女性の薄毛

運動不足が薄毛を悪化させる! 女性の薄毛・抜け毛に効果的な運動を教えます

はじめに

運動不足が薄毛リスクを高めるという話を聞いたことがあるという人も多いかと思います。

また、それだけでなく、運動不足は肥満や他の病気の原因にもなります。

この記事では、薄毛や抜け毛、白髪など髪のトラブルに悩まされている女性のために、効果的な運動をご紹介します。

手軽に続けられる、毎日の習慣に取り入れやすい運動ばかりなので、今日から始めてみてくださいね。

運動不足は血行不良を招く

そもそも、なぜ運動不足が薄毛や抜け毛を引き起こすと言われているのでしょうか?

その理由の一つは、運動不足により筋力量が少なくなったりストレスを溜め込んでしまったりすることで血行が悪くなるからだと言われています。

血行不良は、肩こりや肌荒れ、睡眠不足などの原因にもなり、それ自体が薄毛の原因の一つとなります。

血行が悪くなることで頭皮が硬くなり、十分な酸素や栄養素が髪に届かなくなってしまうからです。

血行を良くするための運動は、薄毛リスクを低減させ、健康的な頭皮や髪の毛を育てるために有益なものだと言えます。

おススメは軽い負荷の有酸素運動

運動が体に良く、育毛効果も期待できるからと言って、やみくもに体を動かせばいいというわけではありません。

過度の負荷をかけた筋トレなどの無酸素運動は男性ホルモンの分泌を増やし、抜け毛のリスクを高めることになるとも言われています。

軽い筋トレくらいならこのようなリスクは極めて低いですが、負荷の強度を見極めるのは初心者には難しいため、軽い負荷の有酸素運動を無理なく続ける方が薄毛対策には適しています。

有酸素運動は、血行を促進することで頭皮や髪により多くの栄養を届けるサポートをしてくれます。

またそれだけでなく、新陳代謝の活性化を促したり、自律神経を整えたりすることで育毛効果が期待できます。

ウォーキング

有酸素運動の中でも手軽にできておすすめなのが、ウォーキングです。

30分程度のウォーキングでも気分転換になりますし、外気に触れて呼吸する爽快感も得られます。

ただの散歩よりも少しだけスピードを上げて、一定のテンポで歩くようにします。

少し汗ばむくらいのペースが最適です。

もし、ウォーキングの時間を取れないという人は、通勤・通学のときにいつもの距離を早足で歩く、一駅分余計に歩くなどの工夫をしてみましょう。

普段の移動も、意識して体を動かすことで有酸素運動になります。

歩数計を使って、目標の歩数を決めて毎日歩くのも、ウォーキングを継続するモチベーションが保てるのでおすすめできます。
スマートフォンのアプリで歩数を計るものもあるのでぜひ活用してみましょう。

ヨガ

天候不良や花粉などで外を歩くことを避けたいという人もいるでしょう。

そういう人におすすめしたいのが、ヨガやストレッチなど、体を伸ばして呼吸を深くする運動法です。

リラックス効果もあるので、薄毛の原因でもあるストレスも緩和されます。

ヨガには、薄毛や抜け毛、白髪などの髪のトラブルに効果的なポーズがいくつかありますのでご紹介します。

「前屈のポーズ」

両足を腰の幅に開きます。このとき背筋を伸ばしてください。

息をゆっくり吐きながら体を前に倒して、かかとを両手で掴みます。

難しければ軽く膝を曲げて、足首を掴むようにしましょう。

深呼吸をしながら、前屈ポーズの状態で30秒間キープします。

その後、息を吸いながらお腹に力を入れて上半身を元に戻します。

これを、2セット行って下さい。

「下向きの犬のポーズ」

四つん這いになって手と足を肩幅まで開きます。

足を伸ばしながら、腰を上げて背中を伸ばします。

足を後ろに下げて爪先立ちになり、お尻を頂点としてつま先、指先、お尻で三角形のかたちを作ります。

首と肩の力を抜いて、深呼吸を繰り返します。

この状態で30〜60秒間キープします。

2セット行って下さい。

「うさぎのポーズ」

正座をして、足の指を立て、膝を肩幅まで開きます。

上体を前に倒し、おでこを床につけます。

鼻から息を吸いながら、お尻を上げていきます。

口から息を吐きながら、さらにお尻を高く上げ、顎を引き頭頂部を床につけます。

その状態で深呼吸を10回ほど繰り返します。

余裕があれば背中で両指を組み、そのまま腕を上へと持ち上げます。

つらくなければ、2〜3セット行って下さい。

いまご紹介したヨガはいずれも全身の血流を改善し、頭に血が巡るようになる動きが取り入れられています。

また、肩や背中などの筋肉のこわばりをほぐして、リラックス効果ももたらしてくれます。

そのため、薄毛の解消に効果的な運動と言えるでしょう。

短い時間でできる運動なので、他のヨガのポーズと組み合わせたり、朝と夜で2セットずつ行ったりすると良いでしょう。

ウォーキングやラジオ体操の前に行うのもおすすめです。

ラジオ体操

ラジオ体操と言えば、小学生の頃、夏休みに毎朝通って、やっていたという人も少なくないのではないでしょうか。

大人になって、ラジオ体操から遠ざかっていたという人も多く、中には、十分な運動効果があるのか疑問に思う人もいるでしょう。

しかし、ラジオ体操は、ポイントをしっかり押さえて行えば、有酸素運動として大変優れた効果があると言われています。

消費カロリーは10分間で33kcalで、これは速いペースのウォーキングとほとんど変わらないと言われています。

そのため、ラジオ体操は最近でもダイエット効果があると話題になり注目を集めています。

さらに肩こりをはじめとする筋肉のこわばりにも効果があり、仕事の前や帰宅後に取り入れたい運動です。

前述したように、肩こりは薄毛の原因となるため、対策する必要があります。

肩こりは、血行不良を引き起こし、そのことで毛根近くの毛細血管に血液が行き届かなくなってしまいます。

髪の毛に栄養が送られなくなるので、髪の毛はどんどん弱くなっていくのです。

ラジオ体操では、腕を回す運動、腕を上下に伸ばす運動などがあり、そのときに肩甲骨をしっかりと動かすことで、肩こりを解消し、血行を良くすることができます。

それ以外にも、背伸びの運動で背筋をよく伸ばしたり、体を前後に曲げる運動で腰の筋肉をよく伸ばしたりすることで、体全体のこわばりが解消されるという効果が期待できます。

また、伸ばすだけでなく、飛び跳ねたり、関節を曲げたり、深呼吸をしたりすることで、効率よく全身運動をすることができます。

動画や毎日のNHKのプログラム、その他DVDなどで手軽に視聴できるのも魅力的です。

運動するときの注意点

運動をするときは、無理のない強度・頻度で続けることが大切です。

特にヨガは、体がかたい人にとっては難しい動きも多いですが、無理せずできる範囲で行ってください。

また、頭を下げて行うポーズで頭に血がのぼってしまうなど、体調が悪くなったら運動を中断して休みましょう。

この記事で紹介した数字はあくまで目安ですので、自分に合わせた回数・時間で運動するようにしてください。

また、水分補給はこまめに行いましょう。

まとめ

この記事では、運動不足が血行不良を引き起こし、さらには薄毛の原因となってしまうメカニズムについてお伝えしてきました。

血のめぐりが悪くなることで、頭皮や髪の毛に栄養が行き渡らなくなるためです。

有酸素運動を毎日の習慣にすることで、運動不足を解消し、血行の促進、薄毛や抜け毛の改善、またその原因となる肩こりや筋肉のこわばりの解消、ストレスの緩和が期待できます。

今回は、ウォーキング、ヨガ、ラジオ体操という普段の生活に取り入れやすい運動をご紹介しました。

これらの運動を習慣化することで、薄毛を改善し、健康的な体づくりが実現できるはずです。