近年、抜け毛が多く、髪が細くなった!なんて思うことはありませんか?
カラーやパーマのしすぎかなぁ。
なんて思うかもしれませんが、実は亜鉛不足が原因ってことがあります。
「亜鉛が抜け毛に関係してるなんて本当?」と疑問を持つ方も多いでしょうね。
そこで、抜け毛と亜鉛の関係についてを参考にしてみてください。
Contents
亜鉛って何⁈
亜鉛とはミネラルの一種で、体内での働きは様々ありますが、食事で摂ったタンパク質は「髪の毛」に変化してくれる大事な栄養素なのです。
亜鉛は、目安として一日に14mg摂取する必要があります。
亜鉛はどのような食材に含まれているのでしょうか。
亜鉛を多く含む食材
牡蠣(カキ)
レバー
チーズ
卵黄
うなぎ
納豆
鳥もも肉
ホタテ
アーモンド
そば粉
干しエビ
のり
落花生
などに多く含まれております。
亜鉛は様々な原因により摂取してもすぐに消費されやすいので、つい不足しがちになります。
亜鉛は何が原因で不足する?
飲酒やタバコ・食物繊維中心の食事・運動・ストレスなどです。
亜鉛不足になると、健康な髪が生成されないのです。
抜け毛の原因にもストレスは多いに関係しています。
抜け毛は亜鉛不足による場合もあり、亜鉛の体内での働きは、細胞の新陳代謝を高める作用があり、抜け毛とも関係があります。
亜鉛不足状態では、タンパク質をたくさん摂っても、髪を作っている成分であるタンパク質であっても髪を作れないのです。
そうすると、抜け毛・薄毛・白髪など様々なダメージを引き起こし頭皮に影響がでてきます。
亜鉛ってどうやって摂取するのがベスト?
亜鉛を日頃から摂取したいものですが、実は亜鉛は吸収率の悪い栄養素という特性があるのです。
残念なことに、食事で摂取した量の全てが吸収・活用されるわけではないのです。
そこで、オススメなのがサプリメントで亜鉛を摂取することですね。
サプリメントだと毎日気軽に無理なく摂取することができます!
また、亜鉛の吸収を高めるためにはビタミンC、クエン酸と一緒に飲むことがベストです。
別々に食事やサプリで摂取しても宜しいですが、少し面倒な場合には、マルチビタミンなどはビタミンCなどと亜鉛が一緒になっているため、一度飲めばいいサプリメントを摂取するのも便利ですね。
抜け毛以外にもこんな症状が出たら亜鉛で復活‼︎
抜け毛以外にも亜鉛不足を教えてくれるサインはあります。
例えば、多数の白髪・肌荒れ・ヒドイ二日酔い・爪に白い点や線がある・傷が治りにくい・食欲不振などがある方は要注意です!
1日に必要な亜鉛の量は年齢によっても多少異なります。必ず確認してくださいね。
過剰摂取注意が必要!
亜鉛は、髪を作る上で必要な栄養素で優れた効果をもつ成分ですが、その分、副作用に気をつけなければなりません。
そして、必要だからと必要以上に摂取してしまうと、色々な症状を引き起こしてしまいます。
1日100mg以上を長期にわたって摂取した場合、嘔吐、吐き気、脱水、発熱、倦怠感などの副作用に繋がり兼ねません。リスクがあります。
ちなみに、経口摂取で1日50mg以上を1週間以上続けた場合でも、嘔吐、イライラ、不安感などの副作用が出ます。
亜鉛を過剰摂取することで、銅を排出する働きがあるため、相性が良くないことも特徴のひとつです。
大量の亜鉛を長期間摂り続けてしまうと、体内に銅が不足してしまい、さまざまな副作用を引き起こす可能性が高まります。
事前に過剰摂取によるリスクを把握しておくことで、適切な量を摂りましょう。
体に必要な銅とは?
体の中でどんな働きをしているのかわかる方も少ないでしょうが、銅も大切な働きをしています。
鉄から血液中の赤血球がつくられるのですが、それを助ける栄養素になります。
骨・骨格筋・血液を中心として成人で約80mgが存在しているのです。
その中でも骨格筋に約50%・肝臓中には約10%存在しており、脳にも存在しているのです。
体の中でどう働くのでしょうか。
赤血球中のヘモグロビンという赤い色素がありますが、これは鉄を成分としています。
銅はこのヘモグロビンをつくるため鉄を必要な部位に運ぶ役割をしているのです。
そのとき鉄が十分にあっても銅がなければ、赤血球はうまくつくれなくなるため、貧血になってしまいます。
つまり、銅は体の中の数多くの酵素となる働きをし、活性酸素を除去する働きをしたり、骨の形成を助ける役割もするのです。
大切な働きをする銅は、どんな食品に多く含まれているのでしょうか。
銅は嬉しいことに、たくさんの食品に含まれます。
その中でもとくに多く含まれているのは、カキ、スルメなどの魚介類です。
そして、他にもレバー・ナッツ・大豆・ココアなどにも多いです。
過剰摂取には注意‼︎
銅は極端に摂取不足して欠乏した場合、銅欠乏性の貧血にやりやすい状態になります。
しかし、この状態になるのは、遺伝性の吸収不全や難治性である下痢症など特別の場合だけの症状であり、日常の食生活において欠乏症になることは、ほとんどありませんので、心配はいりません。
一方、摂取し過ぎてしまう過剰症は、先天性の代謝障害の方以外、海外での銅製の食器や調理器具で酸性の食品を口にしたことで起こる中毒があった報告があった時があったと言われておりますが、通常の生活の中での中毒はありませんので心配はないですね。
ただし、サプリメントなどで誤って大量摂取は、肝障害など健康を害することになる可能性は高まるため、注意が必要です。
まとめ
亜鉛の育毛効果を最大限に発揮させるためには、摂取したから良いわけではないことが上記でご紹介しました。
亜鉛だけではなく、タンパク質やビタミンなど、その他の栄養素をバランス良く摂取することがとても重要なことですね。
髪の毛はそのほとんどがケラチンというタンパク質からできていますが、亜鉛にはケラチンの合成を促す働きがあります。
そのもととなるタンパク質・頭皮の環境を整えるビタミンなどがありますが、過不足なく摂れていることが土台となり、初めて亜鉛の育毛効果は期待できるようになります。
まずは頭皮の状態や髪質などにより、自身に不足している栄養素を知ることが大切になってきます。
ただ、薄毛に良いから、白髪に良いからサプリメントを飲むのではなく、過剰摂取をせずにバランス良く栄養素を摂取することで、頭皮環境が変わり良くなります。