ヘアケア

薄毛女性も知っておきたい、白髪になる原因と対策!考えられる病気とは?

黒髪の中に白髪を発見するととても目立ちますよね。

白髪は高齢者のイメージが大きいので加齢という厳しい現実に直面してしまいますが、今は白髪に関しては個人差や様々な要因が重なり年齢だけが原因とは言えなくなっています。

それでは白髪になる原因はどんな内容があるのでしょうか?

今回は白髪になる原因と対策、白髪が生える場所により分かる考えられる病気を紹介したいと思います。

白髪について

白い髪と言う老化の代名詞のように1本あるだけで憂鬱な白髪ですが、意外に詳しくは知らないことが多いのではないでしょうか。

白髪についても知識を増やすと少し気持ちが楽になると思います。

そこで白髪がなぜできるのかと生えやすい場所や年齢、白髪は抜いた方がいいのかを解説します。

白髪はどうやってできる?

元々髪の毛は黒色ではなく白に近い色です。

しかし成長するにつれてメラニン色素が色を付けることにより黒色に変ります。

毛母細胞のメラノサイトが作り出すメラニン色素が髪の毛を黒くします。

その為メラノサイトの働きが低下か、メラニン色素の減少が白髪になる理由と考えられます。

白髪の生えた場所で考えられる病気は?

白髪が生える場所は数本の方や部分的、全体的に白髪が多い方など人それぞれ違うことが多く、白髪の生える場所によって次のような原因や病気が考えられます。

①頭頂部・分け目

・紫外線(直射日光)。
・胃(胃潰瘍や消化不良)

②頭頂部左

・肝臓
・ストレス

③ 頭頂部右

・腎臓(むくみ)
・ストレス

④前頭部

・肛門(痔、便秘など)
・ストレス
  
⑤ 後頭部

・生殖器(生理不順、不妊、精力減退)

⑥ つむじ

・肺、心臓

⑦ 額・こめかみ・眉毛

・眼精疲労
・神経

⑧耳の周り

・歯、歯茎(虫歯、歯槽膿漏、歯肉炎など)

白髪が生える場所によって原因や病気のサインが分かるとは驚きですね。

白髪を見つけたら生えている場所から病気になる原因を考えてみてもいいかもしれません。

また頭頂部やこめかみはストレスが関係し、白髪が生えること自体や白髪以外の不調に影響があるのでまずはストレスを減らすことを優先してみるといいですね。

白髪の生え始める年齢は?

白髪は年配者のイメージでしたが最近では若白髪と言う言葉もあるように若い方も白髪に悩んでいる方が増えています。

白髪が生え始める年齢は個人差があるので固定できませんが一般的には、男女ともに30代(男性:30代前半、女性30代後半)で白髪を気にする方が多く、生活の変化が大きく感じストレスを受けやすい年代ということも考えられるでしょう。

ただし人によってはもっと早い20代までに白髪が生える若白髪になり、逆に40代になっても白髪が生えない方もいます。

白髪は抜かない方がいい

黒髪の中の白髪はかなり目立つので多くの人は白髪を抜くと思いますが白髪は抜かない方が良いようです。

何故なら抜いた髪の毛の20本に1本は永久脱毛になるので全体の髪の毛の本数が減ってしまうからです。

また白髪を抜いても色素細胞が既に白いので生える毛は白髪になります。

また白髪を抜く際に毛根を傷つけることもあるので髪の毛や頭皮にはよくありません。

その為白髪を抜くよりは髪の毛や頭皮の環境改善や、抜くのではなく根元から切る方が良いようです。

ちなみに白髪を抜くことで白髪が増えることはないようです。

ですが黒髪に戻ることはほぼなく、黒髪に戻す技術は現時点では残念ながらありません。

白髪が生える主な原因

白髪は何故生えるのでしょうか?原因が分かれば対策も立てやすいので、主に考えられる原因を書いていきたいと思います。

加齢

歳を重ねると様々な不調が発生しますが残念ながら白髪も加齢が一つの原因です。

前述したとおり白髪はメラニサイトやメラニン色素の働きの低下によるものなので、これらは加齢とともに進行します。

ただやはり個人差が大きいので年齢だけで断定はできません。

遺伝

両親に白髪が多いと遺伝かと諦める方も多いかもしれません。

確かに遺伝の可能性もありますが、必ず白髪が生える遺伝子を持つと言うことではなく白髪が生えやすい遺伝子を持つことが考えられます。

白髪が生えやすい遺伝子はメラニン色素が生えにくく、成長ホルモンが少ないなどの働きがあります。

絶対ではないものの白髪になりやすい遺伝子と言うことなのでショックはあるかもしれませんが、対策をすることで白髪を改善することが出来ます。

ストレス

病は気からというようにストレスは多くの病気や症状に繋がります。

白髪もストレスが多い方程増えるようです。

ストレスが増えることで血管収縮から血行不良になり髪の毛の栄養が潤滑されなくなり白髪になってしまいます。

また交感神経が活発して皮脂が増え過酸化脂質になるとフケや痒み、抜け毛が増加する一方、頭皮で過酸化脂質が増えると髪の毛の色素を生成するメラニン色素やメラニサイトの働きが弱まってしまいます。

白髪対策

白髪の発生を抑える為には様々な方法があります。

対策と言うとげんなりしますが、どれも特別なことをしないで手軽にできる方法ばかりです。

それでは方法のポイントを書いていきたいと思います。

頭皮マッサージ

白髪を含めて髪の毛の土台は頭皮です。

頭皮が固まっていると血流が悪くなり髪の毛の栄養が行き渡らなくなり白髪になりやすくなってしまいます。

頭にも筋肉があるので頭皮を健やかにすることは頭の筋肉をほぐすこと。

マッサージが必要かどうかの目安は、頭を触ってみて動かなかったり動きが悪かったりしたら頭皮が固まっていることなので血流を良くする為にマッサージしてほぐすといいでしょう。

下記でご紹介する方法は数分で簡単にできるおすすめのマッサージ方法なので参考にしてみてください。

① 親指以外の4本の指の握り拳で頭全体を適度な強さでぐりぐりとさする

② 親指以外の4本の指で気持ち良く感じる位の強さで力を入れる

③指の腹でトントンと軽く頭皮全体を叩く

更に体が温まり1人で落ち着ける時間がある貴重なバスタイムに行うと効果的なので、シャンプーのついでやバスタイム以外の気の向いた時間にするとわざわざ時間をかけないでできるのでストレスなく行えます。

食事

髪の毛の主成分はタンパク質です。

その為食事を考える時にはまず良質なたんぱく質を適量摂取しているかどうかを考えてみてください。

良質なタンパク質を摂取する為には脂肪分が少ない鶏肉や大豆製品を1日成人女性40~50gほど摂取することをおすすめします。

更にタンパク質と合わせて働きをサポートするビタミン類、特にビタミンB、C、ミネラルの亜鉛もあわせて摂取してみてください。

睡眠

睡眠も髪の毛の成長に欠かせない要素で、髪の毛が新しい細胞に生まれ変わる時間帯の午後10時~午前2時までを特に意識してみてください。

睡眠不足になりやすい方は、体を温めたりほぐしたり好きな香をたいたり自分に合ったリラックス法を試してみてください。

運動

血流を良くする為には有酸素運動などの酸素を取り込んだ運動を適度にすることが効果的です。

有酸素運動はウォーキングが最良です。

歩くことは運動の基本で体力があまりない方にも気軽に始められ、お金も準備もかかりません。

ただし天気が悪い時や体調が悪い時には無理をせずに室内で歩くようにするか、別の軽い運動に切り替えて体の調子と様子を見ながら行うようにしてください。

エレベーターやエスカレーターの分を階段にするだけでもかなり変わります。

白髪染め

見た目をすぐに黒髪にできる白髪染めは即効性がありますが、髪の毛にダメージを与えることが難点です。

白髪の悩みをなくすためにした白髪染めが新たな悩みになってしまっては大変です。

アルカリ性のカラー剤は沁みたり人によってはアレルギーを起こしてしまったりすることもあるので、セルフカラーではなく美容師さんに相談しながら行うといいでしょう。

美容師さんがカラー剤の選択や白髪染めの頻度などアドバイスをしてもらうことで安心して白髪染めに専念することができます。

まとめ

白髪が生える場所によって当てはまる部位の不調や病気が考えられることが分かりました。

白髪が部分的に多く見られるようになった時には体の回復に専念して改善しない時には受診してみてもいいかもしれません。

また白髪の原因は加齢や遺伝などの自然的要因で個人ではどうにもならないこともありますが、多くは基本的生活習慣の見直しで改善できることが多いです。

白髪対策を兼ねて日々の生活の過ごし方を見直してみてはいかがでしょうか。