出産後、抜け毛がおさまり新しい毛が生えてきたとき、「あれ!白髪!?」一本の白髪に気付くことってないですか?その一本が、少し時間が経つと何本にも増えていた。
それって産後の「髪質変化」が原因です。
産後の抜け毛の後、しっかり頭皮ケアをしていないと、新しく生えそろう毛が白髪として生まれ変わってしまい、そのあとずっと白髪のままになってしまいます。
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白髪イコール老けて見られる
どんなに童顔の人でも白髪が見えると、「老けてみられます」これってとても残念ですよね。お顔は若々しいのに白髪って・・・・。
また、白髪が出てくるということは頭皮の「老化のサイン」頭皮が老化してくると皮膚筋力が低下し、お顔の肌のたるみの原因になってしまいます。
そこまでくるともうお手上げ状態。
そうならないためにも産後すぐ、いや産前からのアンチエイジングケアが必要です。
あなたなら染めますか?抜きますか?それぞれのデメリットとは!?
白髪染めをしても白髪を抜いてもそれぞれにメリットの方が少なくデメリットの方がどちらかというと多いです。
それぞれの理由は
白髪染めのデメリット
白髪は無くならないので定期的に染めなければいけない。
髪が白髪になると一生白髪のままになります。
ですから気になっている間はずっと染め続けなければなりません。
私の働いている美容院にはもう30年以上も白髪染めをしている方がたくさんいます。
しかも30年間毎月1回は必ずご来店されます。
とても気の長くなるような期間白髪染めをし続けなければいけません。
白髪染めにもいろんな種類があり、髪や頭皮のダメージにつながるため老けるのも早くなる。
長い期間定期的に白髪染めをしていると当然頭皮や髪の毛のダメージも蓄積していきます。
30年以上白髪染めをされている方はやっぱりつむじ付近や生え際が薄くなっています。
年齢のせいもあると思うのですが、やはり白髪染めはどんなに品質が良くなっても体に悪影響です。
白髪を抜くデメリット
白髪を抜いても生えてくるのは白髪。
白髪を抜いてもそこからは白髪が生えてきます。
これは毛根にあるメラノサイトの色素がなくなっているためです。
白髪の量が増えると抜くのが難しくなる。
当然白髪の量が増えると抜ける本数では無くなってくるのでカラーリングの方にシフトしなければならない時期が必ずやってきます。
毛量が減る。
髪の毛を抜くという行為は頭皮にとって非常にダメージの大きいものです。
抜いた方の毛根は段々と収縮していき最後には消滅します。
ですから白髪はできるだけ抜かないほうが良いでしょう。
白髪は染めても、抜いても結局、白髪が生えてきます。
白髪を生やさないためには髪質が変わる前からの頭皮ケアが大切です。
産後の白髪原因
私の勤める美容室のスタッフにも薄毛に悩む女性がいます。
その方は30歳前半、最近は白髪にも悩んでいたみたいで、白髪染めでうまくごまかしています。
ある日私が白髪染めに育毛剤を使ってみると改善されるよ!というお話をしてあげて、私のおススメした育毛剤を使わせたところ、一か月したころに髪の毛がふんわりし始め、なんと白髪も減ったということでした。
科学的な根拠は乏しいですが、おそらくプラシーボ効果もあると思っています。
その育毛剤を使ったことで白髪が改善されるという思い込みも一部影響しているのでは?と。
白髪は髪が毛母細胞分裂するときその過程で髪に色を付けるメラニン色素を作り出します。
メラノサイトがあり、そこで色素が生成され日本人だと黒髪になるのですが、そのメラノサイトが減少することでメラニン色素も減り、髪の色が白くなってしまうのです。
妊娠出産を通して女性の体は、女性ホルモンの分泌量や体の疲れ、栄養不足などの影響でメラノサイトの生成が鈍化してしまいます。そうすると白髪が増えてしまいます。
つまり、女性ホルモンの代用や栄養素、血行促進が十分であれば白髪が増えずらいということです。
また、メラノサイトを損傷させる原因としてストレスなどの内的要因もあります。これらの原因に対策をしていくことが大切です。
産後の白髪を予防
産後の白髪を予防するにはやっぱり産前や産後すぐの頭皮ケアが大切です。
白髪は髪の毛のメラノサイトが減少することで起きてしまいます。
メラノサイトは頭皮の疲れや老化が原因となっていることが多く、それをケアするには産後用育毛剤を使用し、十分な頭皮マッサージを日頃から徹底して行う必要があります。
また、それと同時に血行や代謝を促進させ老化させない「若い頭皮づくり」が必要。これにも産後の育毛剤や運動を一緒に行うと良いでしょう。
産後の白髪予防のための具体的な施策
産後用育毛剤で頭皮ケア
白髪予防のために育毛剤という発想がほとんどの人はありません。
しかし私たち美容師からしてみれば至極当然のことです。
なぜなら白髪は頭皮の老化によるものだからです。
また頭皮はお顔のお肌と一枚肌でできています。
年齢と共にお顔のケアは化粧水などでまめに行なっていると思いますが、頭皮ケアはほとんどの方がしていません。
頭皮が老化するとお顔も老化していきます。
ですからまずは育毛剤での頭皮ケアが第一になります。
そうすれば白髪も予防できなおかつお顔の雪崩たるみも予防できるのです。
毎日の食事
髪やお肌の原料はタンパク質やミネラル、ビタミンなどです。
毎日食べる食事はそれらの栄養素を意識的に取り入れるようにしましょう。
十分な睡眠
髪の毛が成長したり補修されたりするのは夜寝ている時です。
特に夜の10時から2時までは成長ホルモンの分泌が活発になる時間帯で、ゴールデンタイムとも言われているくらい大切な時間です。
また髪の毛やお肌の成長や修復には最低でも7時間の睡眠が必要と言われています。
十分な運動
睡眠中の成長ホルモンを十分に分泌させるなら運動の中でも筋トレが大切です。
筋トレをすることで成長ホルモンの分泌を活性化できます。
白髪予防体験談
ここで私の美容室に通われているお客様の体験談をご紹介します。
「産後1年が経つころ、ようやく新しい髪が生えてきました。
生え際から頭頂部にかけて抜け毛がすごくて、もうこのままハゲ上がってしまうのではと心配していました。
でも産後用の育毛剤を一緒に使っていたこともあって、何とか短い毛がワサワサっと生えてきました。
今はこの短い毛に悪戦苦闘しているのですが、それも、もう少しの辛抱です。
ある日ふと気づくと、その新しい髪の一本に白髪がポツリとあることに気づきます。
「まずい・・・。」一本あるということは他にも白髪がある可能性がある!そう思って旦那に手伝ってもらいながら私の白髪探しが始まりました。
でも白髪になっていたのはその一本だけ。今のところは。これは年齢を重ねるともっと増えると思います。
おそらくですが、私は産後すぐに育毛剤を使っていたことで防げたと思います。
「産後は抜け毛から髪質が変わるよ!」と友達に聞いていたので、それで頭皮毛は入念にしているつもりでした。そのおかげもあると思います。
もし育毛剤を使ってなかったら、どうなっていたことやら・・・・。
白髪を増やさないためにも今後もこの育毛剤にはお世話になろうと思っています。
予防ができれば白髪は生えてこない
女性用育毛剤で頭皮環境を整えると、メラノサイトが守られ、メラニン色素を大量に生成してくれます。
そうすると白髪が増えずらい頭皮環境になり、白髪の少ない人生を歩むことができます。
白髪は一度なってしまうとなかなか元に戻りません。
ですから、白髪になる前からの頭皮ケアがとても大切です。