年齢を重ねるにつれて、気になってくる人も多い後頭部のボリューム不足。
男性だけでなく、女性も加齢やストレス、生活習慣などによって抜け毛が増えてくると、薄毛が気になったり、髪がぺたんとなってしまって、寂しい印象になってしまう人も多いと思います。
後頭部に適度なボリュームがあるだけで、若々しく華やかな印象になるので、ここはふんわりとしたスタイリングに仕上げたいところですよね。
また、薄毛に悩んでいない人でも、トップをふんわりとさせることで、こなれ感を出すことができるので、ぜひマスターしたいポイントです。
ですが、髪の後ろの方は見えにくかったりして、なかなか上手くスタイリングができない人も多いのではないでしょうか。
今回は、そんな後頭部のボリュームを出す方法を、いくつかご紹介します。
不器用な人でも簡単にできる方法もあるので、ぜひ参考にしてみてください。
Contents
トップにボリュームを出す秘訣
自然なふんわりトップに仕上げるには、髪のベース作りが重要です。
髪は濡れている時にクセがついて、乾いた時にそのクセが固定されるという性質を持っています。
そのため、濡れている髪を乾かす時に、後頭部がぺたんとなってしまわないように、ふんわりとしたベースを作っておきましょう。
ふんわりトップのベースを作る、髪の乾かし方
①まずは髪を根元からしっかり濡らす
朝シャワーを浴びた後にドライヤーをする時はもちろん、シャワーを浴びる時間が無い時でも、霧吹きなどで髪の根元からしっかり濡らしましょう。
また、巻き髪専用のローションやスプレーなどを使用しておくと、クセづけがしやすくなるのでおすすめです。
②トップの髪を持ち上げて風をあてる
後頭部だけでなく、ハチから上の部分の髪を真上にかきあげるように持ち上げて、ドライヤーの風をあてます。
この時に、髪の根元の方からしっかりとドライするようにしましょう。
右の方から風をあてたら次は左の方からあてる、というように、一方向から風をあてないように、色々な方向からあてるようにします。
③温風で乾かしたら、冷風で仕上げる
温風でしっかりと根元から乾かしたら、次に同じようにして冷風を髪にあてていきます。
温風をあてた後に冷風に切り替えることで、髪のクセが固定されて、ボリュームのキープ力を上げることができます。
④髪の分け目をジグザグにする
最後に、髪の分け目を指でざっくりとジグザグになるように作ります。
分け目をきっちり作り過ぎてしまうと、せっかくのボリュームが上手く馴染みません。
ざっくりと分けることで、ボリュームをキープしながら、自然なこなれ感を出すことができます。
ドライヤーを使う時は、乾かし過ぎに注意
髪を乾かす時は、ボリュームを出すことを意識し過ぎて、髪を乾かしすぎている状態である「オーバードライ」にならないように注意しましょう。
オーバードライになってしまうと、髪自体の水分まで蒸発してしまうので、髪の潤いがなくなり、パサついたり傷んだりする原因になってしまいます。
若々しく見えるヘアスタイルのポイントは、ふんわりボリュームだけでなく、髪のツヤがあることもマスト。
ドライヤーで仕上げた後は、ツヤが出るスタイリング剤を使用するのもおすすめです。
ツールを上手に使って、より華やなトップに仕上げよう
乾かし方を工夫することで、後頭部のボリュームアップのベース作りができます。
そこからさらに、ロールブラシやカールドライヤー、ホットカーラーなどのツールを使うことで、より華やかなふんわりトップにスタイリングすることができます。
それぞれのツールの上手な使い方や、簡単にボリュームアップする方法をご紹介します。
ロールブラシを使ったボリュームアップ
ロールブラシを使う時は、ドライヤーで完全に乾かさずに、7~8割くらい乾いたところで使用するのがポイントです。
普通のブラシでも代用できますが、ロールブラシの方がより簡単にふんわりとさせることができます。
ロールブラシでボリュームアップの方法
①トップの髪を取り、毛束の後ろの根元にロールブラシをあてます。
②毛束とロールブラシをグッと手前に少し引っ張るようにして引き出します。
同時に、ブラシをあてている毛束の反対側からドライヤーの温風をあてます。
③そのまま斜め45℃くらいの角度で毛先まですべらせます。
カールドライヤーを使ったボリュームアップ
ロールブラシを使う方法は、ブラシとドライヤーを両手で同時に使わないといけないので、初心者にはなかなか難しいかもしれません。
そんな時は、ブラシとドライヤーが一体になったカールドライヤーがあると、片手で簡単にスタイリングができるのでおすすめです。
カールドライヤーでボリュームアップの方法
①トップの髪を取り、毛束の後ろの根元にカールドライヤーの温風をあてます。
②毛束とカールドライヤーをグッと手前に少し引っ張るようにして引き出します。
③そのまま斜め45℃くらいの角度で毛先まですべらせます。
ホットカーラーを使ったボリュームアップ
カールドライヤーよりさらに簡単に、不器用な人でも失敗いらずにスタイリングができるのがホットカーラーです。
ホットカーラーは、巻いている間にお化粧など別のことができて、時短にもなるので、朝忙しい人にもおすすめです。
ホットカーラーでボリュームアップの方法
①トップの髪を取り、まっすぐに立ち上げて毛束の後ろ側にホットカーラーをあてます。
②ホットカーラーを毛先まで滑らせて、そのままくるくると根元に向かって巻きます。
③根元から立ち上げるように、しっかり巻き込んでクリップなどで固定します。
④数分置いてから、ゆっくりとホットカーラーを外します。
さらにボリュームアップしたい時には、ホットカーラーを前方向と後ろ方向に2つ巻くのがおすすめです。
ロールブラシ・カールドライヤー・ホットカーラー全ての方法で、巻いた後は弱い冷風をあてて、髪を冷やすようにしましょう。
そうすることで、クセづけされた髪がキープされて、髪のボリュームの持ちが良くなります。
さらに、冷風をあてることで髪にツヤを出す効果もあるので、少し手間は掛かりますがおすすめです。
トップにボリュームを出すヘアアレンジ
髪の長さがミディアム~ロングの人は、トップにボリュームを出した後に、髪をヘアアレンジしてまとめ髪にするのもおすすめです。
そうすることで、より優美に華やかな印象にすることができるので、お出かけやイベントの時にもぴったりです。
ふんわりトップをキープしながら、華やかなヘアアレンジにするコツをご紹介します。
逆毛を立ててボリュームをキープ
ふんわり柔らかいトップ活かしたヘアアレンジにする時は、逆毛を立てるのもおすすめです。
コームを使って、トップの髪の根元から中間くらいまでを、優しく逆毛を立てましょう。
そうすることで、ボリュームをキープしながらヘアアレンジもしやすくなります。
逆毛を立てた後は、そのボリュームを崩さないように気を付けながら、ハーフアップやポニーテール、ふんわりしたお団子ヘアもおすすめです。
せっかく作ったトップに割れ目が出来たりしないように、内側からスプレーなどでキープするのも良いでしょう。
アレンジはきっちりし過ぎると古臭い印象になってしまいがちなので、適度に指でほぐしてルーズ感を出したり、おくれ毛を出したりすることで、アカ抜けたスタイルにすることができます。
後頭部の抜け毛が気になる人や、ぺたんこ髪にお悩みの人におすすめの、トップのふんわりボリュームを叶える方法をご紹介しました。
後頭部をボリュームアップするだけで、見た目年齢が変わってきます。
ぜひ自分に合った方法を取り入れて、ふんわり女性らしいヘアスタイルにしていきましょう。