薄毛・抜け毛のケアに深く関係するのが頭皮環境です。
正しい頭皮ケア、シャンプーの選び方やその仕方など、自分の髪の毛を守る対策を一挙解説!
今日から始められる対策を処方箋として、実践してみましょう!
Contents
シャンプーは頭皮の状態に合わせて選ぶ
薄毛や抜け毛が気になり始めたときに、ほとんどの人が最初に取り組むのが、シャンプー選び。
「髪のボリュームが気になる人へ」「コシやハリをよみがえらせる」など、キャッチコピーに惹かれてシャンプーを購入する人は多いはず。
ただし、基本的にシャンプー類には発毛を促すだけの効果は期待できません。
いくら髪の毛の指どおりがよくなるシャンプーを使っても、頭皮の状態が悪くなければかえるべきです。
初めてシャンプーを使うときは、小さいボトルを購入し、頭皮に合うかどうかを確認してください。
シャンプーが頭皮に合っているかどうかは、シャンプー後に頭皮が乾燥にもオイリーにも傾かない状態を保てるかで判断します。
シャンプーはスキンケアだと心得る
シャンプーは「髪を洗う」のではなく、皮膚である「頭皮を洗う」ものです。
頭皮は新陳代謝が盛んで、皮脂分泌や汗腺の動きも活発です。
頭皮の汚れや皮脂を落として清潔に保つ、これがシャンプーの本来の目的です。
髪の毛の汚れは、お湯で洗い流すだけで多くは落ちるといわれていますので、シャンプーを付けてからはゴシゴシ洗う必要はありません。
次項で紹介する正しい洗い方に気を付けて正しくシャンプーをすることが、頭皮を健やかに保つことになるのです。
正しいシャンプーの仕方
実際、薄毛や抜け毛に悩む女性に多いのが、髪の毛の洗い過ぎです。
洗いすぎると乾燥してフケが出やすくなります。
そこで正しいシャンプーの仕方を身に着けて、頭皮環境を健全に保ちましょう。
▼1:手の上でシャンプーを泡立てる
手ぐしで髪の毛をすすいだら、シャンプーを手のひらに適量とり、泡立てます。
髪に直接シャンプーをつけてゴシゴシ泡立てると、余計な摩擦が生じ、頭皮の負担になってしまいますので優しく泡立てるようにしましょう。
▼2:襟足から上へ向かって洗う
襟足から徐々に上に向かって頭皮をマッサージするように洗いましょう。
襟足から後頭部、側頭部、頭頂部、前頭部、生え際の順番で洗うと効果的です。
▼3:毛の流れに逆らうようにすすぐ
シャワーは下から上に向けて、髪の毛の流れに逆らうように流します。
トリートメントが頭皮に残ってしまわないように、しっかりすすぎましょう。
▼4:頭皮にあててためすすぎをする
シャワーを頭皮にあて、手のひらにためたお湯に頭皮を浸す「ためすすぎ」ですすぎ残しを防止。
髪は濡らしたらすぐに乾かしましょう
髪を洗った後は濡れっぱなし、というのは頭皮の環境を乱すことにもつながります。
余分な水分は素早く取り除くこと。
誰もが頭皮には常在菌をもっていますが、濡れたままだとその数を増やしてしまったリ、細菌の活動性を高めてしまうことになってしまいます。
また、濡れたままではキューティクルも開いたままになり、髪へのダメージにもつながります。
ドライヤーで細菌の繁殖を防止
洗髪後はタオルドライをしたあと、ドライヤーを使って頭皮までしっかり乾かします。
このとき、60度以上の温風は髪のタンパク質の分解を促し、傷める結果になってしまいますので注意が必要です。
ドライヤーで乾かすのが面倒だからとタオルドライのあと自然乾燥してしまうのは、髪にとってはマイナス。
自然乾燥だと髪から必要以上の水分が失われてしまい、髪がパサつく原因となったり、頭皮の乾燥を進めることにもなります。
夏は蒸れて汗や皮脂と混ざり合い、雑菌が繁殖してニオイにつながることも。
髪の毛の乾かし方
タオルドライをきちんとすると、ドライヤーを使う時間を短縮でき、それだけ髪へのダメージを軽減することに繋がります。
手のひらで髪の毛をはさみ毛先の水を切ったら、乾いたタオルで髪をはさみこむようにポンポンと優しくふき取る。
ゴシゴシしてしまうと、水分を含んで柔らかくなったキューティクルが傷つくのでやめましょう。
ドライヤーは10cm~20cm離して、乾きにくい髪の根元から風を当てるようにします。
温風と冷風を交互に使うことによってキューティクルが閉じて保湿を高め、髪の毛がまとまりやすくなります。
ドライヤーのノズルは、余計な部分に熱風を当てないようにするためについているので、外さずに使うようにしましょう。
髪の毛を乾かす際の注意点
上からドライヤを当てると、髪の根元を押さえつけてしまう事になり、ボリュームダウンにつながります。
逆にボリュームを抑えたいときは、上から当ててOK。
またキューティクルが傷つきやすくなっているので、乾かすときはブラシなどは使わず手で行うようにしてください。
ロングの人は髪の毛を持ち上げて根元を立ち上げるようにして風を当てましょう。
こうしておくと、セットするときもボリュームを出しやすくなります。
頭皮マッサージはシャンプー前に
頭皮の血行が悪くなれば、酸素や栄養素が髪の製造工場となる毛根部に運ばれなくなり、髪の成長に悪影響を与えたり、抜け毛が増える大きな要因となります。
頭皮の血行を良くする方法の一つが頭皮マッサージ。
頭皮マッサージには、副交感神経を刺激してリラックス効果を高める作用もあります。
頭皮を柔らかく保つためにも、頭皮マッサージは効果的です。頭頂部は特に硬さが気になりやすい部位なので意識的に行うといいでしょう。
頭皮マッサージは、頭皮が濡れている状態で行うと頭皮や髪の毛へのダメージになってしまう事にもなるので、シャンプー前に行うことが大切です。
しかし、同じ場所を長時間もんだり、爪を立てたり、痛みが出るほど強くもんだりしない事。
あくまでも心地よいと感じる強さをキープして、頭頂部へ向かって地肌を押し上げるようにしましょう。
マッサージグッズは使い方が肝心
現在、さまざまなマッサージグッズが販売されています。
基本的には、マッサージ器具を使って気持ちがいいと感じるのであれば、どの器具を使ってもいいでしょう。
要は頭皮を傷つけないように使い方に気を付けることが大切なのです。
頭皮の凝りや身体が気になるという人は少なくありませんが、マッサージをしなければ抜け毛がどんどん増えると断言できるほどの研究データはありません。
マッサージグッズを使うことで、一時的に頭皮の血流が改善されることは期待できますが、基本的には気分転換、リラクゼーション効果が得られるほど、ととらえておいた方がいいでしょう。
何よりまずは、頭皮環境を清潔に保ち、適度な保湿などで頭皮環境を整えることが大切です。
マッサージグッズ使用の注意点
頭皮へのマッサージは血流の改善が目的です。強く押したり、頭皮を傷つけたりすれば逆効果。
心地よく感じる程度の強さをキープしましょう。
また、長時間行ったり、同じ場所だけをマッサージするのも避けましょう。
刺激の与えすぎは頭皮にはマイナス要素でしかありません。
マッサージ器具は頭皮に優しい素材のものを選びましょう。
素材が金属でできている場合は、頭皮を傷つける危険もあるので避けた方がベターです。
また、マッサージ器具もブラシなどと同じように洗ったり拭いたりいつも清潔に保つこと。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
この記事では薄毛や抜け毛を予防するための、基本的なケア方法をご紹介してきました。
薄毛や抜け毛を防ぐためには頭皮環境を健全に保つ必要がありますので、日々のシャンプーやドライヤーの方法を見直すことで、薄毛・抜け毛を予防することができます。
また、頭皮の血流改善を目的として、頭皮マッサージを行うと効果的ですので、適宜行うようにしましょう。
今回ご紹介したケア方法を処方箋として、元気で美しい髪の毛を是非維持してください!