皆さんは、どのような時にお酒を飲まれますか?
仕事終わりのお疲れ様の意味を込めて1杯、自宅で寝酒として飲む、祝いの席での飲酒など様々な状況で飲まれることでしょう。
大きな違いと言えば、お酒はごくたまにしか飲まないか、もしくは毎日のように飲む位にお酒が好きかという点だと思います。
お酒をお飲むと気分が高まり、楽しい感覚に陥る方もしばしば…。飲み方によっては大きな事件や病を引き起こす原因にもなりかねます。
しかしながら、飲み方にさえ注意すればお酒を断つ必要はないのではないかと思います。
血行促進も期待出来るお酒ですが、実はお酒に含まれているアルコールは髪の抜け毛などにも影響を及ぼす可能性があるようです。
髪の毛は一体、どのような影響が考えられるのか、ご紹介致します。
お酒の種類によって薄毛を招きやすいものと、そうでないものがある?
お酒と言っても、様々な種類があります。
ビールに日本酒、ワインにウイスキーなどその種類は実に様々です。
アルコール度数に違いはもちろんですが、糖質の含まれている量も異なるのです。
特に、穀物や果実から作られることから糖質の含有量が多いものもあるのと言えるでしょう。
では、どのような特徴があるのか少し確認していきたいと思います。
ビール
まず最初は、生1つ!と言う方も多いでしょうか。
このビールが、どんな物から作られているかご存知の方は多いでしょう。
そうです、麦芽やホップを利用して作られています。
特に麦芽は穀物の仲間ですから、多くの糖質を含んでいます。
糖質は身体に必要な分以外は、脂肪となって体内に蓄積されていきます。
よく「ビールっ腹」と言われますが、まさにビールが太りやすい原因でもある事を表しているのです。
健康にも影響を及ぼす訳ですが、脂肪が増えると血管の収縮にも大きく関わってきます。
血管を縮める事により、頭皮からの皮脂の分泌量も増加させることになるのです。
その結果、頭皮の毛穴が塞がれる事態を招き抜け毛が増えたり薄毛にもなってしまうと考えらえます。
更にビールは利尿作用が高いことでも知られています。
つまり、身体に必要な成分をも体外に流していると言えます。
髪の成長などに必要な成分も失うことに繋がりかねません。
日本酒
和食に合うお酒の代表格とも言える日本酒ですが、こちらも糖質がなかなか高めのお酒です。
日本酒は原料がお米ですから、糖質が高いことはご承知の通りでしょう。
こちらも、先ほどビールの中でご紹介しましたように糖質が関係してくるのです。
頭皮の皮脂の分泌が増えて、毛穴を塞いだりするので薄毛や抜け毛の原因を招きやすくなります。
近年では、日本酒とは言えどもやはり健康に考慮している企業もあるようで「糖質0」の日本酒なども販売されています。
店頭にも並んでいるので、目にした事がある方も多いのではないでしょうか。
味わいに関しては、人それぞれ好みがあるとは思いますが、かなりすっきりとした味わいになっていると感じる方もいるようです。
しかしながら、日本酒には様々な栄養素が含まれている点も注目したい所です。
ビタミンやミネラル、アミノ酸が含まれています。
特にアミノ酸は、髪の毛の主成分であるタンパク質の形成にとって必要不可欠な存在でもあります。
ですので、髪の毛を育成する上では、飲み方に気を付けて上手に取り入れたいものです。
ワイン
手軽に手に入れやすい価格の商品もあれば、年代物だと中には高級品と呼ばれている代物もあるワインですが、原料がブドウという事は有名です。
美容目的で飲まれる方も多く、特に抗酸化作用に対しての注目度が高いです。
ポリフェノールは抗酸化作用が強いと言われていますが、実は赤ワインの方に豊富に含まれています。
同じワインでも、白ワインにはあまり含まれていないようです。
ですので、抗酸化作用を期待する上では赤ワインを取り入れる事がベストでしょう。
さて、糖質の多く含まれているお酒のビールと日本酒について先にご紹介しましたが、もちろんワインにも糖質は含まれています。
しかし、その含有量はビールと日本酒の半分以下と言われています。
余分な皮脂が頭皮の毛穴を塞ぐ可能性も低くなるでしょう。ワ
インお酒好きの方は、ワインを主に取り入れるのがおすすめかもしれません。
実は、おすすめな理由が他にもあるのです。
それはワインに含まれている酒石酸という成分が大きく関わっています。
酒石酸にはなんと、発毛や育毛効果が高く効果的だとされています。
これまで、薄毛や抜け毛になる可能性ばかりを述べてきました。
お酒を愛して病まない方には、朗報とも言えるのではないでしょうか。
それでは、酒石酸について少し詳しくご紹介させて頂きます。
酸味のある果実に含まれています。
酸味と言えば、レモンを一番に思い浮かべる方も多いと思います。
レモンといった果物はもちろんですが、ワインにはこの酒石酸が実に多く含まれているのです。
ブドウに特に多いのがその理由でもあります。
有機酸化合物の1つなのですが、ワインの酸味に深く関係しているのです。
酒石酸は肌を弱酸性に保つ働きも兼ね備えており、ケミカルピーリングなどでもその効果を発揮しています。
ケミカルピーリングは、古い角質を取り除く目的で行われる美容方法です。
肌に存在する微生物を抑制する効果もあると言われています。
そして近年、酒石酸には髪の毛の育成に欠かせない毛包細胞などから、発毛に必要な成分を産みだす効果があることが分かったのです。
アンチエイジング効果もあり、美肌にも髪の育毛にも効果のあるワインは良いこと尽くしでしょう。
ウイスキー
最後に、ウイスキーのご紹介です。
女性でウイスキーを飲まれる方は、どちらかと言うと少ない気もしますが…。
実はウイスキーは、糖質がゼロと言われているお酒なのです。
ところで、ウイスキーの原料をご存知の方はどの位、いらっしゃるでしょうか?
意外と知られていない気もするのですが、実は穀物が原料なのです。
大麦やトウモロコシといった穀物です。
意外だと思った方もいることでしょう。
しかし穀物ならば、糖質がゼロなはずがないと思わずにはいられません。
しかしながら、ウイスキーの製造工程にその秘密が隠されているのです。
蒸留酒という言葉を耳にした事があるでしょう。
ウイスキーは、蒸留酒なのです。
穀物を発酵させた後、蒸留させるのです。この蒸留させる工程で、糖分が飛ばされるが故に糖質を含まずに製造できるという訳なのです。
糖質の多さの心配はなくなりますが、アルコール度数が高いので少量でもかなり強く感じますので要注意です。
またワインにも含まれていた、ポリフェノールがウイスキーにも含まれています。
抗酸化作用があるというのは、すなわち活性酸素の除去を担っているという事です。
体内の活性酸素が増加すると、老化を招く原因にも繋がり若々しく見られなくなります。
つまり、抜け毛や薄毛を引き起こす事にもなるので、ポリフェノールを取り入れることはとても大切と言えるでしょう。
いかがでしたか?様々なお酒についてご紹介致しました。
お酒は嗜む程度が効果的であり、効果を期待して過剰に取りすぎるようなことは絶対に避けるべきでしょう。
髪の毛だけでなく、健康にも大きく関わってきますので、糖質の量にも気を付けながら上手に取り入れていく事が大切ではないでしょか。
これを機に、これまで飲んできたお酒の種類を変えてみることも良さそうです。