ヘアケア

薄毛に効果のある女性のアロマテラピー

薄毛に効果のあるアロマテラピー

アロマの香りは癒やされますよね。
加湿器などでも使用できるものもあり、愛用している方も多いのではないでしょうか。

そんな香りでリラックスできるアロマテラピーですが、薄毛にも効果があるという話を耳にしたので本当に効果があるのか、そんなアロマがいいのか、などを調査してみました。

女性の薄毛にアロマテラピーが有効な理由

女性の薄毛の主な原因はストレスとホルモンバランスの乱れ。
このどちらもアロマテラピーで緩和することができるのです。

ですから、女性の薄毛にはアロマテラピーが有効なんですね。
ちなみに男性でも有効ですが、はやり女性の方が効果は高いようです。

アロマテラピーって?

アロマテラピーとは、花や果物、葉や枝などの植物の香りで心身の疲れや不調をケアする自然療法です。

植物から抽出したエッセンシャルオイルと呼ばれる精油を使用します。

アロマテラピーという言葉ができたのは20世紀初頭ですが、それよりもずっと古くから人々は植物をすりおろしたものを傷に塗ったり、薬草として飲んだりと生きるための知恵として植物を使用してきました。

そんな古くからある植物療法の「香り」の効能に注目したのが現代でいうアロマテラピーです。

現在、アロマテラピーは美容、医療、リラクゼーション、心理療法などあらゆる分野で有効活用されています。

薄毛に効果がある理由

アロマテラピーが薄毛に効果のある理由は3つ。

1つはリラックス効果です。

アロマの香りでリラックスすることによって、ストレスを緩和し、自律神経のバランスも整えます。

2つめは殺菌作用、抗炎症作用などの効果です。

アロマオイルには殺菌作用や抗炎症作用のあるものがあります。
そのオイルをシャンプーやヘアオイル、ヘアローションなどに混ぜて塗布することで薄毛の原因にアプローチする方法です。

3つめはホルモン作用です。

アロマオイルの中には女性ホルモンを活発にする作用のあるものがあります。
その蒸発した香りを嗅いだり、体内に取り込むことで女性ホルモンを増加させる方法です。

薄毛に効果のある精油

精油にはたくさんの種類がありますが今回は薄毛に効果がある精油をピックアップしました。

ローズマリー

ローズマリーは料理などでも使用されています。
若返りの象徴とも言われている植物です。

とても香りの強い植物でその精油は抗菌作用も高く、

手足の冷え
血流アップ
頭皮環境の改善
抜け毛
育毛促進
白髪
フケ

などに効果があります。

イランイラン

イランイランはフィリピンなどが原産の花から抽出した精油です。

とてもエキゾチックな香りで殺菌消毒作用があり、

リラックス効果
女性らしさを高める
質のよい睡眠を促す
女性ホルモンの調整
抜け毛
皮膚や頭皮を潤す
皮脂のバランスを整える

などに効果があります。

ローマンカモミール

白い可愛いの花を咲かせるキク科の植物です。
フルーティーでリンゴのような香りがします。

リラックス
頭痛、神経痛
食欲不振
便秘
月経トラブル
安眠
抗炎症作用
皮膚の保湿

などに効果があります。

刺激が強いので妊娠中は避けましょう。

ジャーマンカモミール

抗炎症作用があるので、化粧水などにもよく使われている植物です。
ハーブティーとしても飲まれています。

皮膚の炎症
かゆみ
胃の不調

などに効果があります。

昔から月経トラブルに使用されていて、月経痛などにも効果があると言われています。
敏感肌の人にも使用しやすい精油です。

シダーウッド

樹木系のさっぱりとした渋めの香りです。
リンパの流れをよくしてくれる作用があるので

むくみ
皮脂の過剰分泌
抜け毛
フケ

などに効果があります。

妊娠中、授乳中は避けましょう。

パチュリー

シソ科で防虫剤にも使われていた植物です。
気持ちを落ち着かせる作用があり、

消炎
免疫力低下
便秘
更年期
かゆみ
湿疹
皮膚を柔らかくする

などに効果があります。

抗菌作用、消炎作用があるので皮膚トラブルによく効くためニキビ予防などの化粧品などにも使われています。

メリッサ

レモンバームとしてよく知られています。
シトラス系の香りで爽やかな気分になります。

気持ちを落ち着かせる作用があり、

鎮静作用
生理痛
フケ
血管拡張作用
抗炎症作用

の効果があります。

ラベンダー

世界中で愛されているリラックス効果の高い植物です。

抗炎症作用
高血圧
イライラ
不眠
頭皮湿疹

などに効果があります。

クラリセージ

スパイシーな香りで女性特有のトラブルに効果があります。

生理痛
PMS
分娩の痛みの緩和
頭痛
感染症
フケ
抜け毛
育毛促進

刺激が強いので妊娠中、生理中は避けましょう。

ゼラニウム

女性ホルモンに効果のある精油です。
香りを嗅ぐことでエストロゲンといわれる女性ホルモンの分泌が増加すると言われています。

血行促進
皮膚の保湿
湿疹
皮膚の炎症

に効果があります。

妊娠中は避けましょう。

ネロリ

ビターオレンジの花から抽出される精油です。
日本では橙と呼ばれていて、鏡餅の上に乗っているみかんによく似た果実です。

緊張や不安感を落ち着かせてくれる作用があり、

皮膚の保湿
皮膚のたるみ
消化不良
PMS

などに効果があります。

ローズオットー

女性ホルモンに効果のある精油です。
香りを嗅ぐことでエストロゲンといわれる女性ホルモンの分泌が増加すると言われています。

女性ホルモンのバランスを整える
抗炎症作用
皮膚の保湿
皮膚の鎮静作用

などの効果があります。

精油を薄毛ケアに取り入れる方法

では、アロマオイルを取り入れるにはどんな方法があるのでしょうか。
いくつかの方法をご紹介します。

沐浴

湯船に数滴垂らして入浴します。
香りや成分が湯気で浴室に充満し、リラックスできるとともに成分の吸入できるので手軽でおすすめの方法です。

ディフューザー

アロマポッドやディフューザーで蒸気とともに部屋に充満させる方法です。
数滴垂らすだけなので、こちらも簡単に取り入れることができ、
置く場所も取らないので寝室や玄関など色んな場所で活用することができます。

火気が心配な人は電気式を選ぶと安心です。

シャンプー、ヘアオイルに混ぜる

シャンプーやヘアオイルに混ぜる方法です。
香りでもリラックスでき、精油の効能も直に受けることができます。

ローズマリー、ラベンダーなどがおすすめです。

注意点

体調によっては使用できないものもあります。
また、妊娠中や産後は禁忌のものもありますので、よく調べてから使用しましょう。

シャンプーなどに混ぜる場合、濃度を間違えると炎症などの頭皮トラブルになる場合があります。
また、光毒性といって肌に塗布してから紫外線を浴びると肌が炎症を起こすものもありますので注意が必要です。

たくさん使ったからと行って効果がアップするわけではありません。
用法、用量を守って使用しましょう。

まとめ

いかがでしたか。

アロマオイルにはたくさんの種類があり、それぞれ効能も違うことがわかりました。
そして、直接抜け毛に効果のあるものや、血行促進や頭皮の炎症を防ぐことで薄毛予防になるものなど、様々な精油があります。

自分の頭皮や頭髪の状態、抜け毛薄毛の原因になっているもの、そしてなにより好みの香りを嗅ぐことでリラックス効果があります。

ぜひ、今回おすすめした薄毛予防に効果のある精油の中から選んでみてくださいね。