①フケの発生
頭皮が乾燥した場合、フケが出ることがあります。
フケは本来、新陳代謝によって頭皮の表面の老廃物がはがれ落ちたものです。
乾燥によるフケは、頭皮の水分や皮脂が不足してはがれ出てきます。
カサカサした細かいもので大量に出ることが多いです。
この場合、乾燥により頭皮の環境が悪化していると考えられ、髪の毛の成長が妨げられています。
②かゆみ
乾燥からくるかゆみは、頭皮のバリア機能が低下していることが考えられます。
頭皮がかゆいとつい頭皮を掻いてしまいがちですが、掻くと刺激を与えてさらに頭皮を傷つけてしまうこともあり、頭皮トラブルにつながることもあります。
頭皮がつっぱったり、ピリピリするように感じるときには、皮脂の分泌量が減っているか、皮脂を洗い流してしまっていることが考えられます。
③抜け毛
頭皮が乾燥して血行不良となると、髪の毛を育てるために必要な栄養が届かず、髪が細くなってパサパサしたり、ツヤもなくなってゴワついたりします。
髪がパサパサしたり、ゴワついている場合、髪の毛の表面にあるキューティクルが開いて傷つき、はがれ落ちてしまうこともあります。
キューティクルがはがれてしまうと、髪の毛の水分や栄養がなくなり、枝毛や切れ毛の原因になります。
ひどくなると、抜け毛が増え、薄毛を引き起こしてしまうこともあります。
乾燥してしまった頭皮の対策
頭皮が乾燥した場合に現れる症状についてご紹介しました。
では乾燥してしまった頭皮は、どのように対策すればいいのでしょうか。
①シャンプー
シャンプーを1日に2回以上している人は1日に1回に減らし、40℃以上のお湯で洗っている人は、温度を38℃くらいにしましょう。
また、普段何気なく使っているシャンプー自体が原因で、頭皮が乾燥している場合もあります。
シャンプーに含まれる成分が合わなかったり、洗浄力が強いシャンプーを使っていることで頭皮が乾燥している場合もあります。
頭皮に必要な皮脂は残して汚れを洗える洗浄力が強くないものを選ぶとよいでしょう。
例えば、アミノ酸系シャンプーは低刺激で頭皮への負担が少ないといわれています。
シャンプーが頭皮の乾燥の原因と考えられる場合には、日ごろのシャンプーを見直してみてはいかがでしょうか。
また、シャンプーのあとのドライヤーの使い方によって乾燥を引き起こしている場合もあります。
頭皮から20cm以上離してドライヤーの温風を当てるようにしましょう。
ドライヤーには冷風機能もあります。
同じ箇所に長時間ドライヤーの温風を当てないようにして冷風と切り替えながら使うといいでしょう。
ドライヤーで乾かすときには毛先からではなく、髪の毛の根元から乾かすようにしましょう。
また、ぬれたままの髪の毛を放置するのは、雑菌が繁殖しフケの原因になる場合もありますので危険です。
さらに洗髪後の髪の毛は、キューティクルも開き無防備で傷つきやすい状態です。
髪の毛は濡れたまま放置せずに、すぐに乾かすようにしましょう。
②ストレスや生活習慣
ストレスを抱えていたり、偏った食事や睡眠不足、運動不足などの生活習慣の乱れがある人は、ストレスを発散して生活習慣を見直すことが大切です。
ストレスをため込むと、自律神経のバランスが乱れて、血管が収縮し血流が悪くなります。
そのため、頭皮の乾燥を招いたり、髪の毛を作るのに必要な栄養素が頭皮まで届かず、抜け毛や薄毛の原因になってしまう恐れもあります。
ストレス解消や生活習慣を正すために、ウォーキングなど簡単にできる運動を取り入れてみたり、睡眠が不足している人は、睡眠時間をうまく確保することも大切です。
睡眠不足はストレスがたまる原因にもなり、体調不良にも繋がります。
十分な睡眠時間と、質の良い睡眠を心掛けるようにしましょう。
髪の毛の成長に欠かせない成長ホルモンは、睡眠中に多く分泌されるといわれています。
生活習慣が乱れている人は、日々の生活を見直してみてはいかがでしょうか。
③保湿
頭皮の乾燥を防ぐために、頭皮用の保湿ローションやオイルなどを使うことで、乾燥対策できます。
頭皮に塗布するだけで効果が期待できるので、皮脂が不足しがちで、頭皮が清潔なシャンプーの後に使うのがおすすめです。
肌が敏感な人は、低刺激のものを使うようにしましょう。
④診察
頭皮の乾燥が治らない場合には、病院に行き医師の診察を受けるようにしましょう。
フケが出たり、かゆみが続いているにも関わらず、対処せずに放置していると抜け毛や薄毛など深刻な症状につながることもあります。
乾燥だけでなく抜け毛や薄毛も気になる場合には、専門家にきちんと診断してもらい、治療するようにしましょう。
まとめ
頭皮が乾燥すると、かゆみが出たり、フケが出たり、悪化すると切れ毛や薄毛に繋がります。
頭皮の乾燥を防ぐためには、普段使っているシャンプーや生活習慣を見直す必要があるかもしれません。
この記事を参考に、日ごろのヘアケアや生活習慣を見直してみてはいかがでしょうか。