薄毛は目立つ症状なのでメンタルがとてもダメージを負ってしまいますよね。
特に女性には薄毛は年配の男性のイメージがまだ強いので、女性の薄毛も珍しくない現代でもとても辛くなってしまいます。
色々方法を試したけど改善が見られない時には余計に気落ちしてしまいますよね…。
更に厄介なことに必要以上に気にしたり気落ちしてしまうことで、心の病気にもなってしまうことがあります。
薄毛だけでも悩みの種なのにこれ以上病気を増やしたくないですよね。
そこで薄毛などの気にしすぎから発症してしまう可能性がある心の病気や、ダメージを受けたメンタルをどう回復するかを紹介していきます。
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薄毛を気にしすぎるとメンタル系の病気にかかってしまうこともある
病は気からという言葉がありますよね。
言葉通り気持ちから病気になってしまうことは多いです。
薄毛そのものは気にしなくてもいいくらいの症状でも、薄毛を気にするあまり心が病んでしまうことも…。
メンタル系の病気は近年数多く知られるようになりましたが、詳しくは知らない病気もあるのではないでしょうか?
ここでは心のダメージから病へと繋がってしまう確率が高いメンタル系の病気を紹介します。
うつ病
うつ病はメンタル系の病気として最も伝わるようになった病気のひとつですよね。
患者さんの数は73万人に上るとか!病院へ通っていない人も含めるともっとこの病気にかかって苦しんでいる人もいるのでしょう。
うつという言葉からなんとなく鬱々とした気持ちからくる病気と思いますが、余程メンタルが強い人でない限り誰にでも鬱々とした気持ちになりますよね。
うつ病とは一時的ではなく、1日中ずっと憂鬱である、憂鬱な状態が2週間以上続いてしまう、何をしても気分が晴れない、楽しかったことすらしたいとも思えない等、日常動作さえも難しくなってしまう病気のことを言います。
ここで注意したいのはうつ病は甘え!気持ちを強く持てば治る!という精神論で治る病気ではないということです。
うつ病は何かの原因で脳がダメージを受けてしまった病気です。
その為に気持ちの低下以外に、頭痛や関節痛などの体の痛みや睡眠障害や食欲の過不足、喉の渇きなど様々な症状も出て、悪化すると生きること自体が面倒くさいにまでなってしまうこともあります。
うつ病は珍しい病気ではありません。
自分がうつ病かもしれないと思った時にはサイトのチェックリストを利用したり、心療内科や精神科を受診して自分に合った処方をしてもらうといいですよ。
因みに薄毛を気にしてうつ病になってしまうことはあっても、うつ病になったら薄毛がどんどん進行してしまうことはないので安心してくださいね。
抜毛症(ばつもうしょう)
抜毛症とは自分の体毛を抜いてしまう精神病のことで聞きなれないかもしれませんが、重症の方は0.6~3.4%と比較的多く、どちらかというと女性の方が多くかかっています。
自分ではよくない行動と分かっているのにストレスで体毛を抜いてしまう…。
体毛は体に生えている毛の全てが対象ですが、最も多いものが髪の毛をぬいてしまうことです。
自覚している場合と無自覚の場合両方あり、爪を噛んだり皮膚をかいたりなどの行為とも合わさることが多いです。
抜毛を繰り返すうちに髪の毛が生えにくくなってしまい薄毛が悪化し、完全にその部分の髪の毛が無くなってしまう脱毛症などにもなってしまうこともあります。
髪の毛を抜くこと自体は自分で分かっていてのことが多いので、他人の前で抜くことはあまりなくよほど親しい人の前や一人でいる時に抜いてしまうことが殆どです。
毛を抜きすぎることで手にも支障が出たり、抜いた毛を食べたり噛んだりしてしまう食毛症になることがあります。
抜毛症は様々な症例に繋がってしまうこともあるので、早めに受診することをおすすめします。
初期の状態なら回復までの期間も短くすむことが多いので、抜毛症かもしれないと不安な時には精神科か皮膚科を受診してみてください。
円形脱毛症
10円はげと言われることもある円形脱毛症。
気軽に冗談の意味で使ってしまうこともありますが本人はとても深刻な悩みですよね。
名前のとおり10円玉サイズで脱毛してしまい、はげと言うイメージからなんとなく男性の方が多いと思われるかもしれませんが、意外にも女性に多いとされています。
円形脱毛症は眉毛に起る場合もあり決まった場所はありません。
一部分が抜け落ちる通常単発型、多くの部分が抜け落ちる通常多発型、全部の髪の毛が抜け落ちてしまう全頭型、円形ではない蛇行型、髪の毛も全身の毛も抜け落ちる汎発型に分けられます。
はっきりとした原因は分かっていませんが、ストレスも要因のひとつと考えらえる病気です。
頭部は目立つ割りに自分では見られない部分ですし、脱毛症自体は痛みやかゆみなど感じない病気です。
その為季節を問わず抜け毛があまりにも多いなど不安な時には皮膚科を受診してみるといいと思います。
統合失調症(とうごうしっちょうしょう)
統合失調症はメンタル系の病気の中でも割と聞いたことがある病気ではないでしょうか?
統合失調症とは色々なことが原因で情報や感情をまとめる働きを持つ脳が上手く作用できなくなってしまう(失調)病気です。
陽性症状(幻覚がでたりや妄想が強い)、陰性症状(意識や意欲が低下する)、認知機能障害(ある事柄を選別したり比較や臨機応変が難しい)の3タイプがあります。
原因はひとつだけではなく、なりやすい性格や性質の遺伝、妊娠や出生時の脳の障害、生活環境など様々な要因が重なる上に、その要因に当てはまったとしても必ず統合失調症になる訳ではなくどれも可能性の範囲なので難しいところです。
自分だけの判断は難しいので、精神科や心療内科、神経科などを受診して脳の働きを正常に回復させる薬物やメンタルのリハビリなどで治療に専念してみてください。
薄毛を気にしないようにするメンタル回復のコツ5選
薄毛を気になりだすときりがありませんよね。
ふとした時に頭を触って薄くなった髪の毛を感じてしまったり、つい髪の毛がふさふさの人と比べてしまったり、これ以上抜けてしまったらどうしようと不安になったり…。
特に以前は髪のボリュームがあった人や元々神経質な人、気にしやすい人ほど強く気にしてしまいがちです。
ずっと気にしていると陰鬱な雰囲気を出してしまい却って薄毛の存在が目立ってしまいます。
薄毛を始め多くのコンプレックスは自分が思っているほど他人が気にしていないものですが、頭で分かってはいても気持ちの切り替えは難しいですよね。
ここでは薄毛でも気にしないでいられる、心の調節に効果的な方法を紹介します。薄毛を気にしてしまう人は参考にしてみてください。
身だしなみや態度に気を配り清潔感を出す
人の印象はまず外見から入りますよね。
外見を作る元は身だしなみや態度にあります。
特別お洒落ではない服装なのに、身だしなみが清潔な人はとても見ていて好感度が高いですよね。
また言葉遣いや動作などもきちんとしている人は更に感じが良く思います。
服装がだらしない人や下品で粗暴な人は、仮にふさふさな髪の毛でも距離を置きたくなるタイプですよね。
きちんとした感じのいい雰囲気を出すように心がけると、薄毛なんて誰も気にしないあなた自身の魅力を周りの人に分かってもらえるのではないでしょうか。
まずは服装がきちんとしているかどうか、季節感に合っているかどうかなどの服装のチェックから、丁寧な言葉遣いや姿勢がきちんとしているかなど自分の外見の簡単な見直しから始めてみましょう。
外見をきちんとすると心もつられて上向きになると思いますよ。
自分の得意な部分をのばす
誰にでも得意なところや趣味など自分なりに興味がある分野があります。
それに熱中している人はとても魅力的ですよね。
その為自分の得意なところをのばして気持ちを上向きにしたり、好きなことに熱中して薄毛以外のことに気持ちを集中することがおすすめです。
例えば話をすることが好きなら今人気の話題について詳しくなって話の幅を広げてみるとか運動好きなら体を鍛えて引き締まった体を目指してみる、読書好きは今まで読んだことがないジャンルの本を読んで新しいことにチャレンジしてみる等方法は色々あります。
何かに集中している人はどんな分野でも生き生きとして見えるので、薄毛など気にされなくなるのではないでしょうか。
相手の気持ちを配慮できる人を目指す
話し上手より実は聞き上手の人の方が好感度が高くなりやすいです。
ストレス社会の現代では多くの人が自分の悩みを聞いてもらいたがっています。
薄毛で悩んでいる自分が他の人の悩みなど聞いている余裕なんてない!と思うかもしれませんが、自分が悩んでいるからこそ相手の悩みも聞きやすいのではないでしょうか。
聞き上手をマスターすることは話し上手よりある意味難しいですが、相手の話をまずはじっくり聞き途中で遮らないことと、まずは共感すること、自分が思ったことを言ってみる時には攻撃的にならないようにオブラートに包むようにすることを心がけてみてください。
すると話しやすい雰囲気が自然とできて自分の内面の魅力がぐんとアップすると思いますよ。
同じ悩みを抱えている人と話してみる
どんな悩みでも共感してくれる人がいると心強いですよね。
ですが悩みをなんでも話せる人、まして薄毛などのように繊細な悩みは中々同じ悩みを持つ人を見つけることは難しいですよね。
周囲に信頼できる人がいたとしても話しづらいでしょう。
リアルで難しい時こそネットを利用してみましょう。
ネットの相談掲示板などでは一般の人たちが沢山閲覧しています。
相談を投げかけて共感してもらうと自分だけじゃないんだと気持ちを落ちつけることができると思いますよ。
女性用ウィッグを着用してみる
薄毛を視覚的にサポートしてくれる確実な方法はやはりウィッグを着用することでしょう。
以前ならかつらをかぶることは女性にとってとても勇気がいりましたが、今ではお洒落用や医療用など様々なウィッグが取り扱われています。
女性用ウィッグ販売店では店員も女性ですし、相談もかねて色々お話をしてみるとプロに聞いてもらえることで格段にスッキリすると思います。
その時にはどのようなウィッグをしたらいいのか、ウィッグの活用の仕方、お手入れ方法などをしっかりと店員さんに聞いておくと、家で利用する時に安心して利用することができます。
まとめ
薄毛を強く気にしてしまうことで発症してしまう可能性があるメンタルの病気には、うつ病、抜毛症、円形脱毛症、統合失調症と様々ありました。
どの症例も気にしやすい女性がなりやすいとされているので、繊細な性格の人は様々な病気の原因ばかり多くて何なんだ!と腹が立つかもしれません。
ですがそこで怒りやすくなってしまってはまた悪循環です。
難しいですがメンタル回復の基本は自分自身の魅力をアップすることです。
薄毛は他人からするとそこまで気にしていないことが多い悩みです。
なので薄毛を気にすること自体は当たり前、自分以外にも悩んでいる人は沢山いると心にとめて、薄毛を気にされなくなる位自分の魅力を上げてみるように心がけてみてください。