最近、髪が少なくなった気がする、、
原因は食生活?
それともストレスでしょうか?
実は、女性が薄毛になる原因は、ホルモンバランスの変化が大きく関係している場合もあって、男性よりも複雑なんです!
そこで、女性の薄毛やそのための対策を徹底的に教えちゃいます!
女性の薄毛やそのための対策を徹底解説
ではまず、男性と女性の薄毛の原因には一体どんな違いがあるのでしょう?
女性ホルモンが髪の成長にはすごく大事という事は、何となく知っている方も多いと思います。
では、女性の薄毛と男性の薄毛は、どのような違いがあるのでしょう?
男性が加齢と共に悩む薄毛の原因のほとんどは、遺伝と男性ホルモンの作用によって起きる『男性型脱毛症』です。
特徴は、額の生え際とてっぺんが薄くなるということ。
それと比べ、女性の場合は男性よりも複雑で、女性の薄毛の約半分くらいは男性型脱毛症と言われています。
更年期を迎えた女性は、女性ホルモンの分泌が減って行きます。
女性ホルモンと男性のホルモンのバランスが崩れ、男性ホルモンが強くなると発症するのがこの男性型脱毛症。
男性の薄毛とは違い、てっぺんを中心にして広い範囲が薄くなる事が多いとされています。
男性型脱毛症に次いで多いのは、慢性休止期脱毛症という女性ならではの脱毛症です。
原因はわかっておらず、男性ホルモンとは無関係なんです。
特徴的なパターンはありません。
頭全体に薄毛が進んでいきます。
発毛と脱毛にはサイクルがあり、成長期・退行期・休止期の3つの期間を繰り返しながら、新しい毛髪が生えていきます。
では、その周期について説明します!
成長期とは→頭髪が成長を続ける期間。
通常3~7年で、健康だと5年以上伸び続けます。
髪全体の約90%が成長期の毛です。
退行期とは→髪の成長に関わる毛球部という毛根の下の方の膨らみが少しずつ退縮していく。
休止期とは→退行期を経て、毛の成長が完全にストップ。
自然と髪が抜けていく時期です。
休止期はだいたい3ヶ月程度で、その後、次の成長期がやって来て新しい髪が生えてきます。
男性型脱毛症は、男性ホルモンの作用によって成長期、休止期、退行期の3つのサイクルのたびに成長期が短くなっていき、毛髪がうぶ毛のように細くなることで薄毛が進みます。
女性の場合は、更年期に女性ホルモンの分泌が減少するため、同じことが起こると考えられます。
逆に、慢性休止期脱毛症は休止期が長くなるので、髪が抜けたあとに次の毛がなかなか生えてきにくくなります。
そうすると、髪全体の本数が減ってしまいますので、薄毛がひき起こされます。
よく、産後に毛が急に抜けて薄毛に悩む方がいますが、髪の成長期を維持して促進する女性ホルモンの分泌が盛んな妊娠中と産後のギャップによるもの。
妊娠中はホルモンの分泌のおかげで成長期が維持されていて抜けなかった髪が、産後急に休止期になって抜けてしまう症状です。
この症状は一時的なものなので、あまり心配することはありません。
では、薄毛を防ぐためには、どんなことに気をつけて生活すれば良いのでしょう?
規則正しい生活
ストレスや疲れ、寝不足によって自律神経が乱れると、体に不調が起きることがあります。
きちんと生活のリズムを整えましょう。
適度な運動と十分な睡眠をとって、ストレスを溜めないことが大事!
バランスのとれた食事
ある特定の食べ物に育毛効果があるという話には、根拠があまりない場合もあります。
また、ダイエットなどで栄養失調になると髪の成長が邪魔され、脱毛が引き起こすことがあります。
髪に良いと言われている物ばかりを食べるよりも、バランスの良い食事をすることの方が大切。
わかってはいるけど、忙しくて難しいという方は、栄養素をサプリなどで取り入れてみましょう。
仕事が忙しいからといって、簡単に食べられるインスタント食品や脂っぽいもの、お腹にたまりやすい食生活はやめましょう。
野菜中心のタンパク質や、ビタミン・ミネラルをたくさん食べる生活に切り替えましょう。
食べる時間も一日3食を規則正しく、間食は少なめにすることがポイントです。
紫外線予防
紫外線は髪の主成分のタンパク質に悪影響を及ぼすだけでなく、髪や頭皮を乾燥させてしまうので、抜け毛を招く原因にもなります。
乾燥でダメージを受けた髪は、キューティクルがはがれやすい状態になってしまいます。
そのため髪のツヤもなくなり、パサつく原因になるとも言われています。
さらに髪の柔軟性がなくなり、切れ毛や枝毛ができやすくなることもあります。
日傘や帽子の使用を心がけて頭皮や毛髪を紫外線から守りましょう。
育毛剤を使う
発毛を促進、脱毛を予防の育毛剤を使用するのもおすすめです。
毎日のスキンケアと同じように取り入れると良いでしょう!
スタイリングやお手入れ方法の見直しで薄毛対策もできます!
髪の毛がパサパサしていて、すぐに切れてしまうという方は、ドライヤーのかけすぎや長年のヘアカラーが原因かもしれません。
見た目はキレイですが、パーマやヘアカラー、毎日のドライヤーは髪の毛にとって負担です。
髪の毛にも肌と同じように、保湿をしましょう。
シャンプーやコンディショナー&トリートメントを保湿力の高いものに切り替えたり、ドライヤーの使用方法を見直したりするなど、日ごろのお手入れの仕方を変えてみましょう。
また、パーマやカラーの仕方を変えて髪への負担を最小限にしたい事を、美容師さんに伝えてみるのも良いでしょう。
ホルモンバランスの乱れが原因の薄毛対策は?!
更年期や産後に薄毛になったり、ストレスを溜め込みやすい方、生理周期が不安定な方、睡眠不足の方、ピルの服用をやめた方もホルモンバランスが乱れて薄毛になることがあります。
このタイプは、まず生活習慣の見直しが必要です。
ストレスの原因を取り除く、十分な睡眠、そして食生活を改善してみましょう。
更年期やピルが原因の方は、婦人科を受診することもよい方法です。
治療は内服薬を中心に、外用薬やサプリなども使用します。
さまざまな治療法の中から選択していきますが、女性に多い“びまん性脱毛症”の治療では、飲み薬と塗り薬、サプリメント等を処方し、場合によっては点滴による治療も行います。
薬の服用を続けながら、月に1度くらいの定期診察を行い経過観察をしていきます。
治療の効果が出始めるまでには半年くらいかかり、効果のピークは1年から1年半後くらいになります。
その後は、現状維持をする治療に切り替えます。
治療に用いる内服薬(飲み薬)は、ホルモンバランスを調整する薬や、血流を促す薬。
外服薬(塗り薬)は発毛成分のミノキシジルを使用。
サプリメントはマルチビタミンや鉄、銅、亜鉛など髪に必要な栄養素を補うために服用します。
市販のサプリメントに比べて有効成分が高いものとなります。
点滴の場合、髪の成長に必要なアミノ酸やビタミン、ミネラルを補います。
経口摂取に比べて吸収率が高く、即効性があります。
薄毛の進行を遅らせる、頭皮の状態を良くするといった目的でホルモン剤を使用してホルモンを補充を他の治療法と併用して行うこともあります。
女性の薄毛には男性と異なる原因があり、対策や改善方法も異なります。髪の毛だけでなく心と身体によい生活を心がけることが大切です。
最近、髪のボリュームがなくなってきたり、薄毛や細毛が気になるという方たち。
未来の美髪のため、自分にベストなケアや生活習慣を見つけましょう!