女性の薄毛

筋トレ女子には薄毛がいない?筋トレと薄毛の関係

薄毛で悩んでいる女性の方は筋トレをすることで太くきれいな髪の毛になることができます。

最近の筋トレブームは男性だけではなく筋トレ女子という言葉が生まれるくらい女性の間でも大流行ですね。

そして一貫して言えるのは筋トレ女子には薄毛が少ないということです。

アメリカのある大学の実験によれば60代以上の老齢の方に週3日の筋トレを3ヶ月続けてもらったところシワが50%、薄毛が40%回復したという報告があります。

それくらい筋トレ効果というものは凄まじいということがわかりますが、なぜ薄毛が改善していくのかを分析してみました。

筋トレによる成長ホルモンの分泌

筋トレをすることで筋肉にダメージを与えます。

するとこの筋肉を治そうと夜寝ている間に成長ホルモンが分泌され筋肉を補修してくれます。

ちなみに成長ホルモンは20歳を過ぎてからは分泌量が非常に少なくなっていきます。

その成長ホルモンは髪の毛の成長にも欠かせないホルモンなので、筋トレによって成長ホルモンの分泌を強制的に促すことで筋肉だけでなく、髪の毛の補修もしてくれるようになるのです。

自律神経が整い女性ホルモンが分泌する

女性の薄毛や髪質が悪くなるのは女性ホルモンの乱れや分泌量が減ることで発症することが多いです。

特に更年期近くになってくるとそれは顕著に現れます。

筋トレをすることで自律神経が整い女性ホルモンの分泌を促してくれます。

なぜ自律神経が整うのかというと、筋トレをすることで交感神経と副交感神経のリズムが整いさらに活性化されます。

そうすることで生活の中でリラックスしたい時と集中したいときのメリハリがつきやすく、精神的な不安も取り除いてくれ女性ホルモンの分泌も手助けてくれるのです。

血行が良くなる

血液の流れは心臓がポンプの役割をしてくれるため全身に血液を流すことができます。

この血液には髪の毛に必要な栄養や酸素が含まれています。

しかし、普段から運動の習慣がないと血液がドロドロだったり血管が狭く血流が悪かったりします。

その証拠に女性には冷え性の方が多いですよね。

しかし、筋トレをし筋肉を発達させることで筋肉が第二の心臓となってくれ血液の流れを手助けしてくれます。

他にも筋トレをすることで毛細血管が増えたり、髪の毛の成長にも筋トレは非常にメリットが多いのです。

生活習慣が規則正しくなる

筋トレは一朝一夕では効果がありません。

最低でも週2回、通常週3回は行ったほうが良いです。

そうしたルーティーンをこなすことで自分の体との対話の時間が増えるので意識が健康志向へ向かいます。

そうなると、生活習慣にも変化が出てきて、食べ物の変化や睡眠時間、筋トレの時間など生活にメリハリが出てきて生活習慣そのものが変わっていきます。

健康な髪は健康な生活習慣が作り上げます。

「筋トレをしないデメリット」

反対に筋トレをしないで今まで同様の生活を続けるとどうなるのかというと、

肥満体質になる

年齢を重ねていくと筋肉も衰えていくので基礎代謝も下がり肥満体質になりやすくなります。

体に脂肪がつくことで体が冷えやすくなり血行が悪くなります。

自律神経の乱れ

体が冷えると自律神経も乱れやすく、そこへ年齢を重ねると閉経による女性ホルモンの分泌量も低下していくので更年期障害や薄毛を発症しやすくなります。

更年期障害は女性全員がかかるものではありません。普段からの生活を意識していれば一般的に言われているような更年期障害の症状を緩和させることも可能です。

生活習慣が乱れやすい

筋トレは規則正しい生活習慣を作ることができると言いましたが、今までと同じような生活を続けることは間食や夜ふかしなど今までと何も変わらない。そもそも乱れた生活が習慣となっていることです。

分かってはいるけどそこから脱することができないのであれば筋トレはおすすめです。

そういう方は強制的にパーソナルジムから始めると良いでしょう。

「筋トレをすることによって体が大きくならないか心配」

女性によるある質問で筋トレをすると「男性のようにムキムキのマッチョになりそう」という声をよく聞きますが、はっきり言って男性のような体つきにはなりません。

女性は女性ホルモンの影響があり筋肉が肥大しづらいのです。

むしろ筋トレをすることで筋肉の密度が高くなりシャープな体が作られていきます。

ですから女性の筋トレは薄毛やシワを改善し、さらにしなやかな体のラインを作るので一石三鳥なのです。

「筋トレって何をすればいいの?正しい筋トレ教えます!」

さてここからは具体的な筋トレの方法を説明します。

自宅でできるものから教えますが、筋トレは正しい姿勢と負荷で行ったほうが体を壊さないため、できればパーソナルジムでトレーナーさんの指導を受けてその後フリーでトレーニングを一生継続したほうが良いです。

「まずはビック3と呼ばれる箇所から」

初心者の方が筋トレを行うのはまずはビック3と呼ばれる箇所から始めたほうが良いです。

ビック3とは体の中でも一番筋肉量が多く面積も大きい箇所の事を言います。

大きな筋肉を鍛えたほうが体のトレーニングメリットがありますが、ここを説明しているとかなり長くなるので割愛させていただきます。

1 大胸筋

大胸筋は上半身のなかでは背中の次に大きな筋肉です。心臓にも近く発達させることで血流がスムーズになったり女性の場合だとバストの形を整える効果があります。

1-1 腕立て伏せ

自宅で大胸筋を鍛えるのは腕立て伏せがポピュラーです。通常の腕立て伏せができないのであれば膝をついた状態から初めて見ると良いでしょう。

1-2 ベンチプレスorマシン

ジムではバーベルを使ったベンチプレスや大胸筋用のマシン器具があります。バーベルなどのフリーウエイトは最初は経験者と一緒に行わないと危険ですが、マシンは一人でもできるのでチャレンジしてみましょう。

2 背中

上半身で一番大きな筋肉が背中の広背筋ですが、背中の筋肉は部位ごとにトレーニングをしたほうが良いです。

2-1 懸垂

自宅トレの場合は懸垂と腕立て伏せの2択になります。特に懸垂ができるという女性は少ないので、最初は足のつくところで懸垂を始め、筋力がついてきたらぶら下がった状態から懸垂をしていきましょう。

2-2 デッドリフトorマシン

ジムトレの場合デッドリフトはバーベルを使って腰付近を鍛えるトレーニングです。

腰にかなり負担がきますので、最初はしっかりトレーナーさんの指導を受けてください。

また広背筋はワイヤーマシンを使って鍛えていきます。

こちらも正しい姿勢を保ちながらトレーニングをしましょう。

3 下半身

体の中でも一番筋肉量があるのが下半身です。特にお尻や太ももは筋肉量が多めです。

また心臓から離れた箇所にあるので鍛え方によっては強力なポンプの役割で体の血流を非常にスムーズにしてくれます。

もう一つのメリットとして垂れてきたお尻をヒップアップしたり、太ももに付きやすいセルライトを改善したりすることも可能です。

3-1 スクワット

自宅トレならばスクワットです。スクワットのやり方を知らない人はいないと思いますがそれなりにキツイトレーニングなので嫌う方が多い種目です。

3-2 バーベルスクワットorマシン

ジムトレならばバーベルを担いでスクワットを行います。

また下半身の部位ごとにマシンもありますので初心者の方はマシンから始めてみましょう。

バーベルなどのフリーウエイトはトレーナーさんの指導を最初に受けましょう。

「まとめ」

筋トレ女子に薄毛が少ないのは筋肉が普通の女性よりも発達していてさらに、血流が良く女性ホルモンのバランスも整っているからです。

それに加え加齢になっても成長ホルモンの分泌量が一定して分泌しています。

理論っぽい感じになってしまいましたが、薄毛を改善したいならまずは筋トレを始めてみると良いでしょう。