女性の薄毛

女性の薄毛は食事から改善するのがおすすめ!

みなさん薄毛や抜け毛の対策と聞くと、まずはヘアケア、つまり外側からのアプローチを想像しませんか?

しかし、毛髪も人間の身体の一部なので、薄毛や抜け毛は食事から改善するのがとってもおすすめなんです!

今回は女性の薄毛対策を食事の観点から詳しくご紹介いたしますので、是非取り組んでみて下さいね!

女性の薄毛の原因

育毛シャンプーなどに「男性用」と「女性用」があるように、薄毛の原因は男性と女性では異なった原因があることがあります。

女性は女性特有のホルモンバランスの乱れや産後の一時的な抜け毛、過度なダイエットなどが原因と言われており、それらを改善する為には睡眠の質や時間の向上、ストレス緩和、頭皮環境の改善、マッサージや育毛シャンプーなどのヘアケアによる頭皮ケア、栄養補給、身体の内側からケアする食事の改善などが挙げられます。

これら全てを一度に取り組むことはなかなか難しいので、まずは今日からすぐ取り組める「食事の見直し」から始めてみてはいかがでしょうか?

薄毛対策に効果的な栄養素とは?

薄毛対策に効果のある栄養素は、「タンパク質」「ミネラル」「ビタミン」と言われています。

これらの栄養素はどんな役割を果たしているのか、そしてどんな食材に多く含まれているのかを理解することによって、毎食の献立が立てやすくなるかと思います。

しかし、これからご紹介するものだけを食べるのではなく、基本的にはきちんとバランスを考えた、様々な栄養素を含んだ食事にすることを忘れないようにしましょう。

「タンパク質」
髪の毛の主成分は「ケラチン」というタンパク質から成り立っているので、タンパク質を摂ることは髪の毛の原料を摂ることでもあるのでとても大切です。

食事から摂取したタンパク質は体内で分解され、再結合してからケラチンとして生成されます。

タンパク質が多く含まれている食材は主に、肉や魚、卵、乳製品、大豆などで、比較的摂取しやすいものばかりなので意識せずとも摂りやすいかと思います。

「ミネラル」
亜鉛などを含むミネラルとは、髪の毛の成長に欠かせない栄養素で毛髪を作り出す細胞を活発にし、促進させます。

そして何よりも薄毛の原因となる「男性ホルモン」を抑制する作用もあるので、積極的に摂取したい栄養素です。

しかし亜鉛は体内で消費されやすく、特に何もせずとも一日に15mg消費されると言われています。

なので、しっかり意識して摂取するよう心がけましょう。

ミネラルが多く含まれている食材は主に、豚レバー、納豆、ナッツ類などで、タンパク質に比べると意識して摂るようにした方が良さそうな食材が多いです。

納豆は比較的手頃な価格で調理する必要も特になく、タンパク質、そしてミネラルも含まれるのでとってもおすすめですよ。

「ビタミン」
様々な種類のビタミンも毛髪の成長のためには必要ですが、特に薄毛対策のサポートをしてくれるビタミンは「ビタミンA」「ビタミンB」です。

「ビタミンA」は体内の代謝を上げてくれるので、血流が良くなり頭皮環境を整えてくれる働きがあります。

主に、にんじんやかぼちゃなどの緑黄色野菜に多く含まれているので、彩り豊かな野菜を意識して摂るようにしてみると良いでしょう。

「ビタミンB」は先程お話しした、髪の毛の主成分でもあるケラチンの生成をサポートする働きがあります。

あさりやまいたけ、ししゃもなどに多く含まれているので注目してみてくださいね!

ホルモンバランスの乱れを整える

薄毛には女性特有の原因があり、それは「ホルモンバランスの乱れ」が挙げられます。

女性ホルモンの乱れと一言に言ってもピンと来ない方もおられるのではないでしょうか?

女性ホルモンには「エストロゲン」と呼ばれるものがあり、主に毛髪や肌質、体型など女性らしさや美しさを保つ働きがあります。

これらは産後や更年期、食生活の乱れやストレス、過度なダイエットなどで減少してしまいやすく、減少することにより薄毛を引き起こします。

なので、食事でホルモンバランスを整えることにより薄毛対策に繋がります。

その食べ方として基本的には、一つの食事や栄養素ばかりを食べるのではなく、きちんとバランスの取れた食事、すなわち肉や魚、大豆製品などのタンパク質をはじめ、彩りや緑黄色野菜を意識した野菜や、炭水化物、良質な油などの栄養素を一日3食きちんと摂ることが大切です。

これらは健康的な身体作りにも繋がってくることでもありますね!

中でも納豆などの発酵食品は、大豆に含まれる大豆イソフラボンがエストロゲンに似た働きをするので注目の食材ですよ。

気をつけたい薄毛の原因となる食材

薄毛対策や改善に欠かせないポイントは、頭皮環境を整えることです。

頭皮環境の悪化の一つでもある頭皮の血行不良は、髪の毛を作る栄養成分が行き届きにくくなり、髪の毛の成長を妨げてしまいます。

なので、頭皮の血行を整えることはとても重要なことでもあります。

血行不良を招く原因として挙げられるのは「糖分の高い食事」です。

糖分の高い食事というのは、血糖値が高い状態が続くと血の巡りが悪くなるためと言う意味があります。

他にも頭皮環境を悪化させてしまう原因としては、高カロリーな食事やアルコールの過剰摂取などが挙げられるので要注意です。

生卵の食べすぎには要注意

生卵に含まれる「アビジン」という成分は、主に白身部分に含まれています。

この成分は脱毛に繋がる可能性がある成分と言われています。

アビジンは「ビオチン」という育毛を促進させる物質と結合しやすく、結合するとビオチンの性質でもある育毛促進効果が失われてしまうそうです。

しかしアビジンは熱に弱い性質があり、加熱することでビオチンと結合することが無くなるので、ゆで卵や目玉焼きなど加熱した卵料理であれば薄毛の心配はいりません。

なので、薄毛や抜け毛が気になる方は生卵の食べ過ぎは避けた方が良さそうですよ。

まとめ

今回は女性の薄毛対策を食事の観点から詳しくご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか?

身体の外側であるヘアケアから薄毛対策をするのもとても効果的で大切ですが、髪の毛も人間の身体の一部なので内側からケアする、つまり食事から改善していくことはとても重要です。

女性の場合、美しさを追求する余りに無理なダイエットをしてしまったり、仕事や子育てでつい食事が疎かになってしまうこともあるかと思います。

ですが薄毛対策のためにも!健康的な身体作りの為にも!出来る範囲で食生活を見直していけると良いですね。

しかし、これらの薄毛対策をしているにも関わらず改善などが見られない場合は、他の原因の可能性が高いので、専門のクリニックの受診を検討するようにしましょう。

専門機関で医師の診断を受けると、自身に合った薄毛対策などのアドバイスや薬などの処方が受けられますよ。