”花粉のせいで髪の毛が傷んできた気がする・・・”
”花粉が髪の毛に影響するって聞いたことあるけどどういう関係があるの?”
”花粉に負けないようにする方法や対策方法が知りたい!”
本記事ではこのようなお悩みを解決します。
春や秋に悩まされる花粉の季節、花粉症の方にはとてもつらい時期ではありますが、「髪の毛の花粉対策」はしていますか?
花粉症の怖さは花粉症でない人にはあまり理解できないかもしれませんが、日常生活に支障が出るほど大変なものなんです。
私は花粉症じゃないから大丈夫だと思っている方、そんな方もぜひ気をつけておきたいところであります。
実は、髪の毛には衣類以上に花粉が付くこともあります。
なぜ花粉が付着しやすいのか?その条件や効果的な対策を、花粉持ちの私の経験を元に紹介していきます。
花粉の季節を少しでもラクに過ごせるようにぜひ参考にしてください!
Contents
花粉と髪の毛の関係性とは?
花粉がよく飛ぶ春や秋のシーズンは、洋服や洗濯物の衣類だけじゃなく髪の毛にも花粉が付着している可能性が多々あります。
髪の毛に付着した花粉は、花粉症の症状をさらに悪化させてしまうだけでなく、頭皮環境にも悪いとされています。
では日常生活にどのような影響を与えるのでしょうか。
順番に解説していきます。
頭皮や肌が荒れる原因
花粉のが原因で起こる症状と言うと、くしゃみや鼻水、目のかゆみ、最悪は喉を痛めてしまうこともありますが、他の症状として頭皮や肌が荒れる可能性もあることをご存知でしょうか?
花粉が多く飛散するシーズンは、肌や頭皮に少しだけ赤くなったり、ジリジリするようなかゆみ、痛みなどが現れることがあります。
花粉は髪の毛に関係ないと勝手に思い込んでしまい、何も対策しないでおくとどんどん悪化してしまいます。
それがきっかけで、頭皮を掻いてしまったりすることで傷がついてしまったり、頭皮に必要な皮脂やキューティクルなどが剥がれ落ちてしまいます。
すると髪の毛を守る役割がなくなってしまい、次第に髪の毛が抜けやすくなったりフケが多くなったりします。
ですので、花粉と髪の毛にはこれほどに重大な関係性があります。
アレルギー反応が引き起こす炎症
花粉症の方が頭皮のかゆみを感じやすいのは、体質が関係しているからだと言われており、身体がアレルギー反応を起こすために起きるのが花粉症というわけです。
鼻における花粉の症状は、主にくしゃみや鼻水などですが、頭皮は鼻と違って症状は全く異なり、「かゆみ」として反応が起こります。
特に頭皮はホコリや空気の汚れなどにより、雑菌が繁殖し皮膚の表面に湿疹ができやすくなったりすることから非常に繊細な場所でもあるため、かゆみを感じやすくなっているのです。
花粉症の悪化
花粉は顕微鏡で細かく見てみるとトゲトゲした形をしています。
そのせいで花粉は髪の繊維に絡みやすく、静電気を帯びていると余計にくっ付いてしまいます。
ですが、顕微鏡で見ないと分からないくらいとても微粒ですので、自分の髪に大量の花粉がくっ付いていても気付かずに過ごす場合が多いです。
ということは、常に花粉に囲まれた状態になるので、花粉症の症状もドンドン重くなってしまいます。
なぜ髪の毛に花粉が付着するのか?
花粉が髪につきやすいのは、顕微鏡で見たときの花粉の形や髪の毛のキューティクル、髪の毛の静電気が原因です。
花粉はとげとげしていることから、衣類や髪の毛にくっつきやすい性質を持っています。
次に、髪の毛は触るとさらさらしていますが、タンパク質の層がウロコ状になっているのキューティクルという物があります。
キューティクルは乾燥すると開きますが、この状態で髪の毛が擦れ合うと大量の静電気が生じてしまいます。
花粉は静電気によって引き寄せられる性質があるため、開いたキューティクルに引っかかり、髪の毛には大量の花粉が付着して残ってしまうことがあります。
では、実際に髪の毛に花粉を出来るだけ付着させないようにする対策方法はないのか?
次に解説していきます。
外に出る前にヘアケアをする
花粉症対策や日焼け対策にある露出を減らす方法という物がありますよね。
これは髪の花粉症対策にも有効で、髪の露出を減らせば花粉が付着するのを防ぐ事が可能なのです。
髪の露出を減らすポイントとしてヘアスタイリングにあります。
例えば、ロングヘアの方はお団子やポニーテールなど、できるだけまとめてあげるようにしましょう。
別の対策としてはつばの広い帽子を被るのも有効的になってきます。
また、花粉は髪の静電気で付着しやすくなる性質を持っているので、乾燥を防止する「トリートメント」をつけるのも効果的です。
他には注意しておきたいこととして、カラーやパーマをよくする方は花粉の季節には向いていません。
むしろ控えた方がよいです。
なぜなら、髪の毛を痛めやすくなってしまうからです。
ワックスやスプレーは付着する花粉の量を増やすだけなので、なるべく使わないスタイリングで対処できますが、油分の多いカラーやパーマなどの整髪料は花粉を引き寄せるだけでなく、シャンプーでは落ちにくく、花粉が髪に残留しやすくなってしまいます。
また、整髪料の香りや成分には鼻粘膜を刺激する効果も含まれており、くしゃみや鼻水を悪化させることもあるので、注意が必要です。
家に帰ったらしっかり花粉を落とす
帰宅するとすぐに衣服に付着した花粉を落としているという方は多いかと思いますが、髪の毛についた花粉も落とすようにしていますか?
外から持ち帰った花粉を部屋中に蔓延させないために、玄関で花粉を落とすのは最低限必要なことです。
必ず玄関先である程度の花粉を払い落としておきましょう。
髪の毛に付着した花粉を意識すると、少しの手間で花粉症対策にもなりますよ。
まずはブラシなどを使って玄関で真っ先に払うようにしましょう。
次に帰宅したらやっておきたいこととして、できるだけ早くお風呂に入ってシャンプーをすることです。
頭皮がデリケートな方や花粉症などのアレルギーをお持ちの方は頭皮は出来るだけ優しく洗い上げるようにしましょう。
お風呂から上がった後は翌日の乾燥対策も含め洗い流さないトリートメントをするのをお勧めします。
部屋を綺麗に保つ
実は部屋を綺麗に保つことは花粉を抑えるだけでなく、結果的には髪の毛や頭皮などを綺麗に保つことにもつながります。
花粉の季節はどんなに気をつけていても、室内に花粉を持ち込んでしまうことがあります。
常日頃から室内の掃除をこまめに行い、花粉を取り除きましょう。
さらに、暖房を使用する時期は、室内の換気も欠かせません。
しかし、空気の入れ替えをするときに、室内に花粉を入れてしまうおそれもあるため、換気のさいは花粉の飛散が比較的少ない朝や夜に、窓を小さめに開けて短時間で済ませましょう。
枕やシーツなどの寝具も、こまめに洗濯したり、花粉が付着しにくい素材を選んだりするとより効果的です。
まとめ
いかがだったでしょうか?
花粉と髪の毛には重大な関係性があることが分かったかと思います。
花粉症じゃないから大丈夫だと思っていた方も、これをきっかけにぜひ外出の際のケアや部屋の掃除や換気には気を配るようにしましょう。