女性の薄毛

女性は白髪になると薄毛にならない?本当なのか検証

昔から白髪と薄毛の関係は話題として上がってきました。

白髪になると薄毛にならないと言われてきましたが、薄手で白髪の人もいっぱいいるでしょう。

女性でも同じように現れてきますが、この関係をよく考えてみなければいけません。

白髪になるプロセスは

薄毛の悩みとともに、年齢に合わせて多く現れてくる白髪も女性にとってプラスと言えるものではありません。

シルバーヘアと呼ばれるようにもなりましたが、元々のような黒髪であればこのような言い方もしないで済むからです。

白髪の本数の人によって違いがあります。

ちらほらと見えるような量だけで済む人もいますし、気がついたら全体的に真っ白くなっていたという人もいるでしょう。

同時に髪全体が薄くなってきた時がつく場合もあります。

白髪の基本となるのは、髪を作り出す時に黒い色素であるメラノサイトが働いていないところにあります。

色素細胞がしっかりと活性化されていれば、何歳になっても髪には色が失われないのです。

1度白髪になったとしても、何らかのきっかけでメラノサイトが活性化できれば、髪の色は戻ってきます。

たまにそういった髪を見かけることもあるでしょう。

ただし、かなり稀な状態で、可能性があるといった程度であり、全体がそのような状態になり色が戻ってくるというのはほぼありません。

ドラマやアニメなどで、強いショックを受けた後に全ての髪が真っ白になると言ったシーンを見かけることがあります。

髪は作り出された時点で細胞がダメになっている状態です。

このままの状態で、髪の内部にある色素がいきなり失われてしまうようなことはありません。

つまり、生えた髪が突然白くなるといった可能性はないのです。

あくまでも作り出された時に白くなっているかどうかが、白髪になるという状態と言えるでしょう。

白髪になる原因

白髪になるメラノサイトが活性化されていない状態につながる原因は、色々と存在します。

加齢でメラノサイトが活性化はできなくなったというのは、最も一般的な原因です。

他にも強い精神的なストレスにより、異常が起こったりするのは珍しくありません。

体内の細胞ですので栄養不足が引き金となることもあります。

髪を成長させるための栄養が不足し、不安定な状態になるとメラノサイトの影響を受けるからです。

髪は体の一部であり、成長に大きな影響を与えます。

そのため過度なダイエットで白髪が生まれてくる可能性もあるのです。

他の原因としては睡眠不足や出産によるホルモンバランスの変化などもありますし、遺伝によって白髪が多いという人も出てきます。

それぞれの原因が隠れていますが、早期に解決しなければ白髪がどんどんと広がっていく可能性が出てくるのです。

白髪と薄毛の共通点

白髪と薄毛の共通点は非常に多く見られます。

原因だけ見てもほぼ同じようなものになるでしょう。

例えば頭皮の栄養不足によりメラノサイトが働かないような状態は、髪を作り出すための栄養も足りなくなります。

髪を作り出せなくなれば、抜け毛だけが先行する形となり、薄毛に繋がっていくのは明白です。

ストレスが白髪に繋がるのと同時に、薄毛にも発展していきます。

人間の体はストレスがかかると生命維持を最優先とするように働くのです。

生命活動に必要なところに血液を流すように変化し、血管を収縮させてきます。

生命活動に関係のない末端などの血液は送られにくくなるため、頭皮も影響を受けるのです。

ここでも栄養が送られてこなくなるため、抜け毛になる可能性が出てきます。

過度なダイエットも同じようなことです。

栄養のバランスが崩れてしまうのが過度なダイエットの特徴ですが、頭皮にも栄養が送られてこなくなるでしょう。

必要な栄養素が足りなくなり、健康に影響が出て行くのと同時に薄毛になってきます。

白髪になる時も、このダメージがきっかけになるケースが多いのです。

このような例からも、白髪と薄毛は同じような原因とプロセスを辿っている可能性が高いでしょう。

つまり、白髪になると薄毛にならないということは考えられません。

実際に白髪のまま髪の量が少なくなる女性も多く見られます。

男性の場合では、白髪で薄い外国の俳優さんを見かけることがよくあるはずです。

共通点が非常に多い事からも、白髪になれば薄くならないというのは、全くあてにならないものなるでしょう。

抜いてしまうとリスクが大きい

少し違った側面から見てみる必要もあります。

白髪になると抜いてしまうという人も少なくありません。

女性の場合でも長い髪の中に白髪が目立つと、つい引っ張って抜いてしまいたいと衝動に駆られることも出てきます。

白髪を抜いてしまえば周囲に広がらないと思っている人もいるはずです。

白髪の原因はメラノサイトにあるのは間違いありませんが、抜いてしまったからといって周辺のメラノサイトの活動が活性化するわけではありません。

つまり、抜いてしまったからといって、周りの髪が白くならないと言ったことは起きないのです。

白髪は伝染するわけではないため、除去したからといってメリットが出てくるわけではありません。

逆に引っ張ったことが、白髪を増やす原因になる可能性が考えられます。

髪を引っ張って抜くという状態は、頭皮に必要のない負担をかける行為でしょう。

頭皮の負担が増えてしまえば、メラノサイトが活動を止めてしまう可能性が出てきます。

もちろん、薄毛になる原因にもなるのです。

このような状態を避けるためにも、白髪を抜くというのは避けなければいけません。

抜いてしまえば毛根にダメージを与えるのは明白であり、薄毛につながる可能性を拡大させます。

ひどい場合にはその周囲もダメージが広がっていくので、さらに悪条件を作ることになるでしょう。

予防策はある

白髪にも薄毛にもならないようにするためには、健康な生活を送るというのが大切です。

遺伝的に白髪になりやすいという人は回避できない部分もありますが、不健康な状態が引き金となる場合には、かなり抑えることができます。

栄養不足が原因となりやすいため、毎日の食生活を見直して行かなければいけません。

栄養のバランスが悪いというのも問題となりやすく、偏りが出ないようにするのも大切です。

ダイエットをする場合も、運動を取り入れ食事療法だけで進めないのも白髪予防につながります。

ストレスなどもできるだけたまらないようにしながら、発散できる方法を見つけておくと良いでしょう。

白髪自体が体のダメージから発展する可能性が高いため、注意して生活をしていかなければいけません。

予防法としてお風呂に入った時には、頭皮のマッサージをするのは有効です。

体が温まった時には血行も良くなっており、マッサージをすることでさらに促進させられます。

頭皮の環境を改善にも役立ち、しっかりと栄養を送り続けてくれるからです。

メラノサイトの活性化にも一役買ってくれますし、薄毛予防にも役立ちます。

マッサージをすることによってリラックスできるようになり、ストレス発散にもつながるからです。

マッサージをする際には強く行う必要はありません。

指の腹を使って頭全体を包み込むようにし、柔らかく揉みあげていけばOKです。

まとめ

白髪になると薄毛にならないということはありえません。

原因となる部分で共通項が多く、どちらかの症状が出ればどちらかが出ないといったものではないからです。

実際にそういった人も見かける以上、可能性として否定できるものではありません。

日々の生活の中で原因に繋がらないように予防していくことが、薄毛にもさせないために重要となるでしょう。