今の時代、若者から年配者まで年齢関係なく、スマートフォンはなくてはならない存在になっていますよね。
スマートフォン1つあれば電話からメールからネットからゲームまで、さまざまなことに便利に使えるため、少しも手放せないという人もいるのではないでしょうか。
スマホを使用している人の中には、1日中常に手に持っている、スマホを見ていないと落ち着かない、などという依存的になっている人もいるでしょう。
ただ、長時間スマホを使用していると、薄毛になる可能性が高くなってしまうんです。
それは現代病ともいえる、若者を中心に増加している症状のストレートネックが原因です。
ずっとスマホを見降ろす姿勢で頭を下げたままだと、首が固定されてしまいます。
通常首は緩いカーブを描いているのですが、スマホを長時間使用していると、真っ直ぐに伸びたまま固定されてしまうんです。
それが薄毛に繋がる原因となっています。
そこで今回は、スマホは薄毛の原因になるのかということと、スマホ依存と薄毛や抜け毛の関係をお伝えしていきましょう。
Contents
スマホが薄毛の原因になるのか?
人間の首の形は弓なりに緩いカーブを描いているのが通常ですが、スマホを長時間使用していると、前のめりの姿勢から頚椎がストレートになってしまいます。
そうすると、肩や首に負担がかかり、肩コリやしびれなどの症状を発症することも少なくありません。
肩コリや首コリによって血流が悪くなると、薄毛の原因を作ってしまいます。
そこでここでは、ストレートネックの確認方法と、抜け毛に繋がる原因を詳しく説明していきましょう。
ストレートネック確認方法
スマートフォンを1日に何時間も使用している人は、ストレートネックになっている可能性が高いです。
そこでここではストレートネックの簡単な確認方法を説明しましょう。
①壁に背中を付けた姿勢で真っ直ぐに立ちます。
身長を測るときのように背筋を伸ばして立ってください。
②足のかかと部分、お尻、肩甲骨、頭を壁につけてください。
その際、後頭部が頭にきちんとついているでしょうか?
通常は後頭部が壁につきますが、壁につきづらい、またはつかない場合はストレートネックの可能性が高いです。
スマホを見ているとき、どうしてもスマホ画面をのぞき込むような姿勢になってしまいます。
その際、首が前に倒れて真っ直ぐに伸びた形になっているんです。
そしてその姿勢が固定されると、上記のように壁に後頭部が接触しなくなってしまいます。
肩こりや首コリなどの症状がある人は、一度ストレートネックになっていないかどうかを確認してみると良いでしょう。
姿勢が崩れることが原因
そもそも首コリや肩こりなどの症状は、姿勢が崩れることで起こります。
そしてストレートネックは、肩コリや首コリだけで終わらず、痛みやしびれの症状、酷くなると頭痛も発症します。
これは筋肉が緊張して硬直状態が続いたことによる血行不良からくる症状です。
そのため現代は、スマホが普及する以前の時代にはなかった、若年層の肩コリが増えてきています。
小学生でも、肩コリや首コリの症状に悩まされている人もいるんです。
身体を動かす機会が減って、同じ姿勢を固定する時間が長くなっていることが原因でしょう。
そのため、薄毛や抜け毛が若いときから始まる原因の1つは、血行不良によるものも少なくありません。
血行不良から毛根にも影響
健康な髪を生成するには、頭皮の毛細血管に酸素や栄養を充分に送られなければいけません。
血液は心臓から体内のあらゆる部位に送られていきますが、頭皮に辿り着くには肩や首を通過する必要があります。
しかし、肩コリや首コリが酷い状態だと血流が滞った状態になり、充分な栄養を頭皮にスムーズに送ることができなくなってしまいます。
頭皮が血行不良では健康で丈夫な髪を生成することができないため、薄毛に繋がってしまうんです。
眼精疲労が原因
スマートフォンを長時間使用することは、姿勢だけでなく、眼にも負担をかけています。
眼を使いすぎると、眼の周りの筋肉がこわばり、眼球周辺の筋肉が緊張状態になります。
筋緊張が続くと血流が悪くなるため、薄毛や抜け毛の原因を作ります。
そのため、スマートフォンをずっと見続けることで眼精疲労になると、薄毛や抜け毛の原因を作ることになってしまうといえるでしょう。
スマホとストレートネック
本来は、重い頭を支えるために首は緩くカーブしていますが、スマホを使いすぎてストレートになった首は、なかなか元の位置に戻らなくなります。
髪にはヘアサイクルがあり、成長期・退行期・休止期という順番で繰り返されていますが、髪が成長するはずの時期に血流が滞った状態になっていると、充分な栄養や酸素を毛根が受け取ることができなくなってしまうため、健康な髪が育つことが難しくなります。
そこでここからは、肩コリや首コリを緩和して血行を促進し、薄毛予防に繋げていく方法をお伝えしていきましょう。
スマホ時間を減らす
スマホが便利でなかなか手放せないのは充分に分かりますが、身体の健康にも、髪の健康にも良くない結果になりますので、できるだけスマホを見る時間を減らすように心掛けていくことが大切です。
スマホ使用時間が長くなるほどに、姿勢の崩れも固定され、首コリや肩こり・ストレートネックになる確率も高くなります。
また、1時間以上ずっとスマホ画面を見続けることで、眼精疲労にも繋がります。
そのため、スマホを見続けるような生活習慣はできるだけ避けるようにするのが、一番早い解決方法になるでしょう。
首のストレッチ
スマホを一定時間見続けていることに気付いたら、途中で視線を外して首を回したり、肩を回したりしてください。
同じ姿勢を継続することが血行不良の原因を作りますので、定期的に筋肉を動かして緊張を解いてあげましょう。
軽く首や肩を回すだけでも滞っていた血流が流れ始めますので、気付いた時にたびたび行って、筋肉の硬直を和らげていきましょう。
軽い運動
薄毛や抜け毛を予防するのに大切なことは、血行を促進して頭皮の環境を整えていくことです。
仕事でパソコンを使い、仕事以外でスマホを眺めている人は、ほぼ1日中姿勢が固定されているといっても良いでしょう。
身体を動かす機会が少ない人は、特に代謝も低く、血液循環が悪くなりがちです。
そのため、少しの時間でも良いので、ウォーキングなどで歩くことを習慣にしてください。
会社の行き帰りに1駅分歩くだけでも良いですし、エレベーターやエスカレーターを使わずに階段を使うだけでも良いです。
歩くこと自体が、簡単に代謝を上げて血行を促進してくれる運動ですのでおススメです。
ポイントとしては、歩行の際に少し大きめに腕を振ることです。
姿勢を正して歩き、意識して血液を流して肩こりを改善していきましょう。
お風呂に入る
1日の疲れをとるには、お風呂に入るのが一番効果的です。
少し温めのお湯にゆっくりと入ることで、血管が拡張されて血流が促され、リラックスした状態になり、筋肉の緊張がほぐれてストレスも緩和されます。
血管が拡張されて血流が良い状態にあると、頭皮の毛細血管にも栄養をスムーズに行き渡らせることができるようになり、育毛効果を上げることができます。
お風呂にゆったりと入ることで、交感神経から副交感神経に切り替えることができますので、質の良い睡眠にも繋げることができるでしょう。
まとめ
今回は、スマホは薄毛の原因になるのかということと、スマホ依存と薄毛や抜け毛の関係をお伝えしました。
便利故に長時間使用になりがちなスマホ使用ですが、崩れた姿勢が固定されると、ストレートネックになってしまいます。
ストレートネックは肩こりや首コリを作り、血行不良の原因を作ります。
健康な髪を育てるには血流の良さは欠かせません。
そのため、薄毛が気になる人は、スマホ使用時間を少しでも減らすことが大切になってきます。
また、運動やストレッチを日々の生活に取り入れることで、身体の代謝を上げて血流を促すようにしていくと良いでしょう。
いつもシャワーだけで済ませていた人は、お風呂に入るだけでも筋肉の緊張がほぐれていきますので、ゆっくりとお風呂に入って代謝を上げ、薄毛の改善に繋げていきましょう。