女性の薄毛

女性の薄毛のための再生毛髪医療ってなに?それって痛いの!?

薄毛に悩んでおりなおかつ育毛剤だけでの改善は無理だなと思ったら頭髪専門のクリニックに相談してみるのも一つの方法です。

頭髪専門クリニックは育毛剤と比べて結果を実感できるかもしれません。

また頭髪専門のクリニックには毛髪再生医療というものもあり、確実な結果が期待できます。

女性用育毛剤にも限界があります。特に症状が末期になっているとなかなか育毛剤だけでの改善は難しいでしょう。

毛髪再生医療とは?

毛髪再生医療とは呼んで時のごとし、無くなった髪の毛を再び再生していくものです。

ただその定義幅が非常に広いため、今主に研究が進められている毛髪再生医療をご紹介します。

今最も主要となっているのがIPS細胞に似た再生医療です。

髪の毛の後頭部から少しだけ皮膚を切り抜き、それをほかで培養し、頭頂部や生え際など髪が薄いところに移植する技術の研究が進められています。

薄毛の原因のほとんどは男性ホルモン受容体に男性ホルモンが融合し発症します。

これは女性にも当てはまることで、女性も女性ホルモンが減り、男性ホルモンとの優位さが無くなることで頭頂部や生え際など男性ホルモン受容体が多い箇所の毛髪が薄くなります。

後頭部は比較的男性ホルモン受容体の数が少なく、薄毛になりにくい箇所です。

そのため培養し、再び髪の毛を再生するのに適した細胞が採取できるのです。

ただ、現段階ではこの培養技術はまだまだ研究の段階で、一般的に利用できるのは10年後だともいわれています。

それでは現段階でできる再生医療とは何か?

それがメソセラピーやハーグ療法、植毛です

毛髪再生医療の種類

現段階ですでに実用化されている毛髪再生医療をご紹介します。

ただわかってほしいのは現段階ではこれら有効な方法でも100%ではないということです。

またメソセラピーやハーグ療法には髪の毛の生える「発毛効果」髪の毛を育てる「育毛効果」2つのメリットがあります。

早速それぞれの特徴についてご紹介していきます。

メソセラピー療法

メソセラピーとは毛髪の生える皮膚に含まれるたんぱく質に働きかける成長因子を注射器などを用い頭皮内部に注入していくものを言います。

これによって細胞レベルで毛包や毛乳頭細胞が活性化され髪の毛が生えたり、育ったりします。

メリット

直接頭皮に注射器で髪の栄養素や細胞を生み出す核の成分を注入するため他の施術に比べて効果が非常に高いです。

また皮膚を傷つけず施術後の跡も残りません。

デメリット

1度の施術では完了せず何度も繰り返し行うことが必要になります。

したがって何度もクリニックに通う必要がありそれ相応の費用もかかります。

平均すると1回あたりの施術で2万円程度かかります。保険対象外となります。

また、メソセラピーは植物性アレルギーや妊娠中、糖尿病や膠原病など免疫疾患を持っている人は施術できません。

ハーグ療法

メソセラピーよりも発毛、育毛作用が高いと近年注目を浴びているハーグ療法です。

施術はメソセラピーと似ており、ハーグカクテルという成長因子、脂肪幹細胞由来タンパク質、ビタミン類を頭皮に直接注入していきます。

メソセラピーと大きく違うところは発毛、育毛の効果が90%を超える実績があると言ことです。

ただ、どの程度で発毛、育毛と言っているのか正直なところわかりません。

また、メソセラピーやハーグ療法は医薬治療と違って副作用が無いところが安心です。

メリット

成長因子の働きでどの育毛治療よりも育毛実績が高く、頭皮に髪の毛に必要な細胞が残っていればどのような原因にも関わらず効果を実感することができます。

デメリット

ハーグ療法が完了した時点では頭皮の毛母細胞は活性された状態ですが、髪の毛はヘアサイクルを繰り返すため薄毛の原因によってはヘアサイクルの過程でまた抜け毛が増えてしまう可能性があります。

特に男性のようなAGAが原因の場合はプロペシアなど医薬育毛剤を飲み続けなければならないケースもありますが、女性はAGAになることはありません。

ですから、プロペシアなどのお薬は不要ですが、薄毛の原因によってはハーグ療法を繰り返し行う必要がある場合があります。

ハーグ療法は通常3~4週間に一度の施術となり6回コースで8万円、薄毛の範囲が広ければ10万円程度の費用がかかります。

また、保健は使えないので、費用が高いのもデメリットの一つです。

人毛植毛

人毛植毛とは自分の頭部にある髪の毛の多い部分を薄くなったところへ移植する事を言います。

医師やロボットによって髪の毛のある個所を切り抜き髪の毛の薄い箇所に移植するものを植毛と言います。

人の頭部で髪の毛が最も多いのが後頭部の襟足部分です。そこから髪の毛を皮膚ごと薄毛の多い箇所に移植していきます。

なんといっても施術後すぐに髪の毛を実感することができますが、一方で薄毛が再発すると植毛部の髪がまた減ってしまうというデメリットがあります。

植毛は植毛してからのケアが大変です。

メリット

自分の髪の毛を移植するため髪の毛の定着率が良く、うまく定着すればその後はもとのようなヘアサイクルを繰り返します。

もともと自分の毛なので薄毛を発症する前の状態に近づけることが可能です。

デメリット

人毛植毛で移植する部位には限りがあります。多くても3000株程度とされており、薄毛の状態によっては全然足りない可能性もでてきます。

1株約4本程度の髪がふくまれるので3000株マックスで移植しても12000本くらいです。

これがすべて定着するかはその時の運の要素もあります。

さらに人毛植毛は費用が平均80万から100万くらい。(移植する株数によって変動)

そして移植後は当然傷跡がしばらくの間残ってしまいます。

また、植毛手術を受ける時は坊主頭にしたり、傷口が残ったりするリスクもあります。

人工毛植毛

補足として植毛には人工毛をつかった植毛もあります。

ですが人工毛は人の頭皮との相性が悪いため定着はほとんど不可能です。

痛々しい傷跡だけが残る結果になってしまう恐れが高いのでおすすめいたしません。

最先端の毛髪再生医療のメリットデメリットを理解して自分にあった治療方法を選ぶ

毛髪再生医療は従来の育毛施術と異なり今まで高い実績があります。

しかしその中には必ずメリットとデメリットが存在します。

発毛・育毛作用が従来の育毛方法よりも高い

女性の薄毛の場合ミノキシジルやパントガール、各種ビタミンなどのドクターズサプリメントによる育毛治療が主ですが、それらは効果を得るまで何年もかかってしまう場合があります。

毛髪再生医療は1クールが半年など決められており、その期間である程度の結果が期待できます。

副作用がない

女性の薄毛治療で副作用の危険があるものはあまり聞かないのですが、それでもこれら再生医療は副作用が無く安心できるメリットは高いと思います。

「発毛育毛作用は高くても100%ではない」

一般論ですが世の中に100%のものはありません。

例えば極端な話、毛髪再生医療を施術したのは良いが1本しか生えてない、育ってないのに成功したといわれればそれまで…。

費用が高額

メソセラピーやハーグ療法は通常の育毛治療よりかなりお値段が高額です。

まとめ

毛髪再生医療は最先端の育毛技術です。でも現状かなり高額です。

それを精査したうえでメリットのほうが高ければ受けてみる価値はあるでしょう。

でも、そこまで費用をかけられないなら一般的な女性用育毛剤を使っていくしかありません。

その中でも最も効果的な女性用育毛剤を選ぶようにしましょう。