近年、薄毛で悩む女性が増えてきていますが、女性にとって髪はとても大切なパーツの1つでもあるため、髪に不具合が生じるとつらいですよね。
薄毛の原因には過度なダイエットやストレス、生活習慣などと人それぞれに理由は異なりますが、薄毛に効果があるといわれるイワシ缶のことをご存じでしょうか?
イワシ缶が抜け毛や薄毛に効果があると言われている理由は、EPAという成分が豊富に含まれているからです。しかも生のイワシの3.5倍もの含有量だとか。
以前、テレビでも紹介されたことがあるため、興味を持った方や知っている方も多いのではないでしょうか。
それでは今回は、イワシの缶詰による薄毛改善の効果を解説し、抜け毛予防にもなるイワシ缶の効果的な食べ方もご紹介していきましょう。
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イワシやサバが抜け毛に効果あるって本当?
薄毛や抜け毛の原因にはストレス・栄養不足・不規則な生活習慣などがありますが、これらが直接薄毛に関わっているのではなく、こういった原因によって引き起こされる血行不良によって、抜け毛が増えたり薄毛になったりします。
その理由としては、髪を作るのに必要な栄養素は血液によって運ばれるからです。
そのため、血流が悪くて毛細血管の隅々まで血液が行き届かないと、髪に必要な栄養素が毛根に行き渡らないため、髪のトラブルを引き起こす結果となります。
では何故イワシが薄毛に効果があるのかというと、イワシに含まれるEPAという成分が、血管を拡張して血液をサラサラにしてくれる働きがあるからです。
血流が良くなると当然、頭皮の血行も促進されますから、毛根に栄養が行き渡り、健康な髪が生えてくるようになります。
ではここからは、イワシの缶詰が髪にどう影響しているのかということと、抜け毛への効果を詳しく説明していきましょう。
EPAと薄毛効果
イワシに含まれる、タンパク質・EPA・DHAは、髪を生成するのに必要な栄養素です。
しかもイワシの缶詰に含まれるEPAが血行を促進する効果があることで、抜け毛や薄毛の改善にも繋がることが分かりました。
そして生のイワシよりも缶詰めのイワシの方が、EPA含有量が多いことも知られています。
生イワシ780mgに対して、イワシの缶詰は2,622mgで、3.5倍にもなるとのこと。
ただ、EPAは熱に弱いという特徴があり、イワシを焼いたりして調理することで、効果が半減してしまうそうです。
その点から考えると、缶詰は魚を入れた後に熱処理が行われるため、EPAの他、DHAもたっぷりと含んだまま缶に閉じ込める形になり、缶詰の中の汁に成分が十分に溶けだしているので、汁は捨てずに摂取すると良いでしょう。
イワシに含まれるEPAが血管を若返らせて血液がサラサラになると、頭皮の血流も良くなり、髪を作る毛母細胞に栄養が十分に行き渡るため、薄毛や抜け毛、白髪の改善にも繋がるということです。
その他、EPAで血管をしなやかにし、血流が改善することにより、動脈硬化や中性脂肪などにも効果が期待できるといわれていますが、EPAは体内で製造することが不可能なため、食べ物から摂取していくしか方法はありません。
健康面から見ても、イワシ缶の摂取は効果があるということでしょう。
タンパク質と薄毛の効果
イワシには先に少し触れたように、タンパク質も含まれています。
髪の主成分は約9割がケラチンというタンパク質で作られています。
摂取したタンパク質は消化管で分解されてアミノ酸に変化し、体内に吸収されます。
そしてアミノ酸がケラチンとして再び合成さて髪は作られていきます。
そのため、髪を作る際にタンパク質は欠かすことができない成分となりますので、不足しないよう心掛けて摂取していきましょう。
またタンパク質は、イワシの他にも大豆製品を多く摂取すると、大豆イソフラボンの効果で、抜け毛や薄毛の改善に繋がりますので、一緒に食べることをおススメします。
EPAとDHAの効果
では、EPAやDHAは他にどんな効果があるのかを、少しお伝えしていましょう。
・中性脂肪の低下
・脳細胞の活性化
・悪玉コレステロールを低下
・アレルギーを軽減
これらの成分は、髪だけでなく健康にも関わっている大切な栄養素です。
その他、イワシに含まれる成分として、ビタミンA,B,D,E・カルシウム・鉄分・リン・葉酸・セレンなどの栄養素が豊富に含まれています。
缶詰であれば簡単にスーパーやコンビニなどでも、手軽に購入可能ですので、今まで意識しなかった人も試してみてください。
1日の摂取量
豊富な栄養素が満載に含まれているイワシの缶詰ですが、一日にどのくらい摂取すればいいのでしょうか?
回答としては、一日に1缶食べるだけでも十分です。
EPAの一日の摂取量は厚生労働省の発表を見てみると、必要量として1000mgが推進されていることが分かります。
毎日イワシの缶詰ばかり食べていては栄養が偏ってしまいますが、週に何回かイワシ缶を取り入れて、豊富な栄養を摂取して抜け毛や薄毛の効果に繋げていきましょう。
イワシ缶の摂取方法
健康にも髪にも良いといわれるイワシ缶ですが、どうやって食べることが効果的なのかを説明していきましょう。
まず、EPAは熱に弱い特性があり、加熱調理をすると20%が消失します。
ですがイワシ缶は缶詰に入れた後に熱加工を行うため、缶詰の中にたっぷりと栄養を閉じ込めていることになります。
そのため、缶詰の魚の身だけではなく、汁にEPAが豊富に含まれているため、余すことなく活用すると良いでしょう。
ではここでは、イワシの缶詰のおススメの食べ方をご紹介していきます。
イワシ缶のおススメ食べ方
イワシの缶詰にも種類がいろいろとありますが、イワシの水煮の缶詰を購入することをおススメします。
味噌煮などもありますが、味がついていると他の食材との味付けのバランスも難しくなります。
ですが、水煮であれば他の料理と混ぜて使うことが容易になるから便利です。
しかも缶詰なので、魚を骨まで丸ごと食べることができて、汁にも栄養がたっぷりと含まれているので、もちろん無駄になる部分は一つもありません。
【カレー】
通常通りのカレーを作り、イワシの水煮の缶詰を丸ごと加えて煮込んで完成です。
気にならないようなら汁ごと入れてください。
【サラダ】
野菜を適度な大きさにカットして、イワシの水煮の缶詰をほぐして混ぜると完成です。
ドレッシングやマヨネーズなどは、かけすぎに注意が必要です。
【グラタン】
イワシをほぐして並べて、ホワイトソースとチーズを絡ませてオーブンで焼きます。
3つほど簡単にできるものをあげましたが、面倒であれば缶詰をそのまま食べても構いません。
その際、栄養が満載の汁も飲んで発毛効果に繋げていきましょう。
梅干しと一緒に食べると効果絶大
実はイワシの缶詰に梅干しを加えると、さらに効果が上がるといわれています。
理由として、梅干しにはクエン酸が含まれており、血液をサラサラにする働きがあることです。
そのため、イワシ缶と一緒に食べることで効果が高くなることが期待できるでしょう。
チャーハンなどにして混ぜて食べると、食べやすくなるのでおススメです。
バランスも大切
イワシには豊富な栄養素が含まれていますが、イワシの缶詰ばかりを日々食べていても飽きるのはもちろん、栄養バランスが逆に崩れてしまいますので、食事バランスが大切です。
そのため、抜け毛や薄毛の改善効果を上げるためにも、暴飲暴食は避け、偏った食事を正していくことが必要です。
また、イワシの缶詰を食べたからといって、1日や2日で効果がでるわけでもありません。
まずは継続的に2週間~1ヶ月くらい試してみると良いでしょう。
まとめ
今回はイワシ缶の薄毛改善に効果があることを解説しました。
また、髪に効果的なイワシ缶の食べ方も紹介しました。
薄毛や抜け毛には血流が深く関わっています。
イワシ缶を食べることで血流をサラサラにし、頭皮の毛細血管にまで十分に栄養が行き渡るようになると、頭皮環境が整い、発毛や育毛の効果にも繋がっていきます。
ただ、食事はバランスが大切ですので、偏らないよう気を付けて摂取していくようにしてください。
簡単に手に入るイワシの缶詰で、抜け毛を改善していきましょう。