先日、テレビを見ていたら中国の村に住んでいる80歳を過ぎているご婦人の髪の毛が黒々としていて、フサフサだったんです。
しかも、ツヤツヤ。
そのご婦人1人だけがそうなら、生まれつきとか、特別な要因なのかなと思いますが違いました。
番組を観進めて行くと、どうやらその老婦人の住んでいる村の女性はみんな黒々でフサフサでツヤツヤだということが分かりました。
その秘密がなんと「米のとぎ汁」だったんです!
お米のとぎ汁なんて、毎日捨ててますよね。
0円で手に入り、ざわざわ買いに行く必要もない「お米のとぎ汁」が白髪、薄毛、抜け毛に効果があるなら試したい!
そう思った人も多いはず。
今回はなぜ、お米のとぎ汁が薄毛や白髪に効果があるのか、どうやって使用したらいいのかなどをご紹介していきたいと思います。
Contents
お米のとぎ汁には美容成分がたくさん?
毎日捨てているお米のとぎ汁には実は美容成分がたくさん含まれているんです。
お米のとぎ汁で洗顔したり、お花にあげる水をとぎ汁にしたり、とぎ汁で掃除をしたりしている、という人もいますよね。
それは、とぎ汁に栄養がたくさん含まれているからなんです。
昔の人もとぎ汁を捨てずに、畑に巻いて栄養にしたり、食器を洗うのに使ったり、掃除に使ったりしていました。
とぎ汁に含まれている栄養素は、
ポリアミン:キューティクルを保護する。発毛、育毛に効果がある
ミネラル:髪の毛の育成に必要な栄養素
ビタミンB1:皮脂のバランスを整える
ビタミンB2:頭皮の血行を促進
ビタミンE:頭皮の酸化、炎症を抑える
セラミド:頭皮に潤いを与える
乳酸菌:雑菌の繁殖を防ぐ
となります。
成分の全てが髪の毛や頭皮に有効な成分ばかりなんですね!
そして、驚くべきなのがその成分のバランスです。
ミネラルが髪の毛や頭皮の栄養となり、ビタミンB2が血行を促進、ビタミンEが酸化や炎症を抑え、ビタミンB1で皮脂のバランスを整え、セラミドで潤いを、乳酸菌で雑菌を防ぐ。
と、米のとぎ汁に含まれる成分のチームワークのよさも薄毛や抜け毛、白髪に効果がある理由のひとつとなっているんです。
しかも、もともと食品なので着色料、保存料、香料などの添加物が一切含まれないというのも頭皮に使用する際にはポイントですよね。
そして、お米を研ぐ際に米ぬかがとぎ汁の中に溶け出しています。
とぎ汁は白濁していますよね。それは米ぬかが溶け出しているからなんです。
この米ぬか成分は頭皮の汚れや皮脂を落としてくれる天然のピーリング成分。
また、米ぬかには保湿成分も含まれているので、頭皮を乾燥から守ってくれます。
これらの成分は相互作用によって、
髪の毛にハリや潤いを与えてくれる
白髪を予防してくれる
髪の毛、頭皮を健やかに保ってくれる
太い髪の毛にしてくれる
抜け毛を予防してくれる
などの効果があります。
薄毛に効果のある「お米のとぎ汁」の使用方法
まず、お米を研ぎます。
水を変える時に普段は捨ててしまうとぎ汁を別の容器(お鍋や大きめのボウル)などに移します。
この時、できれば1回目のとぎ汁のみがおすすめです。
量が少なかったら2回目のとぎ汁を足してもかまいませんが、成分は薄くなってしまいます。
また、お米が少ないととぎ汁の成分もその分薄くなったり、少なくなります。
かといって、多すぎても使いきれませんので、3合がおすすめ。
ボウルなどに取っておいたとぎ汁はそのまま使用してもよいのですが、ペットボトルなどに詰め替えると残りを保存しておけるので便利です。
お鍋やボウルからペットボトルなどに移すのは大変なので、ロウトがあるとこぼさずに移し替えすることができます。
使用期限は?保管方法は?
とぎ汁は冷蔵庫に保存して約2〜3日で新しいものに交換してください。
冷蔵庫で保管しておくと、上澄みと白く沈殿した成分が分離します。
上澄みをローションのように使い、白く沈殿した部分でマッサージするなど使いわけるのもおすすめです。
冷蔵庫から出したばかりのとぎ汁は冷たいので夏場は気持ちよく、毛穴も引き締まりおすすめです。
冬場などは湯船などでしっかりと温まり、頭皮の血行をよくして毛穴を開かせてから使用しましょう。
その前に使用してしまうと、せっかくの成分が浸透しにくくなってしまいます。
欲張って5合研いだりしても、とぎ汁には保存料などが入っていません。
新鮮なうちに使い切れる量にしましょう。
普段から5合炊いている人は、余らせて捨てるのももったいないですよね。
顔を洗ったり、化粧水かわりに使うとお肌がしっとりとしますので、余ったら試してみてください。
お風呂場でそのまま保管すると雑菌が繁殖してしまいます。
頭皮によくありませんし、薄毛の原因にもなりますので冷蔵庫で保管してください。
うっかり、お風呂場においたままにしてしまったら、潔く捨てましょう。
洗髪に使う
普段通りにシャンプーをして、洗い流すのはとぎ汁で行う方法。
しかし、この方法だとすごい量のとぎ汁が必要になりますので、最初はシャワーのお湯で流し、最後の仕上げをとぎ汁で行いましょう。
すると、とぎ汁で髪の毛と頭皮がコーティングされ、効果を発揮します。
トリートメントとして使う
風呂桶にとぎ汁を入れます。シャンプーした後の髪の毛をその中に浸します。
頭皮も浸せる場合は浸してみてください。
容器やとぎ汁の量によってはできない場合は手でとぎ汁をすくい、頭皮にかけるのを繰り返します。
頭皮ローションとして使う
洗髪後、髪の毛を乾かした後に使用します。
スプレーボトルにとぎ汁を入れ、頭皮にスプレーして塗布します。
指の腹で軽く抑えて頭皮に浸透させ、馴染ませましょう。
頭皮が乾燥しがちな人は2〜3回ほどスプレーします。
あまり多く付けすぎると頭皮が湿ったままになってしまうので、適量に注意しましょう。
マッサージに使う
冷蔵庫で1番寝かしたとぎ汁の、分離した沈殿物を使用します。
手に取り、頭皮に馴染ませてマッサージをします。
指の腹で優しく、頭皮を爪で傷つけないように注意しながら行います。
指圧というよりは、とぎ汁を塗り込むイメージでマッサージすると効果がアップします。
また、マッサージも入浴後の頭皮が温まり柔らかくなった時に行うと効果的です。
ニオイはする?
とぎ汁のニオイがしますが、浸透して髪の毛と頭皮が乾燥してしまえばニオイは薄れてきますので、日常生活の中で気にするほどではありません。
どのくらいで効果が出る?
とぎ汁は薬ではありませんので即効性はありません。
中国の村に住んでいる老婦人たちも、小さな頃からずっと、習慣として続けてきた結果なのです。
ですが、とぎ汁でマッサージをしたりシャンプーしたりして半年くらいで産毛が生えてきたり、髪の毛が太くなってきたり、コシが蘇ってきたり感じる人がいますので、諦めずに使い続けてみたいですね。
まとめ
お米のとぎ汁は日本でも農作物の肥料にしたり、化粧水の代わりに使用したり有効活用されてきました。
とぎ汁にはたくさんの栄養素が含まれていて、そのどれもが頭皮や髪の毛にいい成分ということがわかりました。
今まで捨てていたとぎ汁で抜け毛や薄毛に効果があるなら気軽に試してみてはいかがでしょうか。