細くコシのない髪はスタイリングしてもトップがぺたんこになりがちです。
ふんわりしないと思いどおりにセットも決まりません。
困っている人も多いのではないでしょうか。
ぺたんとした髪は老けて見えるので、どうにかしたいですよね。
パーマをかける方法もありますが、髪の状態によっては傷みを助長しかねません。
髪にハリやコシがなくても、コツを押さえてブローすればふんわりさせることは可能です。
そこで、この記事では、ぺたんとしがちな髪をふんわりさせるブローのしかたについて紹介します。
Contents
髪がペタンとしてしまう原因とは
子どものころは髪そのものは細くてもハリやコシがあり、ふんわりしていることが多いものです。
それでは、どうして髪にハリがなくなり、ぺたんと寝てしまうようになるのでしょうか。
これには、主に次の4つの原因が挙げられます。
もともとの髪質が軟毛
加齢やストレス、生活習慣の乱れ
外部刺激によるダメージ
問題のある乾かし方
それぞれ、詳しく見ていきましょう。
もともと髪質が軟毛
髪の質は生まれつき決まっています。
キューティクルがぎっちり重なりあっている髪は硬く、薄くて数も少ない髪は弱めです。
後者の髪質を軟毛といい、あまりコシがありません。
そのため、ふんわりさせても長く持たず、気がつくとぺたんとしていることが多いです。
スタイリングがもつようにワックスやスタイリング剤をつけると、その重みに負けてしまうこともあるでしょう。
加齢やストレス、生活習慣の乱れ
髪が健康だと、ふんわりとボリュームがでます。
しかし、たとえばストレスで女性ホルモンが減ったり、ダイエットや偏った食生活で充分な栄養が届かなったりすると、髪が元気に育ちづらくなるのです。
しっかり成長せず、すぐにペタンとする細く弱々しい髪になります。
抜けやすくなるうえ、新しく生えてくる髪が少なくて全体の髪の量が減ってしまうこともあるでしょう。
密度が下がることで全体的にふんわり感がなくなります。
外部刺激による髪の傷み
髪が濡れて刺激に弱くなっているときにこすれる、紫外線を長時間浴びる、無理なブラッシングをするなどすると、キューティクルが剥がれるなどダメージを受けてしまいます。
表面のキューティクルが剥がれてしまうと、毛髪内部の水分や栄養が流出してしまうことがあります。
髪内部がすかすかになることで、弾力のないぺたんこ髪になってしまうのです。
乾かし方の問題
洗髪をしたあとの髪の乾かし方に問題があるケースもあります。
たとえば、自然乾燥させるケースです。自然乾燥させている間、濡れた髪は放置されます。
髪が濡れるとキューティクルが自然に少し開くため、こすれたりブラッシングしたりすると剥がれたり壊れたりすることがあるのです。
開いたキューティクルの隙間から髪内部の水分が蒸発してパサつくこともあるでしょう。
濡れた状態が続くと頭皮に雑菌が繁殖して荒れたりニオったりすることもあります。
自然乾燥はやめ、タオルドライとドライヤーとできちんと乾かすことが大切です。
しかし、タオルドライの際にごしごしこすったりドライヤーで乾かしすぎたりしても髪が傷むので注意しましょう。
傷んだ髪はふんわりとしません。
ぺたんこ髪をふんわりさせると3つのメリットがある
髪は女性の印象を決める大切な要素の1つです。
ふんわりさせることで次のようなメリットがあります。
若々しく見える
髪のセットが決まることで気分良く過ごせる
きちんと手をかけている印象になる
ぺたんとしたままだと、老けて見えてしまうでしょう。
スタイリングがうまくいかないとなんとなく気がのらないものですが、思い通りに決まれば気分も良くなります。
また、きちんと手をかけ、身だしなみを整えている印象も与えられます。
ブローのコツをしれば誰でもふんわりヘアに
そのままでは髪のボリュームがでないので、パーマをかけてふんわりさせている人もいるでしょう。
しかし、パーマはアルカリ剤でキューティクルを無理にあけて内部に薬剤を入れ、なかのたんぱく質結合の状態を変えることで癖をつけるものです。
ダメージは避けらないため、何度も繰り返しかけていると髪がますます細くなる可能性があります。
ぺたんとする髪は、うまくブローすることでふんわりさせることが可能です。
そのためには、朝のスタイリングのときだけではなく夜に髪を洗って乾かしたときにもブローしておくと良いでしょう。
ふんわりさせるドライヤーのかけ方を紹介
先に述べたように、ドライヤーのかけ方を間違えると髪が傷みます。
望ましいドライヤーのかけ方を押さえておきましょう。
タオルドライをする
濡れた髪にいきなりドライヤーをかけてはいけません。
これは、乾くまでに時間がかかってしまい、それだけダメージを受けやすくなるからです。
まずはタオルドライをしましょう。
体を拭いたバスタオルとは別に、乾いた清潔なタオルを用意します。
髪を包み込んで、そっと押さえて水気を吸い取りましょう。
ごしごしこすってはいけません。
ヘアオイルやトリートメントでケア
ドライヤーの熱から髪を守るため、ヘアオイルやアウトバストリートメントをつけましょう。
つけるときは、手のひらに少量だして両手をこすりあわせてなじませから、毛先をぎゅっと握りましょう。
毛先につけたら、その上もつけます。
荒れる可能性があるので、頭皮にはつけないようにしましょう。
手のひらにだすときは、少し足りないかもと思うくらい少なめの量にします。
髪につけてのばし、足りなければ追加するというように、少しずつつけていきましょう。
これは、髪にオイルやトリートメントをつけすぎるとべたっとして重たくなるためです。
ショート以外はブロッキング
いきなりドライヤーをかけると、髪の表面ばかり乾燥して内側は乾かないということになりかねません。
そこで、ダッカールなどを使って髪をざっと上下左右の4つ程度にブロッキングしましょう。
厳密に分ける必要はなく、おおざっぱなブロッキングで大丈夫です。
ドライヤーをかける
ドライヤーをかけるときの注意点は次の3点です。
頭から20cm程度離す
一カ所に熱風があたりすぎないようにドライヤーを小刻みに動かす
根元から乾かす
ドライヤーの送風口があまりに近いと髪に熱がこもって熱くなります。
これもダメージの元になるので、離してかけるようにしましょう。
たまにドライヤーをかけるときに髪をばさばさやる人がいますが、これをすると乾かし終わったときボサボサになります。
動かすのはドライヤーのほうにしましょう。
髪を乾かすときは根元からが原則です。
乾きやすく傷みやすい毛先からかけると乾きすぎてぱさぱさになうる可能性があるので、根元からあてるようにしましょう。
上から下に風をあてるとぺたんとしてしまうので、指を通して髪をかきあげ、その根元に温風をあてるようにします。
8割かわいたらブローモードに
全体の8割程度乾いたら、ブローしていきます。
トップなどふんわりさせたい部分の髪を持ち上げ、ロールブラシを根元にあてて軽く巻き、持ち上げます。
ロールブラシは細いものより太いものを使うほうがふんわりしやすくおすすめです。
髪を巻いたブラシを持ち上げながら、根元にドライヤーをあてましょう。
温風をあてたあと冷風に切り替えると、キューティクルがきゅっと締まってくせがつき、ふんわりします。
まとめ:ぺたんこをふんわりさせて若見え髪になろう
ボリュームのない髪も、ブローの仕方を工夫することでふんわりさせることは可能です
ふんわりさせたい髪を持ち上げ根元から毛先に向かってドライヤーの風をあてることを意識しましょう。
どれだけブローをがんばっても、髪そのものの傷みがひどいときは、うまくふんわりしてくれないこともあります。
髪が傷まないように、ひごろのヘアケアにも注意しましょう。