ヘアケア

泥で女性の髪を洗おう!薄毛予防にクレイパックやガスールが凄い⁈

髪にいい泥パックの種類

「泥パック」というものをやったことがある方や試してみたことがある方も多いのではないでしょうか。

泥パックに使う粘土は、一般的なざらざらと粒子が粗く汚れが付着している様な地表近くの泥ではなく、粒子がとても細かく、地肌を傷つけない滑らかさを持っているのです。

髪に与える栄養

まず泥パックを肌に乗せることで、皮膚の上、また体内に溜まっている毒素や老廃物を吸い取ってくれる働きがあります。

この威力というのは非常に大きなものであり、ヨーロッパでは昔から医療として使われていました。

つまり髪にもとても良いという事なのです。

髪を支える地肌から毒素や老廃物を排出し、泥の持つ豊富なミネラルや栄養分を吸収していきます。

どんな泥パックが良い?
髪に良い泥パックを選ぶという点ではまずその「泥の種類」というものを知ることが大切です。

ブルークレイ

特に髪のベタつきが気になる方にはおススメです。

このブルークレイは汚れの「吸着力」が特徴の泥です。

つまり地肌になじませることで、毛穴の余分な油脂を取り除いてくれて、毛穴を引き締めてくれるので、リフトアップ効果もあります。

イエロークレイ

「イエロークレイ」と言われるものです。こちらは、髪や地肌のパサつきが気になるときの頭皮ケアに最高です。

ブルークレイとは反対に吸着力がおだやかなものなので、水分を補給する効果もあります。

さらに、紫外線ダメージをケアしてくれるので、日に当たり過ぎて乾燥してしまい、髪がパサパサするなど頭皮がヒリヒリ痒くなってしまった時にもオススメです。

夏場のケアとしても最高のパックになります。

イエロークレイは、泥の長所でもある種類の豊富さが購入時に難しくしています。

つまりお店でイエロークレイを探しても、黄色い泥だけで何種類もあるからです。

こんな時には店員さんにおススメを聞いたり、自分の髪の状態を相談できると場所があるといいでしょう。

泥で髪を洗う

自然派の方を中心に人気の泥はパックや洗顔料・入浴剤等としての利用がメジャーとなりますが、髪を洗うことも出来ることをご存知でしょうか。

泥の成分と歴史

石けんが発明される以前の時代は、泥で髪や身体を洗っていました。

泥美容の歴史はとても古く、古代エジプトのクレオパトラも泥パックで美を保っていたと言われているのは有名ですね。

泥の原料は世界各地の粘土質の地層から採掘されるのです。

それらの場所では貝殻などが一緒に掘り出されることから、現在は山や砂漠などであっても数千年前には海底であったと推定されているのです。

そのため泥には、マグネシウムやカルシウムなどのミネラル成分が豊富に含まれているのです。

また、泥の主成分の二酸化ケイ素などの粒子は表面が多孔質となっているのが特徴的です。

多孔質とは、細かい穴が沢山開いていることで、この穴に汚れが吸着されるため、毛穴がキレイになりさっぱりとした洗いあがりになるのです。

泥でヘアケアする方法

☆ショートヘア
乾燥クレイ 12g
水 大さじ2杯

☆ロングヘア
乾燥クレイ 24g
水 大さじ4杯

お皿などの容器で、水に乾燥しているクレイを溶かして泥を作ります。

上記の量は、あくまでも目安となります。

髪の長さやお好みの使用感になるよう調整することをオススメします。

使用方法

1.ブラッシングで髪のもつれをよくほぐし。

2.全体にお湯をかけて付着したホコリなどを軽く洗い流す。

3.水に溶かしておいた泥を頭と髪全体に行き渡らせる。

4.頭皮をやさしくマッサージをするように洗髪する。
毛穴ケアに少し放置してもいいでしょう。

5.よくすすいで流します。

市販のシャンプーのように泡立たないため、慣れるまでは汚れが落ちてるのかなという違和感があるかもしれませんので、目の粗いクシや洗髪ブラシなどを使用すると洗いやすいです。

初めての場合には、髪の毛を一束だけ洗ってみて使用感をみてから泥の柔らかさを確認してから、泥の溶かす量を決めるといいでしょう。

あまり緩すぎるても塗布しづらいですし、硬すぎても、塗布するのにスムーズに行えないです。

乾燥やごわつきが気になる方は、泥にハチミツやオイルなどを少量混ぜてカスタマイズしてみるのもポイントです。

髪の潤いも増しますよ。

この泥には保存料が入っていないため作り置きできません。使用の度に水に溶かしてすべて使い切るようにしてください。

もう一つの泥パックの種類

「ガスール」というモロッコでしか採掘困難な泥だということをご存知でしょうか。

この泥は、洗顔や入浴剤などあらゆる用途に使うことができるものになります。

もちろんヘアケアにも抜群の効果を発揮するのです。

ガスールとは?

ガスールとは、モロッコの北部にある都市フェズというところから約200キロ離れた地域一帯にある鉱山からだけ採掘される天然の粘土質の泥のことをいいます。

このガスールという言葉は、アラビア語で「洗い清める」という意味があります。その名の通りガスールには、素晴らしい洗浄力があるのです。

ガスールは、粘土質の泥ですので余分な皮脂や汚れを吸着してくれますし、多くのミネラル成分を含んでいるためその保湿効果は抜群なのです。

ガスールの髪への効果

髪を健康に保つためには、頭皮の健康がまず大切になります。

とくに頭皮の毛穴が汚れや皮脂などで詰まってしまうと髪が生まれ変わらず、抜け毛がふえてしまい、健康な髪は育ちません。

この毛穴に詰まった汚れや余分な皮脂を取り除くには、ガスールの吸着力は最適でしょう。

また、多くのミネラル成分が含まれているため、髪に潤いと艶を与えてくれるのです。

ガスールで洗うことで、子どもの頃の髪のようなサラサラな髪質になります。

ガスールの効果的な使い方

ガスールには固形と粉末がありますが、どちらもぬるま湯などで柔らかめのクリーム状にして塗布しやすいようにします。

そして、クリーム状になったガスールで、頭皮をマッサージするように髪全体によくなじませて洗います。

そして、しばらくそのまま置いて泥パックをしましょう。

この時、サランラップなどをすると保湿されるため、頭皮の汚れを吸着力を高めます。その後ガスールをしっかり洗い流します。

ただガスールだけで洗うと吸着力があるため、髪がギシギシ、キュッキュとした感触を感じることがあります。

これは今まで使っていたシャンプー・シリコン入りの化学合成シャンプー成分が、頭皮の毛穴や髪に残っていることが原因だからです。

ガスールを使い続けることでキシンでしまい、キシキシ、キュッキュとした感触はなくなってきます。

もし、この感触が気になるときは、クリーム状にしたガスールには、水の他にはちみつ・エッセンシャルオイルなどを少量混ぜて使うと違和感なく、サラサラ感が増します。

また、トリートメントを使うときは、ノンシリコンの天然素材を使ったオーガニックトリートメントがオススメです。

そして約1ヶ月間、ガスールを使うことで、はちみつやトリートメントが必要ない程の艶々感やサラサラの髪になります。

それまでは、満足でき日々が続くかもかもしれないですが、頑張って使い続けることが髪を育てます。

髪も頭皮などの細胞が生まれ変わらない限り、髪質が変わることはありません。

自然なもののため、すぐの変化は現れないのですが、細胞の生まれ変わりがスムーズにいくことで、髪質が徐々に変わってきます。

ガスールでヘアケアして美髪や髪艶を作りましょう