発毛のことを考えた食事をするならラーメンは、できるだけ避けたい食事の一つになります。
国民食ともいわれる人気食品でもあるラーメンを我慢するのは、大きなストレスにもなります。
好きな方は多いでしょう。
我慢をしてストレスを溜め込むことは、ラーメンを食べる以上に発毛に良くないため、発毛の妨げを抑えるラーメンの食べ方があります。
まずは、何故ラーメンは発毛を妨げるのでしょうか。
発毛を妨げているのはなぜ?
ラーメンが発毛を妨げている原因として、ラーメンに含まれている塩分と脂質の多さにあるのです。
塩分を過剰摂取すると血圧が高くなりやすく、血液の流れが悪くなってしまうのです。
そのため頭皮環境が悪くなることもあり、血管も通りづらくなり髪への栄養補給が満足におこなえなくなります。
また塩分の過剰摂取は、体内のナトリウム濃度を上げてしまうため、肝機能を著しく低下させる可能性が高まり、肝機能が低下してしまうと、髪を作るために必要なタンパク質をアミノ酸に分解できなくなってしまい発毛を妨げてしまうのです。
それだけではない原因があります。
それは、脂質の過剰摂取のデメリットです。
脂質を過剰摂取をしてしまうと皮脂が必要以上に分泌されてしまうことになります。
皮脂の過剰分泌は、頭皮に皮脂が詰まりやすくなるため、抜け毛の原因にもなり薄毛に繋がる可能性が高まります。
どうしても食べたい方へ
ラーメンを我慢できないときには対策があります。
・スープを残す
まず一番大切なのは、「スープを必ず残す」ことが大切です。
ラーメンのスープには、一日の摂取量以上の塩分が含まれているため、塩分の取り過ぎになり血圧が高まりやすくなり、血管に負担がかかります。
・トッピングをつけない
次に「トッピングをつけない」こと。
ラーメンのトッピングはチャーシュー、メンマなど塩分の高いものばかりになります。
トッピングをつけてしまうことで、塩分摂取量がさらに増えてしまいます。
ヘルシーそうに見える野菜たっぷりのタンメンも、野菜を食べやすくするために通常のラーメンよりも、かなり塩分を強めにしています。
そして野菜も油で炒めているため、脂質も高いのです。
ラーメンを食べる時には、シンプルなラーメンを注文するようにして麺だけを食べるようにしましょう。
・薄味にしてもらう
ラーメンに限らず、飲食店では最初の一口が肝心のため、お客様にインパクトを与えるために、塩分をかなり高くして美味しいと感じるようにしています。
そのため通常の味付けは、濃すぎますので、塩分濃度も高くなりますが、薄味にしてもらえると、それでも十分おいしく食べられます。
濃い味に慣れていると最初は薄く感じるかもしれませんね。
しかし、薄さは徐々に慣れていくものです。
どうしても薄く感じる場合は、酢や香辛料をかけると塩分は摂らずに味は濃くなりますのでオススメです。
ラーメンは、発毛の観点からみると、塩分と脂質が高すぎるため、頻繁に食べることはおススメできませんが、「スープを必ず残す」「トッピングをつけない」「薄味にしてもらう」という食べ方をすることで、抜け毛予防にもなり、発毛の妨げを和らげることも可能になります。
発毛にとって重要なのは、ラーメンに限らず食事全般の低塩分、低脂肪の味に慣れることでしょう。
外食に慣れてしまっていいる方は、塩分の取り過ぎかもしれません。今一度食生活を見直してみるのもいいでしょう。
ラーメンを食べなくなると毛が生える!?
消化管で吸収された栄養は髪や皮膚にも供給されます。
そして体の表面にある組織は代謝が速くなるため、髪や皮膚を作るためには非常に多くの栄養が必要になります。
ヘアケアなど外からのアプローチでは頭皮の中にまで栄養は入らないため、食事からの摂取で腸から栄養をしっかり摂らないと、髪にまでしっかり栄養が届かないのです。
体が栄養不足になると、髪や爪、皮膚や粘膜に影響が出やすくなります。
髪の成長が妨げられることで、ヘアサイクルの成長期が短くなるのです。
そうするとコシのない毛となってしまいます。
そしてだんだん薄毛へと進行していきます。
そうならないためにも栄養バランスを整えることが必要になります。
髪に行き届くためには、身体にも十分に行き届くことが重要なのです。
食事と薄毛にここまで深い関わりがあるとは思わない人も多いのではないでしょうか。
しかし、とても大切なことになります。
そのために食事は4つある薄毛対策のターゲット1なのです。
薄毛予防のための食事の摂り方
ところで皆さんはどんなことを気をつけて食生活を送っていますか?
働き盛り、つまり薄毛世代とも言える男性が陥りやすい食事のパターンがあります。
「高糖質・高脂質・ハイカロリー、野菜不足、魚不足」がありますね。
仕事をしているとどうしてもガッツリ食べたくなるでしょう。
忙しいからといって、ランチにラーメンやカレー、丼ものなど、サッと食べられるのに、すぐにエネルギー源となるものを選ぶことが多いのでは?
薄毛を起こす原因には、こういった糖質過多の食事によることが多いのです。
なぜ糖質が悪者なのでしょう。
それは、ビタミンやミネラルといった代謝を支えてくれる大切な栄養素がほとんど含まれていない食べ物が糖質なのです。
髪を育てるのに役立つ栄養素がとても少ないと言えます。
メタボや生活習慣病だけでなく、それと同時に髪にも多大な影響を及ぼしている可能性が高まります。
糖質とはいわゆる炭水化物。
炭水化物=糖質+食物繊維
食物繊維は腸にも良いため健康に良いものはたくさん摂ることが大切です。
問題になるのは糖質のほうですね。
糖質は白米、パン、麺類など、主食となる食品。
そしてスイーツなどの甘いもの、スナックなどに多く含まれる栄養素になります。
これを摂りすぎてしまうことで、糖が体中に余って体内のタンパク質と結合するのです。
これが「糖化」です。
糖化は体のあちこちで起こります。
そうすることで、細胞の働きを鈍らせ、老化させてしまうのです。
もちろん頭皮でもこれか起こります。
毛包幹細胞や毛母細胞の元気がなくってしまうため、ヘアサイクルの乱れにつながる結果になるのです。
ヘアサイクルが乱れてしまうと、当然薄毛は進行してしまいますね。
また、糖質過多により脂肪肝を引き起こすこともあります。
内臓脂肪が増加してしまうと、代謝が低下してしまい、髪の成長に影響を与えるホルモンの働きが悪くなり悪循環が生まれてしまいます。
ラーメンだけではなく、糖質過多にならないようにバランス良く食べることで、抜け毛予防をしながら発毛効果が期待できるでしょう。
ラーメンの頻度を減らそう
例えばランチだけでなく、お酒を飲んだ後に食べたくなるのは老若男女問わず人気のラーメンですね。
これには理由があります。
アルコールの飲み過ぎで肝臓に負担がかかるため、復活するために塩分や糖質を欲しがります。
一番理に叶っているのが、ラーメンなのです。
しかし、このラーメン、髪にとっては最悪のメニューになるのです。
麺は糖質、スープで脂質と塩分はたっぷりです。
チャーシューやネギなどがトッピングされているだけなので、タンパク質やビタミンなど摂取ができないのです。
日頃、ラーメンを毎日のように食べたり、お酒の後のラーメンを食べるのが習慣化している人は、間違いなく髪の成長は止まります。
思い当たる人は、できれば頻度を減らすことが大切です。
お昼にラーメンを食べたら、夕食は白米や主食である炭水化物を抜いて、タンパク質や野菜中心の食事にするなど栄養のバランスを考えて食べることが大切です。
何も完全にラーメンをやめろと言っているわけではありません。
あくまでもバランスの問題になります。
また、食べ方にもコツがあります。
食事を摂る時は、野菜(食物繊維)→タンパク質→糖質(主食類)の順番で摂るベジファーストという食べ方を行うと、食物繊維を先に摂ることができるので糖の吸収を穏やかにしてくれるため、腸にも優しい結果になります。
そして、食事はよく噛んでゆっくり食べるようにしましょう。
糖質を食べ始めるまでに、15分以上かける意識をすると吸収が変わります。
早食いをしてしまうと、満腹中枢が働き出す前に必要以上の量を食べすぎてしまう傾向になるため、メタボにもなりやすく、生活習慣病にもなるため厳禁です。
そして、野菜やタンパク質のようにしっかり形のある食物を食べることで、ビタミンやミネラルなど代謝に欠かせない栄養素を取り込むには、よく噛んで細かくすることが重要です。
細かくすることで、消化酵素がまんべんなく働ける下ごしらえをするため、吸収率が上がります。
それから、例えば髪にいい食材はワカメ!と言われたとしても、良いと言われていてもワカメばかり食べていても毛は生えないのです。
すべての栄養素をバランスよく摂らないと、その食材の持つ力をすべて発揮するのは難しくなってしまうため、バランスのいい食事でよく噛みゆっくり食べることが大切なのです。