生薬でもあるらっきょう
日本の家庭で、らっきょうを漬けることは季節の仕事でもありました。
今では市販でも売られているため、身近に食べられますね。
カレーに添えて食べる事が多いのではないでしょうか。たまに食べるお漬け物のイメージのあるらっきょうです。
実は漢方薬に用いられるほどの薬効があります。毎日少しずつ食べたい食品の一つです。このようならっきょうの栄養と効果や効能とは?
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豊富な食物繊維とアリシンが凝縮
らっきょうには植物繊維の一種。フルクタンが多く含まれていて、これは整腸作用、脂肪吸収の抑制などの効果があるのです。
野菜の食物繊維は不溶性食物繊維が多い中、らっきょうは水溶性食物繊維が含まれているのです。
その量はごぼうの約4倍です。そして他の野菜と比べてもトップクラスなのです。
水溶性食物繊維をご存知でしょうか。腸内で水分を吸収すると同時に有害物質も吸着して外に排泄する働きのある食物繊維です。
食物繊維は栄養素ではありませんね。これは身体の中の排泄物を出したり腸内をキレイにして吸収を良くすることが健康維持のためには最も大切なため、毎日摂った方がよいものになります。
食物繊維が十分になっていると、食べたものが胃や小腸にある消化酵素に触れにくくなり、消化・吸収がゆっくり進むのです。
また小腸では食物中のコレステロールやブドウ糖の吸収を抑えてくれる働きがあるのです。
さらに大腸へ移ることで、食物繊維が大腸にある腸内細菌のエサとなり腸内環境を健全にしてくれるのです。
このように、腸内環境を整えることによって生活習慣病予防に役立ちます。
食事中に小粒のらっきょうを一つでいいのです。毎日の元気の元となります。
またらっきょうの特徴といえば小粒ながらも、強い香りと辛みがありますね。
このもとは硫化アリルの一種アリシンという成分になります。
生のにんにくの辛みや玉ねぎを切ったとき目が痛む成分がありますね。
それと同じ成分になります。このアリシンはビタミンB1と結合することで、アリチアミンという物質をつくるのです。
アリチアミンは血中で長時間維持され、ビタミンB1の吸収を高めることができ疲労回復に効果的なのです。
ビタミンB1を含むはちみつでらっきょうを漬けたり、豚肉と合わせて食べるなど工夫することで、真夏には夏バテ予防になります。
他にもアリシン効果が!
・血液をサラサラにするため脳梗塞や心筋梗塞の予防、ガン予防、血行が良くなるため冷え性や動脈効果や血栓の予防にもなります。
・老化の原因である活性酸素を除去してくれる働きがあるため生活習慣病の予防になります。
・抗酸化・抗菌作用があります。このようにらっきょうは抗酸化作用が高いだけではなく、ビタミンC、ビタミンB6、カリウム、カルシウムなど、ビタミン類がバランスよく含まれているのです。そのことで美肌・美髪効果に繋がるのです。
抗酸化作用、抗菌作用もある。
らっきょうの強い香りのもとである硫化アリルの中に存在する『ジアリルスルフィド』成分。
これには抗酸化作用、抗菌作用があるのです。
この成分は酵素の働きを助けることによって活性酸素を除去する働きも持ち合わせているため、このように抗酸化力の高い成分や酵素の働きを活性化する成分が含まれているのが、らっきょうです。
身体によいからといってたくさん食べてしまうと刺激の強い食品になるため、下痢や胃もたれなど消化器のトラブルを起こしやすいです。
個人差もあります。
目安としとは1日に4粒までがオススメになります。
日持ちする甘酢漬けや塩漬けにして置くと、毎日コツコツと食べられます。
旬の時期には薬味やサラダにもオススメです。薄いミルフィーユの小粒の中には栄養がぎゅっと凝縮しています。
らっきょうの髪への効果
らっきょうには食物繊維が多く含まれています。
腸の中で善玉菌のはたらきを助けてくるはるため、便通をよくする効果があるとされ、ダイエットにも有効になります。
最近では、腸活という言葉を耳にする機会が増えてきましたね。実際腸活をしている方もいますね。
腸の中には約1000兆もの腸内細菌が存在しています。
体の不調やさまざまな病気になる原因として腸内細菌のバランスが乱れによるものです。
腸活とは、腸のはたらきをよくして腸をキレイにして吸収しやすくすることによって体全体の状態をよくする健康法のことをいいます。
らっきょうや玄米、いも類などは、食物繊維を多く含むので腸活にとっては抜群です。
そのため取り入れるべき食材とされているのです。らっきょうには、食物繊維以外にも硫化アリル・ケイ素などの成分があります。
そのため、らっきょうの独特の刺激臭は硫化アリルによるもの。
硫化アリルは、胃もたれを防ぐ効果や血行促進する効果があるのです。
そのため、健康できれいな髪が生えてきますし維持することができます。
らっきょうを食べることで、腸のはたらきだけではなく、髪も健康になるのは嬉しい効果ですね。
では次に、実際にどのようにらっきょうを毎日取り入れるのでしょうか。
らっきょうの取り入れ方
らっきょうを毎日の調理して取り入れている方は少ないかもしれないですね。
らっきょうには香辛料の辛みをおさえ、胃もたれを防ぐ効果があります。そのためカレーと一緒に食べると理想的な組み合わせといえるのです。
1日3~4粒を目安です。血液がさらさらになります。血行がよくなる効果があるため冬場などにも冷え性でお悩みの方にはオススメです。
旬は6~7月の季節には、生らっきょうを漬けたりだけではなく、炒めたり揚げたりして楽しむこともできるので、色々な料理にも使えるのが嬉しいですね。
アレンジレシピ
刻んだらっきょうを油でさっと炒めて、生のトマトにかけてみてください。手間なく取り入れることができ美味しいです。
それにプラスしてホイルに包んで焼いてバターと醤油で食べても美味しいです。
インターネットで調べるてみると腸活で注目されていることもあるので、らっきょうのさまざまな食べ方のレシピが公開されています。
様々なレシピがあるため調べてみると飽きずに毎日食べられるでしょう。
是非、腸にも髪にもよいといわれるらっきょうを取り入れて、健康な体と美髪を手に入れましょう。
黒らっきょう
黒らっきょうにはリジン効果があります。
リジンとは?
必須アミノ酸の一種になります。人体を構成するたんぱく質の組み立てに必要な栄養素の一つになります。
これは肉などの動物性たんぱく質に多く含まれているものになります。
ブドウ糖の代謝を良くして集中力を高めたり、カルシウムなどの吸収を促進してくれるのです。肝臓機能の強化などの効果があります。
リジンの効果
リジンは、体内のたんぱく質の組み立てに必要不可欠な必須アミノ酸の一種です。
たんぱく質は体内で細胞や細菌・ウイルスの侵入を防ぐ抗体の材料として用いられているのです。
リジンの摂取は成長と免疫力の向上に大きな役割を果たしてくれるのです。
①疲労回復効果、集中力を高める効果
②肝機能を高める効果
③単純疱疹(ヘルペス)を予防・改善する効果
④脳卒中の発症を抑制する効果
⑤髪の健康を保つ効果
があります。
こんな方にオススメです。
☆疲れやすい方
☆体調を整えたい方
☆免疫力を強化したい方
☆コレステロールを抑えたい方
☆骨を丈夫にしたい方
☆貧血気味の方
黒らっきょうは1日1粒が目安です。
黒らっきょうには100g中23.6mgのリジンが含有しているのです。
・生らっきょう→100g中5.0mg
・黒ニンニク→100g中5.4mg
黒らっきょうが桁違いに多く含まれているのがお分かりいただけるでしょう。
黒らっきょうは1粒の効果が凄いですね。必要なものが凝縮されています。
摂取する習慣を身につけることで健康をも手に入れられるでしょう。
そして、血流が良くなり頭皮が柔らかくなることで、栄養が行き届くようになり髪質が変わり髪艶が出るでしょう。