髪の毛の分け目をいつも同じところにしている人も多いのではないでしょうか。
分け目が薄くなってきたと感じたら、分け目を変えたりして対策したいですよね。
そこで、分け目が薄くなるのはなぜなのか、その真相についてご紹介します。
ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
Contents
分け目が薄くなるのはなぜ?
分け目が薄くなるのは、大きく分けて次の4つの理由が考えられます。
分け目がいつも同じ
ヘアスタイルをほとんど変えることなく、いつも同じようなヘアスタイルをしている人も多いでしょう。
分け目をいつも同じ位置にしていると、実は髪の毛に負担がかかりやすくなってしまいます。
同じ位置を分け目にしていると、くせも付き、分けやすくなるので、ついいつも同じ場所で分けてしまいがちになります。
すると、髪の毛の重さが偏ってしまい、さらにブラッシングするときに分け目から髪の毛を引っ張ってしまい、髪の毛が抜けてしまうことがあります。
また、スタイリング剤などもいつも同じ部分に付けることになるので、他の部分と比べて分け目には多く負担がかかってしまっているのです。
栄養不足
髪の毛を作るのに栄養は不可欠です。
毛根にしっかりと栄養が届かなければ、健康的な髪の毛を作ることはできません。
髪の毛は、体の中では、栄養が後回しになりやすい箇所です。
栄養が足りなければ、頭皮へも栄養が届きにくくなってしまいます。
頭皮に栄養がきちんと届かなければ、細く、ハリやコシもない髪の毛になってしまいます。
そのため、髪の毛の健康的な成長のためにも、しっかりと栄養を取ることが大切です。
食事制限をしたり、偏った食事だけをするようなダイエットは控えましょう。
また、髪の毛にしっかりと栄養を運ぶためには、健康的な血液循環が必要とです。
栄養を摂っていても血行が悪いと、頭皮へ栄養が届かず、髪の毛も健康的に育たなくなることもあります。
頭皮を触って固くなっているように感じれば、血流が悪くなっている可能性もあります。
FAGA
AGAは男性ホルモンが影響する男性特有の脱毛症のことです。
これに対し、FAGAは「女性男性型脱毛症」と呼ばれ、年齢とともに女性ホルモンが減少して、男性ホルモンが髪の毛に影響を及ぼします。
FAGAは、髪の毛が全体的に薄くなり、ボリュームのない髪の毛になります。
少しずつ髪の毛の量が減っていると、なかなか気づきにくい場合もあります。
分け目が薄くなったと感じたときには、髪の毛の量が少なくなっているかもしれません。
FAGAの初期であれば、早めに治療をすることができます。
紫外線
肌が日焼けするように、頭皮も紫外線により日焼けします。
特に分け目は、紫外線を直接浴びやすいので、分け目をいつも同じ位置にしている場合はさらに紫外線対策が必要です。
紫外線を浴び続けると、頭皮の乾燥や炎症、かゆみの原因になることもあります。
また、紫外線は頭皮の奥にある毛母細胞にまでダメージを与えます。
毛母細胞は、髪の毛を作る大切な細胞です。
毛母細胞がダメージを受けると、髪の成長に影響を与えるだけでなく、薄毛や抜け毛の原因にもなります。
分け目対策
分け目が薄くなる4つの理由についてご紹介しました。
では、分け目はどのように対策していけばいいのでしょうか。
分け目を変える
いつも分け目を同じ場所にしていると、分け目部分の髪の毛に負担がかかってしまいます。
いつも同じスタイルを続けている人は、思い切って新しいヘアスタイルにするのもおすすめです。
ヘアスタイルを変えたくない場合には、分け目を定期的に変えるようにしましょう。
分け目を変える場合には、無理に髪の毛を引っ張って固定するのではなく、ドライヤーを利用しましょう。
いつもと違う分け目にするときには、分け目の反対側からドライヤーを当て、根元部分から乾かします。
次に流したい方向にドライヤーを当てていきます。
最後は温風から冷風に切り替えて髪の毛をセットすれば完成です。
このとき、無理にブラッシングすると、抜け毛を招いてしまいます。
ブラッシングは髪の毛の根元からでなく、まず髪先をブラッシングし、次に髪の毛の長さの真ん中辺りから下へブラッシングし、最後に根元から毛先へブラッシングすると、髪の毛がもつれたり、絡むことを少なくできるのでおすすめです。
また、分け目の対策として、分け目をまっすぐにするのではなく、ジグザグに分けるのもおすすめです。
分け目をジグザグにすると、真っすぐの分け目に比べて、頭皮が見えにくくなります。
分け目の薄さが気になるときには、分け目をジグザクにすることで隠すこともできます。
頭皮マッサージ
血行不良が原因で栄養が頭皮まで届いていない場合は、頭皮マッサージをして、血流をよくしましょう。
頭皮マッサージはお風呂上りの血流が良く、頭皮が柔らかくなっているときにするのがおすすめです。
まず後頭部をマッサージします。首と頭の付け根辺りに親指を、他の指は後頭部にあて、下から上へ向けてゆっくりと押し上げます。
最初は軽い力で、ゆっくりとしたスピードで行いましょう。
後頭部をほぐしたら、次は頭全体をほぐしていきます。
指を広げ頭皮全体を包み込むように、時計回りに揉みます。
ゆっくりと揉みほぐしながら、3秒ほど指圧をします。呼吸を整えながら、ゆっくりとした動作で行いましょう。
徐々に移動しながら、頭全体をほぐします。頭全体がほぐれたら、最後に頭頂部をほぐします。
頭頂部には、ツボがあるので、少しずつほぐしていきましょう。
頭皮マッサージには、血行促進や.首こり・肩こり・頭痛の改善、またリラックス効果もあります。
また、頭皮と顔の皮膚はつながっているので、頭皮マッサージをして、頭皮がほぐれ、血行が良くなれば、顔のくすみが改善されたり、顔の筋肉や皮膚のハリにも良い影響を与えてくれます。
頭皮マッサージは、家で簡単にすることができるケア方法です。普段のヘアケアに取り入れてみてはいかがでしょうか。
食生活
日常生活が忙しいと、つい同じようなものばかり食べる習慣になっている人も多いのではないでしょうか。
髪の毛の成長には栄養は欠かせません。
食事の量を減らしたり、一定のものを食べないような偏ったダイエットをしていると、栄養不足になります。
栄養が頭皮へ行き届かなければ、髪の毛は細く、ツヤもなくなり、最悪の場合には抜け毛や薄毛に繋がります。
また、ファーストフードや肉などの脂っこいものばかりを食べていると、皮脂の分泌がさかんになり、頭皮の環境を悪化させてしまいます。
髪の毛の成長のためには、栄養バランスの取れた食事が大切です。
髪の毛の主成分はタンパク質です。特に、タンパク質や亜鉛、ビタミンを積極的に取るようにしましょう。
タンパク質を摂取するには、肉や大豆製品、卵、乳製品などを、亜鉛を摂取するには、貝類や牛肉を食べましょう。
また、ビタミンB6はタンパク質の分解を助けてくれ働きがあるので、牛レバーやバナナ、カツオ、マグロなどを食べるなど、バランスの良い食生活を心掛けることが大切です。
最後に
分け目が薄くなる理由とその対策についてご紹介しました。
分け目はついつい同じ位置にしてしまいがちですが、実は分け目部分の髪の毛には負担がかかっています。
分け目が薄くなるのを防ぐためにも、この記事を参考に、日ごろのケアや食生活を見直してみてはいかがでしょうか。