ヘアケア

女性の正しい頭皮ケアで頭皮環境を活性化!薄毛でも元気な髪へ

ツヤのある元気な髪の毛になりたくても、髪の毛そのもののお手入れだけでは難しいです。

髪のお手入れはしていても、頭皮にトラブルを抱えていると、健康な髪の毛が生えて来ることが出来ません。

頭皮を正しくケアして、元気な髪を保ちましょう。

なぜ頭皮ケアが必要なのか

おしゃれのためにと、カラーリングやパーマを繰り返して髪の毛が傷んでしまうことがあります。

しかし、髪の毛は徐々に伸びて生え変わっていきますので、頭皮が健康であれば、毛根から新しく生えてくる髪の毛は、健康な状態で生えてくることが出来ます。

髪の毛の土台となるのは頭皮です。

健康な髪の毛のために、健康な頭皮が必要なのです。

また、頭皮は様々な原因によって、トラブルが起きやすくなっています。

頭皮の乾燥やベタつき、ニオイやフケ等、頭皮のトラブルを防ぐためにも、頭皮のケアをして健康な頭皮を目指しましょう。

健康な頭皮とは?

頭皮の健康状態について、次の点をチェックしてみましょう。

・頭皮の色
健康な頭皮の色は、通常は青白いです。

しかし、加齢や紫外線によって酸化すると黄色くなり、頭皮が炎症を起こしていると赤くなってしまいます。

黄色や赤い頭皮の場合は、頭皮のトラブルが起こっていますのでケアが必要です。

・頭皮の硬さ
頭皮と額を交互に触ってみると、頭皮の硬さを確かめることが出来ます。

額と比べて頭皮が硬い場合は、頭皮の血行が悪い状態です。

また、頭皮を指で触ったまま指を動かしてみて下さい。

頭皮は柔軟に動くでしょうか。

頭皮の動きが悪い場合も、頭皮の血行不良があります。

毛根にしっかりと栄養が行き届かなくなり、抜け毛や薄毛の原因になってしまうので、注意が必要です。

頭皮トラブルの原因

・血流の悪化
運動不足や脂質の多い食事等によって、血液がドロドロになって血流が悪くなります。

ドロドロ血は、頭皮だけでなく、体の冷えや動脈硬化等健康状態を悪化させますので、注意が必要です。

ストレッチや散歩等、なるべく体を動かして、血流を良くしましょう。

・ストレス
ストレスは、自律神経の働きが崩れる原因になります。

ストレスを解消してリラックスすることで、副交感神経を優位にして血行を促進しましょう。

場所を選ばずいつでも出来るリラックス法として、深呼吸がおすすめです。

・睡眠不足
頭皮や髪の毛のダメージは、眠っている間に修復されています。

しかし、睡眠時間が不足したり、浅い眠りによって何度も目が覚めると、頭皮や髪の毛のダメージが蓄積されてしまい、抜け毛や薄毛の原因になります。

成長ホルモンの分泌が多いと言われる、午後10時から午前2時頃までの間に深い睡眠が取れるようにしましょう。

・貧血
髪の毛の成長には、酸素と栄養が必要です。

鉄分不足によって貧血になると、頭皮に酸素を運ぶためのヘモグロビンが不足してしまいます。

頭皮の酸欠状態を招いて栄養も届かなくなるため、髪の成長の妨げになってしまいます。

規則正しく、栄養バランスの良い食事をきちんと食べることが大切です。

鉄分だけでなく、タンパク質や鉄の吸収を助けるビタミンCも意識して摂りたいです。

食事中は、鉄の吸収を妨げるコーヒーや、タンニンを含むお茶を飲むのを控えましょう。

頭皮を健康に保つための頭皮ケア

頭皮の血行促進のために、ブラッシングと頭皮マッサージが有効です。

・ブラッシング
頭皮のマッサージ効果があり、血行を促進して抜け毛を防ぎます。

その他にも、

・髪の毛のもつれをほどいて、髪の毛に付着したホコリや汚れを取り除く効果

・頭皮から分泌された皮脂を毛先まで行き渡らせて、髪の毛に潤いやツヤを与える

等、ブラッシングには頭皮への様々な効果が期待出来ます。

ブラッシングのタイミングとしては

・起床後すぐ
朝は、寝ている間に絡まった髪の毛を優しくほどきます。

スタイリングしやすくなるだけでなく、ツヤ出しの効果もあります。

・シャンプーの前
髪の表面や頭皮に付いている汚れを浮かせて、シャンプーで落としやすくする効果があります。

毛先のもつれをほぐしてから、毛の流れに逆らうように、頭髪全体をブラッシングしていくと、頭皮の血行が良くなります。

・就寝前
寝ている間は、枕やシーツ等の寝具との摩擦で髪の毛が絡まりやすくなります。

就寝前にブラッシングしておくと、絡まりにくくなる効果があります。

ブラッシングの注意点について

・ブラッシングをやり過ぎない
ブラッシングには多くのメリットがありますが、ブラッシングをやりすぎると、髪の毛の表面のキューティクルを傷つけてしまいます。

また、頭皮への刺激が過剰となり、傷や炎症の原因になる可能性もあるのです。

必要以上にブラッシングをやり過ぎないようにしましょう。

・ブラシを清潔に保つ
毎日使うブラシは、ホコリや皮脂で汚れています。

汚れたブラシでブラッシングしてしまうと、髪の毛にも汚れが付いてしまう可能性があります。

ブラシのお手入れをして、清潔な状態を保つようにしましょう。

・髪の毛が濡れている状態ではブラッシングしない
髪の毛が濡れている時は、髪のキューティクルが傷つきやすくなっています。

髪の毛が濡れた状態でのブラッシングは避けたいです。

また、濡れた髪の毛やシャンプーの際に、どうしてもブラシを使いたい場合は、専用のブラシを使うことをおすすめします。

頭皮マッサージを習慣に

頭皮マッサージは、硬くなった頭皮をほぐして柔らかくするため、抜け毛予防の他、様々な効果が期待できます。

1日3分でも効果がありますので、是非試してみてください。

マッサージのやり方

1:両手の指の腹を額の髪の生え際において、頭頂部まで引き上げるように指を滑らせる。

引き上げたら数秒間キープしてください。

ゆっくりと指の位置を戻して、少しずつフェイスラインの外側に指をずらしていきます。

5回くらい繰り返しましょう。

2:両手の指の腹で、両耳の周辺をもみほぐします。

軽く押しながら、小さな円を描くように指を動かします。

少しずつ位置を上げていき、耳の周辺から頭頂部をもみほぐします。

3:襟足から後頭部を持ち上げるように、両手の指でほぐしていきます。

頭頂部に向かってマッサージしていきます。

頭皮マッサージで注意したいこと

爪を立てずに指の腹で行い、力を入れ過ぎないようにしましょう。

長時間マッサージすると、頭皮を傷つけてしまう可能性があります。

少しずつで良いので、毎日続けましょう。

頭皮のためのシャンプーについて

頭皮の汚れや皮脂を長時間放置してしまうと、ニオイやベタつきの原因になります。

余分な皮脂が毛穴を詰まらせてしまうと、健康な髪の毛が生えにくくなり、脱毛増加の原因にもなるのです。

頭皮環境のためにも、丁寧にシャンプーをして頭皮を清潔に保ちましょう。

頭皮の健康に効果的なシャンプーの仕方

1:シャンプーの前に、ブラッシングをして髪の毛に付いたホコリや汚れを浮き上がらせます。

2:シャンプー剤を使う前に、お湯だけで予洗いをします。

髪の毛と頭皮全体をお湯で濡らすだけではなく、お湯だけでも髪の毛の汚れを落とす効果があります。

3:シャンプー剤を手のひらで泡立ててから、頭皮全体に行き渡るように塗布します。

指の腹を使って、生え際から頭頂部に向かって指をジグザグに動かします。

頭皮を洗うことを意識して、丁寧に洗いましょう。

4:すすぎは特に丁寧に行いましょう。すすぎ残しがないように、時間をかけてしっかりとすすぐことが大切です。

まとめ

髪の毛の土台となるのは頭皮です。

元気な髪の毛のための頭皮のケアは、すぐには効果が出ないかもしれませんが、毎日の積み重ねが大切です。

頭皮ケアで頭皮を健康に保ち、元気でツヤのある美髪を目指しましょう。