人間の内臓は、体のにある筋肉と同様に、疲労するという事実を忘れてはいけません。
使っている間に疲れてしまうのですが、筋肉のようにはっきりと認識できなかったりするのが大きな問題です。
この内臓の疲労が薄毛と関係してくるのですから、日常生活には十分気をつけていかなければ、気が付かないうちに悩まされてしまうかもしれないのです。
内臓疲労とは何か
内臓の疲労とは何かと言えば、機能をフルに活用し疲弊してしまったような状態です。
通常のように使っていればこのような疲労は起きませんが、あまりにも過酷な条件を繰り返していると、思っている以上にダメージを受けてしまいます。
内臓にはキャパシティが存在し、それ以上の機能を発揮させようとすれば、オーバーロードを起こすのです。
これも内臓にダメージを与える疲労の原因の一つであり、生活の中で注意していかなければいけないポイントになります。
現代の日本人の食事の問題も隠れています。
元々カロリーだけで見れば今よりも多かったと言われていますが、欧米の影響によって高脂肪になったのです。
同じカロリーでも、含まれている脂質の量は全く違います。
このような脂肪を分解しようと思えば、内臓は以前よりも回転しなければ対処できません。
勘違いしてしまう部分として、疲れた内臓をカバーしようとしてさらに食べてしまえば、常に疲れている状態をつくりあげます。
内臓は働く時にエネルギーを必要としているのは間違いありません。
同時に様々な栄養素を消費しながら活動していきます。
この時に使われている栄養素を見てみると、これが薄毛につながる理由になるのが見えてくるのです。
ただ食べればいいのではなく、内臓の疲れを取るようにしていかなければ、必然的に薄毛につながってしまいます。
内臓が使ってしまう栄養素
内臓疲労の代表的なところで考えた場合、多くのエネルギーを摂取すると、ビタミンやミネラルを使いながら変換していかなければいけません。
アルコールを摂取した場合には、肝臓が分解してくれますがこの時に栄養素を使用しています。
体にとってアルコールは異物であり、なんとかしなければいけないと働くからです。
肝臓が分解するときに使われる栄養素はビタミンAであることは知られています。
アルコールを分解するためにどんどんと消費されていき、やがて欠乏状態が発生するような事態まで引き起こすのです。
内臓はどんどんと疲弊していくのは当然ですが、他の栄養素の吸収にも影響が出てきます。
内臓が栄養を消費してしまうだけではなく、同時に栄養素の吸収阻害なども発生するのです。
そこに回復させようと多くのエネルギーを投入したりすれば、必然的に内臓疲労は積み重なり抜けることのない悪循環にはまり込みます。
使われてしまった栄養素や疎外されたものを見てみると、薄毛と関連のある栄養素がたくさんあることがわかるはずです。
ビタミンAは代表的な栄養素ですが、他にもビタミンB群や亜鉛も使われてしまいます。
髪はタンパク質からできていますが、重要なところでアミノ酸から再構築していかなければいけません。
この時に必要なのがミネラルである亜鉛やビタミン類であって、これらが内蔵で消費されてしまえば、髪を作り出す時には足りなくなってしまいます。
当然ヘアサイクルに変化が生まれるようになり、薄毛の原因を作り出すのです。
薄毛と言うとどうしても外部からの刺激や栄養素で何とかしようと考えますが、内臓の疲労が影響している可能性が出てきます。
普段の生活が薄毛の大きな原因につながるというのは、内臓がどのように働いており、どれだけ負担をかけているのかを知ればわかるようになるのです。
臓疲労を起こしやすい食生活
内臓疲労を引き起こすやすい食事を考えてみる必要もあります。
アルコールやタバコといったものだけではなく、普段の食事が大きな影響を与えてるのは間違いないからです。
日本人の食生活が高脂肪になってきていることは間違いありませんが、もう一つ高タンパクであるという事実も見逃してはいけません。
高タンパクであるということはそれだけのエネルギーが含まれており、過剰摂取することによって内蔵の疲労が高まっていくのです。
生活サイクルの変化から、朝食を抜き深夜の食事をとるような人も増えてきました。
朝起きた段階で食欲が出ないのは深夜に食事をとっているからで、これだけで胃腸が披露してしまうのは当然の状況です。
噛む回数が少なくなると、内臓に負担がかかるのは当然です。
意識のうちに早く食べていたりする人は、ゆっくりと食べるように気をつけていかなければいけません。
胃の負担だけでも相当なもので、これが各その負担へと伝播してきます。
何かを押しながら食べているような人がなりやすい状態で、無意識のうちに噛む回数が減っていることが出てくるのです。
内臓疲労おすすめない食事の方法
内臓疲労を起こしにくい食生活という面では、高タンパク高脂肪の食事を避けるというのが基本となってきます。
ファストフードを中心としているような食事は、どうしても高たんぱく高脂肪の食事に繋がってしまうのです。
このような食事を避けて、低エネルギーで進むような食生活にするというのは薄毛対策にもつながります。
食事の量を1割減らすというだけでも、実はかなりの影響が生まれてくるのがポイントです。
総摂取カロリーが高すぎるような状態を避けるためにも、一度食生活を見直してみる必要があります。
朝食を抜くという生活も改善しなければいけません。
栄養失調起こしやすくなる上に、深夜に食事がずれ込むケースも増え、内臓疲労がたまりやすくなるのです。
早く食べてしまう人も含めて、食事を楽しむといったリラックスできる状況を作り出す必要があるでしょう。
ゆっくりと時間をかけて食べるだけで満腹感が生まれてきます。
脳が満腹だと感じれば、食事の量も必然的に減らすことができるのです。
これだけで内臓の疲労を大幅に下げられるのですから、生活リズムの改善からスタートしていく必要があるのは間違いありません。
内臓を休ませるための断食
内臓を休ませるという面では、断食をするという方法があります。
朝食を抜くのとは違い、必要な酵素などは摂取しながらも、他のエネルギーになるような要素をたつ方法です。
何もずっとこのような食事をするのではなく、週に1回体を休ませるという意味でも行うと効果が出てきます。
体を元気にするための断食ですので、ビタミンやミネラル、酵素は摂取しなければいけません。
これらは内臓の修復のために使われる栄養素ですので、必ず摂取しながら進めていきます。
朝と昼は必要となるような栄養素を含む野菜ジュースで終わりにします。
1回400ccほどのお野菜ジュースをとれば、不足してしまっている栄養素を補いつつ断食を進められるため重要です。
夜になったら食事をとりますが、胃に負担がかからないようなものを選ぶ必要があります。
おかゆを作ってあげるというのが体に優しい食事になるでしょう。
味気ないと思う時には、佃煮の海苔などを少しだけ追加し、ゆっくりと食事をするのが大切です。
あまりしょっぱいものなど多くの物を取るとまた負担が増えてしまいますので、最小限に抑え食事をするのが内臓を休ませる断食の最後のポイントになります。
まとめ
内臓の疲労は、直接薄毛につながるわけではありません。
しかし、消費されている栄養素を考えた場合、髪に必要な部分も使われてしまっている状況を考えなければいけないのです。
髪は生命活動に必要不可欠のものではありません。
重要なものから栄養が消費されていくのですから、体の中で余裕をもって消費できるようにしてあげる必要があるのです。