女性の薄毛

女性の薄毛にいい、髪に必要な栄養素はコレ!食事に取り入れて健やかな髪を保とう

私たち人間は、食事によって必要な栄養素を摂取しています。

そのため食事の内容は美容や健康に大きな関りを持ってくるのです。

そこで本日は、豊かで健康な髪を保つために欠かすことのできない栄養素や、その栄養素を豊富に含んでいる食材をご紹介していきたいと思います。

良質なタンパク質は髪のもとに

私たちの髪の約80%を占めているのが、ケラチンと呼ばれる物質です。

そのケラチンが髪内部で不足すると、髪の縮れやうねり・ハリやコシの低下といった髪トラブルの原因にもなってしまうのです。

ケラチンの多くはタンパク質で構成されているのですが、人間の体内ではタンパク質や必須アミノ酸を生成することができないため、食事によって摂取する必要があります。

では、良質なタンパク質はどういった食材に多く含まれているのでしょうか。

こちらでは良質なタンパクを豊富に含む食材をいくつかご紹介していこうと思います。

まず1つ目にご紹介する食材はお肉です。

お肉には良質なタンパク質が豊富に含まれており、摂取することによってケラチンの生成を助ける作用があります。

中でも鶏肉は、豚肉や牛肉と比較すると脂肪分が少なくヘルシーで、なおかつ低カロリーなのでダイエット中の女性であっても安心して食べることのできる食材なのです。

また鶏肉には薄毛予防が期待できるイミダペプチドやトリプトファン、弾力ある健やかな頭皮に欠かすことのできないコラーゲンなどが豊富に含まれているため、薄毛が気になる方や育毛をされている方にもおすすめの食材です。

イミダペプチドは知らず知らずのうちに溜まった体や心の疲れを癒す疲労回復効果が期待できますし、トリプトファンはリラックスしたり快眠する際に必要となるメラトニンという物質の分泌量を増加させる働きがあるため薄毛を回復させる作用があるのです。

またコラーゲンには頭皮の水分量を高め、潤いのある状態をつくり出す効果があります。

潤いのある頭皮で育った髪は簡単には抜け落ちない丈夫な髪であることが多いため、コラーゲンは薄毛対策や育毛に必要不可欠な栄養素なのです。

また豚肉にも髪にいいとされる栄養素がたくさん含まれています。

豚肉にはタンパク質のほかにも、ビタミンB2という健康な頭皮や髪を保つために欠かすことのできない栄養素が豊富に含まれているのです。

このビタミンB2が不足すると頭皮が皮脂を過剰に分泌するようになったり、フケや痒みといった頭皮のトラブルを引き起こす原因にもなりかねません。

こういった頭皮へのダメージが蓄積させることで頭皮の毛穴詰まりや髪のツヤやコシの低下が引き起こされるため、日常的にビタミンB2を補う必要があるのです。

さらに、牛肉も栄養素がとても豊富な食材です。

牛肉には私たち女性に不足しがちな鉄分が豊富に含まれており、貧血や血流の悪化を改善する効果が期待できます。

また「血をつくり出すビタミン」と呼ばれるビタミンB12も含まれているため、髪を艶やかにする作用があるのです。

一見万能に見える牛肉なのですが、選ぶ際には一点注意が必要になります。

それは、脂身が多い部位を選ばないということです。

というのも、動物性脂肪分をとり過ぎることで頭皮の皮脂が過剰に分泌されるため頭皮トラブルの原因になりかねないのです。

牛肉を食べる際は可能な限り赤身の部位を選び、必要な栄養を摂取するよう心がけましょう。

またお肉以外の高タンパクな食材としては、卵が挙げられます。

卵には良質なタンパク質はもちろんのこと、髪をつくり出すアミノ酸の代謝を助ける働きをしてくれるビオチンという栄養素が含まれています。

このビオチンは主に卵の黄身部分に多く含まれており、摂取することで育毛効果が期待できるのです。

さらにビオチンは、潤いのある頭皮や髪に欠かすことのできないコラーゲンを合成する役割を担っているため、不足することで頭皮環境が悪化し髪のツヤやコシが損なわれる原因にもなります。

お肉や卵といった食材に豊富に含まれるタンパク質は、髪に大きな影響を与えるため、美しい髪を保ちたい方は毎日の食事から積極的にとるようにしましょう。

ビタミンやミネラルも同時にとろう

髪に必要な栄養素はタンパク質だけではありません。

ビタミンやミネラルといった栄養素も、健康で美しい髪を保つためには必要不可欠なのです。

まずレバーや大豆製品・緑黄色野菜などに多く含まれるビタミンB群は髪の発育に大きな関りを持っている、非常に優秀なビタミンです。

ビタミンB群は頭皮の皮脂が過剰に分泌されるのを抑制したり、髪をつくり出す毛母細胞や毛根に存在する毛乳頭細胞の分裂を活性化させ、髪の成長を促す作用があります。

またビタミンB群は、頭皮や髪の新陳代謝を促進し血流を改善する働きをしてくれます。

頭皮の血流が良くなることで、血液と共に必要な栄養素や酸素が髪全体に行き渡るため、髪にツヤやコシを与えてくれるのです。

さらにイチゴやみかん・オレンジなどの果物に多く含まれるビタミンCも髪の健康には欠かせません。

ビタミンCは髪をつくり出す細胞を活性化させたり、炎症を抑制する作用があるのです。

またビタミンCはコラーゲンの生成を促す効果があるため、髪をつくり出す土台となる頭皮を健やかに保つ役割を果たしてくれます。

また、ナッツ類やバター・玄米などに多く含まれるビタミンEも忘れてはいけません。

ビタミンEは抗酸化作用に優れており、体内で発生した活性酸素による酸化を抑制する働きがあります。

さらにビタミンEは血管を拡張する効果があるため、頭皮の血流を改善し栄養素が全体に行き渡るようにする手助けをしてくれるのです。

最後にご紹介する栄養素は、ビタミンAです。

このビタミンAは他のビタミン類と比較してあまり知られていないのですが、実は髪や頭皮に大きな影響を与えているのです。

ビタミンAには皮膚や粘膜を健やかに保つ働きがあり、不足することで髪のツヤやコシの低下や抜け毛・頭皮の乾燥といったトラブルを引き起こします。

しかしビタミンAは過剰に摂取することで脱毛や筋肉痛といった過剰症を引き起こす恐れがあるため、サプリメントなどを摂取している方は注意が必要になります。

また、こういったビタミン類と同様に摂取すべき栄養素としては、ミネラルが挙げられます。

ミネラルが体内に不足することで新陳代謝が正常に行われなくなったり、抜け毛や髪のパサつき・髪の縮れといったトラブルの原因になってしまうのです。

そういった事態を避けるためにも、毎日の食事でミネラルをきちんと摂取する必要があります。

では具体的に、どういった食材から、どんな種類のミネラルを摂取すればいいのでしょうか。

こちらでは髪のためにとるべきミネラルに関してご紹介していきたいと思います。

まず始めにご紹介するミネラルは、亜鉛です。

亜鉛は牡蠣や豚レバー・卵や納豆といった食材に多く含まれるミネラルで、皮膚や粘膜を健やかに保つ役割を果たします。

この亜鉛は、髪の主成分であるケラチンの生成に必要不可欠な栄養素で、不足することで髪のツヤやコシが失われたりへアサイクルが乱れる原因になると言われています。

さらに亜鉛を摂取することで、紫外線や大気汚染といった外部刺激から頭皮や髪を守る効果が期待できます。

亜鉛によってバリア機能が高まった頭皮は健康を取り戻し、髪をつくり出す細胞の活性化つも繋がるのです。

続いてご紹介するミネラルは、ヨードです。

ヨードは海藻類に多く含まれており、新陳代謝を高めたりタンパク質を合成するといった働きをしてくれます。

ヨードを積極的にとることで頭皮の新陳代謝が促進され、毛母細胞が新しいものへと生まれ変わるため、髪を健やかに保つのを手助けしてくれるのです。

このようにミネラルも、健康な髪に欠かすことのできない栄養素の一つなのです。

髪を美しく保つためには、きちんと栄養素を摂取する必要があります。
本日ご紹介した栄養素である「タンパク質」「ビタミン」「ミネラル」をバランスよく摂取し、いつまでも輝く髪をキープしていきましょう。