美しい髪の毛といえばサラサラ、しかも艶やかなロングヘアというイメージがあります。
そういった髪は例えば離れていてもいい香りがしてくるような気がします。
しかし、これほどの美しい髪の毛にするには相当努力と習慣が必要です。
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自宅で美容院を出たばかりの髪に再現するには?
美容院を出たばかりのような仕上がりの髪の毛に常にしているにはどうするかというとブローやアイロンなどを使ったスタイリングなどの技術力を身につけなければいけません。
しかし本当の意味で美しい髪というのは髪がダメージしないために正しいシャンプーを実践したり、そこに使うシャンプー剤の成分に気を使ったり、トリートメントやヘアパック。
シャンプー後のヘアドライなどを徹底的に気にして正しい方法を実践している。
さらには髪の毛は頭皮、体の中からのケアが必要だと気づいている人がナチュラルに美しい髪を手に入れられます。
髪の毛が長く毛先に行くほどダメージが大きくなっていく
美しい髪の毛を作る前に髪の毛はどういったことでダメージするかということを知っておきましょう。
まず髪の毛は毛穴から1ヶ月に1cm程度しか成長しません。
しかし2年もすれば24cmに、3年で36cmになります。このくらいだと肩下くらいの長さまで髪は伸びます。
さらにロングヘアと呼ばれる長さになるには後1年必要となり髪の長さは根本から測って48cm程度となります。
48cmともなると毛先は4年前の髪の毛ということになりますから生まれたての根本よりもだいぶくたびれてダメージが大きくなっている状態になります。
これをいかにケアしていくかが美しいロングヘアにするための秘訣だといっても良いでしょう。
髪ダメージの主な原因
髪の毛の主なダメージは毛先が古くなりダメージするだけでなく他にもたくさんあります。
カラーリング
4年間もカラーリングを全くしないと言った女性は稀です。必ずどこかでカラーリングをしていることでしょう。
カラー剤にはアルカリという成分が含まれておりこのアルカリのお陰で髪の毛が明るくなりお好みの色味に発色することができます。
しかしこのアルカリ剤が曲者で、アルカリは髪の毛に残留しやすく残っているうちはずっと髪は痛み続けます。これを残留アルカリといいます。
パーマ
パーマもアルカリの力を借りて一度髪の成分シスチンを分断しロッドで形つけたら再度2剤で結合します。
もともとの髪の毛の形状を変えるわけですからダメージしないわけがありません。
しかしカラー剤と違ってパーマの場合は2剤の前にバッファー剤と言ってアルカリを酸リンスで中和するためカラーよりも残留アルカリによるダメージは低くなります。
間違ったお手入れ
間違ったお手入れで一番多いのがシャンプーです。とにかく力強くシャンプーをする方は単に頭皮を自分自身で痛めつけているようなものです。
確かに気持ち良いと思いますが、それでは毛穴が歪になり髪が十分な栄養を全体に送ることができなくなってしまいます。
また、シャンプー剤の種類によっては洗浄力が強すぎて毛穴の奥まで浸透し髪に必要な成分までも根こそぎとってしまうことがあります。
乾燥や空気中の汚れ
あとは自然ダメージとして考えられるのが紫外線や空気中の汚れ、雑菌、乾燥などは髪にとって天敵となります。
美しい髪を手に入れるための技術的なアプローチ
美しい髪の毛を保つためには外側からの技術的なアプローチと内部からのアプローチが必要になります。
外側からの技術的なアプローチとして次のようなものがあります。
ブラッシングを見直してキューティクルを整える
ブラッシングをする際に私がよく見かけるのが自分の髪をブラッシングする女性は結構雑だなと感じることが多々あります。
絡まった髪の毛を無理やり梳かしたり、引っ張ったり。
それだと髪の毛もダメージしますが毛根もダメージして運が悪いと抜け毛になってしまいます。
髪の毛を梳かす時、特に毛先が絡まっている時は毛先から優しくほぐすように梳かしてあげます。
それから中間、根本付近にまでブラシを入れて根本から毛先までキューティクルを整えるように優しくブラッシングをしてあげるのが正しいブラッシングの仕方です。
正しいシャンプー方法
次に必要な技術はシャンプーです。
シャンプーに使うシャンプー剤もこだわった方が良いです。
おすすめはアミノ酸シャンプーです。
アミノ酸はもともと髪と同じ成分でしかも洗浄力が優しいため頭皮ダメージの心配もありません。
またアミノ酸で髪をコーティングされるので経年のダメージが蓄積するということも防ぎます。
あとはシャンプーの方法ですが、これについては他の記事でも詳しく解説していますので割愛します。
コンディショナーやトリートメントをめんどくさがらずに!
シャンプー後はコンディショナーやトリートメントを髪の中間部から毛先にかけて馴染ませていきます。
そして時間を20分程度おいた方が良いです。さらにホットタオルで巻きつけて放置するとより効果的で、48cmのロングヘアの毛先も綺麗に整います。
ドライヤーで乾かす前に一手間かけよう
次にやり方が間違っているなと思われる技術がドライです。
ドライをする時は乾いたタオルでしっかり頭皮から水分を取りそのあとドライヤーをかけていきます。
ドライヤーの風はできれば低温ドライヤーを使うと熱による髪のダメージや頭皮のダメージを抑えてくれ、キューティクルが非常に整いやすくなります。
低温ドライヤーがなければ普通のドライヤーで根本を中心に乾かし、8割程度髪が乾いたら終了しましょう。
美容院での髪のドライは8割ドライが一番髪の毛にちょうど良い水分量だとされています。
その後にオイル系のトリートメントで髪の中間から毛先にかけて馴染ませます。
美しいロングヘアは体の中からのアプローチが大切
次に美しいロングヘアに大切なアプローチは体の中からのアプローチ方法です。
食事
食事は髪の毛の素となるものですから非常に重要です。髪の毛はタンパク質をはじめ、ビタミンやミネラルなど多種多様な栄養素を必要とします。
食生活が偏ってしまっていると髪の毛が細くて乾燥しやすくなったり、反対にベタついて臭い香りのする髪の毛に成長することがあります。
運動
食事の次に大切なのが運動です。運動の中でもヨガなど筋肉を鍛えたり体を柔軟にする運動は自律神経をととのえ血行を促進します。また自律神経が整うことで女性ホルモンの分泌も促進されます。
女性ホルモンのエストロゲンが分泌されると女性の髪の毛は非常に女性らしい美しい髪が成長します。
反対にエストロゲンの分泌量が減ってしまうと枯れたような髪の毛になってしまいます。
また運動をすることで成長ホルモンの分泌を促すことができるため頭皮のダメージ箇所の補修や髪の成長を促してくれます。
睡眠
上記にある成長ホルモンや女性ホルモンの分泌が最も盛んなのが睡眠中です。
特に夜10時から午前2時までの4時間はゴールデンタイムと呼ばれており、最も各種ホルモンの分泌が高まります。
また質の良い睡眠をとることで髪の毛の成長を早めたり少しのダメージであれば改善し美しさを取り戻すことも可能です。
まとめ
このように女性の美しいロングヘアを作り出すには外側からの技術的なアプローチと生活習慣による体の内側からのアプローチが必要です。
この習慣が身につくまでは一手間、ふた手間だと思いますが、慣れて習慣化されると全く苦にはなりません。
むしろヘアケアが楽しくなってくるでしょう。
女性の美しいロングヘアはこうして作られていきます。