髪を健やかに育成するために、育毛剤が使われることがあります。
育毛剤は確かに便利な物ではありますが、いつ使うのかタイミングによっては意味をなさないときもあるのです。
適切なタイミングを見計らい使う必要がありますので、薄毛予防のために育毛剤を使うのであれば、いつがいいのか覚えておかなければいけません。
Contents
まずは髪をきれいに
髪を育成し、健やかな状態を保つために育毛剤の利用は正しい方向性と選択です。
加齢とともに髪にコシやハリを感じなくなってきたときには、育毛剤を使ってみるといいでしょう。
しかし、使い方を間違ってしまうと、正しくパフォーマンスを発揮しないことも出てきます。
大切なこととして、髪を育成するという手順にポイントがあります。
この手順を間違えてしまえば、何もかも意味がなくなると考えておかなければいけません。
1:ブラッシング
まずあらかじめブラッシングをして、髪の毛のホコリやフケを払い落としておくことが必要です。
ブラシをかけるだけで、かなりの汚れを落とすことができます。
この後にシャンプーで汚れを落として行きますが、ひと手間かけるかどうかで違いが出てきますので必ずブラッシングしましょう。
準備としてとても大切なことで、シャンプーをするからブラッシングをしなくてもいいということではありません。
髪が絡まっている状態を解くという意味でもぐらしのは大切です。
余計な負荷をかけないようにして、健やかな髪を維持する大事なブラッシングなのを忘れないようにしなければいけません。
2:シャンプー
ブラッシング終わったらシャンプーをします。
シャンプーをする際には、予洗いをしっかりとしましょう。
予洗いとは、ブラッシングによって引出した汚れやホコリを落とす何かいいです。
ぬるま湯で髪を洗うだけのことですが、この段階で8割近い汚れを落とすことができます。
非常に重要なポイントで優しく洗い流すことによって、この次のシャンプーの洗浄成分をしっかりと使えるようになるのです。
次にシャンプー泡立ててから髪に乗せることが大切です。
髪につけてから泡立てると、そのぶん刺激を与えることになるでしょう。
いらない摩擦や刺激を与えることで、髪にダメージを与えてしまうため、必ず泡立ててから使うのがシャンプーのポイントです。
3:すすぎ
シャンプーを使って髪を洗ったら、髪に良い成分が残らないようにしっかりとすすぎます。
すすぎが弱いと、シャンプーの成分が頭皮に残り、炎症を起こすことも出てくるからです。
香りが残るのを好む人もいますが、髪を健やかに育成させたいと思うのであれば、十分にすすいで落とさなければいけません。
どんなに優れたシャンプーであっても、頭皮にとってはダメージを与える存在だからです。
頭皮に残っているだけで、育毛剤の成分が吸収されにくくなることも考えてみなければいけません。
4:ドライヤー
髪を洗ったら、濡れたままではなく、ドライヤーで乾燥させる必要があります。
濡れたままの状態で育毛剤をつけたとしても、その水分とともに流れ落ちてしまうことも考えられるからです。
水分が蒸発する時に、大事な成分も持っていかれてしまうことも出てきます。
ドライヤーで乾かす時には、熱に十分に注意することが大切です。
ドライヤーの熱は、髪を傷めてしまうこともありますので、7割程度の乾燥で終了とします。
生乾き程度と同じいますが、これで十分問題ありません。
塗布しやすくブロッキング
髪を乾燥させた段階で、やっと育毛剤の出番がやってきます。
その前に、ブラシを使ってブロッキングしましょう。
髪に分け目をつけることをブロッキングと呼びますが、この分け目に沿って育毛剤を塗布していきます。
普段から一定の分け目を作っている人は、引っ張られやすくここから薄毛になってしまうことも考えなければいけません。
脱毛しやすい部分となりますので、育毛剤もしっかりと届くように塗布します。
これといって髪の毛を分けたりしない人は、塗布する時だけブロッキングしてあげると頭皮に育毛剤を届け易くなります。
ブロッキングした分け目に沿って少しずつ育毛剤を塗布していくことになりますが、指示してある量を必ず守ることが大切です。
大量に塗布したところで、効果が倍増したりすることはありません。
あくまでも必要な量得することが、育毛剤を無駄にしないためにも大事なポイントです。
分け目は頻繁に作る必要はありません。
ある程度の間隔をあけて分けても、頭皮マッサージをしますのでしっかりと行き渡らせることができるからです。
塗布した育毛剤は、ドライヤーなどで乾燥させる必要はありません。
自然乾燥で染み込ませていくことが大切なのは、熱を与えてしまうと蒸発してしまうからです。
成分的に熱に弱い育毛剤もあります。
どうしても素早く乾燥させなければならない時には、冷風を当てることである程度対処は可能です。
しかし、冷風でも風を与えることで熱を奪い乾燥させてしまいます。
デメリットが出てきますので、自然乾燥させることが大切です。
頭皮のマッサージで広げていく
育毛剤を塗布したら、頭皮をマッサージして染み込ませていかなければいけません。
全体にいきわたらせるためには、この頭皮マッサージがとても重要な意味を持ちます。
頭皮マッサージはいくつかの方法があり、育毛剤によって行う方法に違いがあったりするため、取扱説明書を読んで適切な方法を選択する必要があるでしょう。
乾燥してからと塗布して濡れている状態で始める方法がありますので、適切な方法を選択します。
頭皮マッサージをする際には、後頭部から始めていきます。
後頭部から指の腹を使って手を大きく広げて、ゆっくりと頭頂部へ向かっていきましょう。
頭皮を揉みほぐすような感じでマッサージしていけば問題ありません。
頭頂部へ向かって頭皮を持ち上げるような感覚でマッサージすれば、 周囲にあるツボも刺激して浸透させていくことができます。
同時に自分で首の付け根などもマッサージすると、血行の回復に役立ってくれますので抑えておきましょう。
頭頂部までマッサージが済んだら、前頭部へ向かってさらに優しく揉みこんでいきます。
手の指を大きく広げながら、親指を支点にして他の指を柔らかく動かしていくのが簡単です。
生え際あたりもしっかりとマッサージしていきますが、摩擦が起きてダメージを与えないようにしなければいけません。
指の下で頭皮が動く感覚程度で十分です。
これ以上の力をかける必要はありませんので、ゆっくりと動かしていく必要があります。
特に爪が当たってケガをしたりしないように注意して、頭皮のマッサージするのがポイントです。
1日2回の場合には
入浴後に育毛剤をつけるのは基本的なタイミングとも言えます。
他にも1日2回の使用となっている場合には、朝と夜に利用することが必要です。
入浴後は夜のしようと考えると、朝に支度をしている時に1回塗布するのが良いでしょう。
あまりに連続して塗布したとしても、重要な効果が得られない可能性が高まります。
うまくスケジュールを組み、それぞれがあまり近づかないようなタイミングで育毛剤は利用しなければいけません。
ここで注意しなければいけないのは、育毛剤は基本的に医薬部外品です。
副作用の心配はあまりありませんが、他の育毛剤と混ざったりしないように併用は控えなければいけません。
育毛剤のメーカーとしても、他の製品と混ざった時にどのような変化が起きるのか確認はしていないからです。
もう一つ頭皮のトラブルが起きている時には、使用は控えましょう。
高血圧や低血圧の人も、医師と相談の上利用することが大切です。
まとめ
育毛剤の基本的なタイミングは、入浴後の清潔な状態が適切です。
しっかりと汚れを落とし、血行が良くなったタイミングに塗布することで効果を期待することが出来ます。
髪を健やかに育成するためにも、このタイミングを間違わないようにしましょう。