泥を使った美容品もたくさん出ていますが、泥は髪にも良い効果があるということを、ご存知でしたでしょうか?
泥は肌に良いだけでなく、髪も美しくしてくれる効果があります。
もちろん、その辺にある泥は使えません。
なんでも良いというわけではなないのです。
肌や髪に使用する泥は、質の高い海の泥(クレイ)です。
エステを利用したことがある人は分かると思いますが、クレイパックなどは定番メニューの1つとなっているほどに人気があります。
市販でも、泥の洗顔料やパックなどを見かけたことがある人もいるのではないでしょうか。
肌に使う商品で代表的なものには、毛穴パックなどがありますよね。
泥の粒子が細かいため、毛穴の奥まで届いて、詰まっていた老廃物などを取り除いてくれる効果があるんです。
そんな泥を髪や頭皮に使用することで、同じように髪をキレイにする効果を得ることができます。
そこで今回は、泥が髪に良いって本当なのかということと、泥パックの種類と効果を解説していきましょう。
Contents
泥が髪に良いって本当?
泥といっても、通常の泥よりも美容に使用する泥は粒子が細かく、滑らかな作りになっています。
そのため、肌や頭皮を傷つけることなく、安全に使用することができるんです。
そこでここでは、使用する泥の成分や、髪への効果を解説していきましょう。
泥の成分と効果
髪や美容などに使用されている泥の成分は、汚れを吸収しやすく、不要な老廃物や毒素を取り除いて、肌を滑らかにしてくれる効果があります。
【豊富な栄養素】
海の泥にはマグネシウムやミネラル、カリウムや鉄などがたくさん含まれているため、パックとして使用することで、頭皮の血行を促進したり、保湿を保ったり、毛穴の引き締め効果があったりと、肌に良い効果をたくさん得ることができます。
また、泥にはアミノ酸の生成を助ける働きもあるため、健康な髪を育てていくことができるようになります。
何故なら、髪はケラチンというアミノ酸で作られているからです。
【毛穴のクレンジング】
頭皮に汚れが詰まると抜け毛や薄毛の原因になります。
また、菌の繁殖や臭いの原因にもなります。
毎日シャンプーをしていても、落としきれない汚れや詰まりがありますが、泥を使うことで悩みを解消することができるでしょう。
質の良い泥は毛穴の汚れを奥から吸収して取り除いてくれる効果があります。
また、市販の強いシャンプーのような洗浄成分は使用されていないため、肌にも髪にも優しい作りになっており、肌が弱い人でも使用可能です。
【その他】
他にもデトックス効果や、炎症を抑えてくれる作用もあります。
そのため、肌荒れが気になるときにも問題なく使うことができるでしょう。
泥(クレイ)パックの種類を解説!
泥には種類があって、それぞれが持つ特徴や効果内容が違います。
そのため、得たい効果によって泥を選ぶようにすると、より一層美髪効果に繋げていくことができます。
そこでここでは、泥(クレイ)パックの種類を解説していきましょう。
泥の種類は?
【ブルークレイ】
ブルークレイは吸着力に優れているため、髪や頭皮にベタつきがある人は使用してみると良いでしょう。
毛穴にと滞っている余分な汚れも脂分も取り除いて、頭皮を毛穴から引き締めてくれる効果が期待できます。
【イエロークレイ】
ダメージを受けて傷んでパサついた髪に、水分を補給してくれる効果があります。
また、炎症を抑える効果もありますので、頭皮が日焼けしやすい夏場などに使用すると良いでしょう。
泥の状態は?
泥にはペースト状のものと、粉末状のものと、固形のものがあります。
泥パックなどで使用されているのはペースト状のものが多く、誰でもすぐに簡単に使用できるのが特徴です。
粉末や固形の状態のものは、水やお湯で泥の状態に仕上げる手間が必要です。
ただ、純度が高い成分で作られているため、安心して使用することができます。
また、髪だけでなく、身体や顔の肌にも使用したいなど、たくさん使いたい場合は自分で分量を調整できるため、便利です。
ヘアケア方法
泥(クレイ)でヘアケアするには、ペースト状で市販されているものはそのまま表示されている内容に沿って、使用量や用法を守ってヘアケアしていきましょう。
市販でもたくさんの種類がありますので、記載されている説明や成分を見ながら、自分の髪の状態に合ったものを選ぶようにしてください。
ただここでは、自分で泥を溶かして使っていく方法を説明していきますので、固形状や粉末状の泥に興味がある方は、参考にしてください。
ヘアケア準備
泥には固形状や粉末状のものなど、乾燥した状態の泥があり、自宅で溶かして使用していくことができます。
【ショートヘア用】
・乾燥した泥を12g程度準備します。
・水は大匙2杯程度。
・泥と水を器に入れてよく溶かして混ぜ、馴染んだら完成です。
【ロングヘア用】
・乾燥した泥を24g程度準備します。
・水は大匙4杯程度。
・泥と水を器に入れてよく溶かして混ぜ、馴染んだら完成です。
分量はあくまでも目安です。
そのため、ショートヘアやロングヘアでも、髪の量が多い人と少ない人ではまた少し違ってきますので、泥の過不足を微調整しながら作るようにしてみましょう。
また、水の量で泥の仕上がりが緩くなったり固くなったりします。
そこも微調整して好みの固さに仕上げることができます。
ヘアケア実践
では、泥を使ったヘアケア実践方法を説明していきましょう。
【ブラッシングと予洗い】
ブラッシングで髪のもつれをほぐしてから、お湯で予洗いして髪や頭皮に付着しているホコリや汚れを落としましょう。
【泥でヘアケア】
市販または自家製の泥(クレイ)を、頭と髪につけて、頭皮をマッサージしながら馴染ませながら洗います。
ただ、通常のシャンプーのように泡立ちが良くはないため、慣れるまでは物足りなさを感じるかもしれません。
【すすぎ】
泥の成分が残らないよう、しっかりと頭皮と髪をすすいで流してください。
その際、目の粗いブラシを使うと、洗い流しやすくなります。
【注意点】
もし、泥で髪を洗ったあと、髪の乾燥が気になる場合は、泥に少しオイルを混ぜてなめらかにしても良いでしょう。
ペースト状態で販売されているものは、他の成分も含まれているため問題ありませんが、固形や粉末の泥は純粋が高い泥のため、仕上がりが通常よりパサつくことがあります。
また、市販の固形や粉末の泥には、保存料や余計な成分が含まれていないため、作り置きすることもできません。
少し手間はかかりますが、使うたびに作るようにしてください。
自分で調整するのが大変だという人は、すぐ使用できる状態のものが市販されていますので、大丈夫です。
まとめ
今回は、泥が髪に良いって本当なのかということと、泥(クレイ)パックの種類と効果を解説しました。
泥(クレイ)は、美容でも効果が高く、肌を滑らかにしてくれる効果があると言われており、顔のパックなどでも市販されています。
その泥は、髪や頭皮に対しても効果を発揮します。
ただ、泥といってもどんな泥でも良いわけではなく、質の良い厳選された泥を使用しているのが特徴です。
そのため、泥の中にはミネラルやカリウムなどの成分が豊富に含まれており、髪にも頭皮にも栄養を与えて、美髪に整えてくれる効果が期待できます。
また、泥には炎症を抑制する効果もありますので、頭皮が炎症などのトラブルを抱えている場合にも、抑制して和らげてくれます。
すぐ使うことができるペースト状の泥が市販されていますが、自分で調整して泥のヘアケア剤を作りたいという人には、固形や粉末状態のものもありますので、利用してみると良いでしょう。
泥の効果を存分に使って、美しい髪を目指していきましょう。