梅雨や夏のジメジメした湿度の高さってすごく不快ですよね。
最近の日本の夏は気温も湿度も上昇していますから、より不快感を感じてしまいます。
湿度が高いとせっかく時間をかけてセットした髪も数時間でボサボサと広がってしまったりして髪がまったくいうことを聞いてくれず、イライラしてしまうなんて経験をされたことのある女性は多いのではないでしょうか。
特にもともと髪にクセのある方は出かけることが億劫になるくらい湿度の影響を受けやすいですよね。
こういった湿度によって起きる問題は、なんと髪が傷む原因にもなってしまうことが知られているのです。
では、なぜ湿度が高いと私たちの髪は上手くまとまらず、広がってしまうのでしょうか。
またそれを予防・改善することは可能なのでしょうか。
本日は女性の髪の大敵、湿気のあれこれをご紹介したいと思います。
Contents
湿度によって髪が広がってしまう原因とは
なぜ私たちの髪は湿気によって広がってしまうのかというと、髪の中に含まれる水分の量が増加するため髪が広がったり膨らんだ状態になってしまうのです。
もともと髪にクセがある方は髪の水分量のバランスが悪くなりやすいことから湿気の影響をより受けやすくなってしまうと言われています。
また、髪にダメージがあればあるほど空気中の水分を吸ってしまうことから髪が広がったりパサついた質感になってしまいます。
そのメカニズムを少し説明しますね。
髪はダメージを受けると栄養分が抜け、髪表面のキューティクルが剥がれ落ちてしまうことで外部の刺激を受けやすくなってしまいます。
そうなることによって髪内部の大部分を占める成分が抜けてしまい、その抜け落ちた間に空気中の水分が入り込み水分量が一気に上昇することから髪の広がりに繋がってしまうのです。
この水分過多の状態が髪の広がりの正体なのです。
通常の乾いた状態の髪の水分量は10%~14%に対し、髪を濡らした状態の髪の水分量は30数%まで上昇します。
それくらい髪は水分を吸収しやすいのです。
そんな水分を吸収しやすくデリケートな髪の水分量を一定に保つことが、湿度の高い時期でもキレイな髪でいられる秘訣なのです。
へアケアを見直してダメージケアを
湿気に負けない美しい髪を手に入れるためには、髪のダメージの予防やケアがカギになってきます。
日頃から適切なケアを行うことによって湿気に負けない髪を手に入れることができるのです。
では具体的にどのようなケアをすれば髪ダメージは減らせるのでしょう。
今回は3つほど、オススメのケアをご紹介したいと思います。
紫外線予防
まず1つ目のケア方法は、紫外線予防をすることです。
紫外線は私たちのお肌に悪影響を与えれしまいますが、実は髪にとっても有害なものなのです。
髪に紫外線が当たることによって髪表面のキューティクルが剥がれてしまい、たんぱく質などキレイな髪を保つのに欠かせない成分が流出てしまった結果、髪の水分や栄養分などがなくなってしまうのです。
そうなると髪は乾燥しパサパサしたりツヤがなくなるといったトラブルを招いてしまうのです。
こういった髪にダメージのある状態は、髪が水分過多になる要因になりますので注意が必要です。
お出かけの際は日傘や帽子・UVスプレーなどを使用してしっかりと紫外線対策をしましょう。
シャンプー後に必ず髪を乾かすこと
2つ目のケア方法は、シャンプー後に必ず髪を乾かすことです。
熱を与えることで髪が傷むからと自然乾燥をしている方のいらっしゃるかも知れませんが、実はその行動によって余計に髪にダメージを与えてしまうのです。
濡れている状態の髪はとても傷つきやすくデリケート。
そのデリケートな状態の髪をそのまま放置することで雑菌が繁殖してしまったり、髪同士が擦れてキューティクルがダメージを負ってしまったりするのです。
さらに自然乾燥は頭のニオイやフケの原因にもなるので気を付けましょう。
ですから夜シャンプーした後はなるべく早く乾かすよう心がけるといいと思います。
またドライヤーを使用することで寝ぐせの予防にもなりますから、翌朝のヘアセットが決まりやすくなるといったメリットもありますよ。
髪にいいものを食べる
3つ目のケア方法は、髪にいいものを食べるという方法です。
ツヤのある美しい髪を手に入れるには、体の中からアプローチすることも大事なのです。
私たちの髪の主成分はアミノ酸やたんぱく質ですから、そういったものがたくさん含まれている食材を毎日の食事に取り入れるだけで健康な頭皮や髪を育てる手助けをしてくれるのです。
具体的にどのような食品が髪の健康維持に役立つかというと、まずは良質なたんぱく質を多く含む肉や魚・卵や牛乳などが挙げられます。
これらの食品は健やかな髪に必要不可欠なアミノ酸やたんぱく質を多く含んでいることから積極的に食べるべき食品と言えます。
またビタミンも髪にとって重要な成分です。
ビタミンAやビタミンB6・ビタミンEなどは特に髪にいいとされており、カボチャやニンジン・サバやマグロ、豆類などに多く含まれます。
また昔から海藻類は髪にいいと言われていますが、これはミネラル分が豊富に含まれているから。
ミネラル分は私たちの細胞を正しく機能させる働きのある栄養素なので、積極的に摂るよにするといいと思います。
髪もきちんと保湿しよう
私たち女性は毎日スキンケアをして、お肌を保湿しますよね。
実は髪も保湿してあげることが大事なことをご存知でしたか?
髪はいつも乾燥や紫外線・チリやほこりにされされています。
そんな乾燥した状態のまま保湿せず放置してしまうとキューティクルが剥がれ落ち髪のダメージとなって、湿気によって水分過多な髪になる原因になってしまうのです。
では、どのように髪を保湿すればいいのでしょうか。
まずは自分に合ったシャンプー探しから始めましょう。
シャンプーの中には洗浄力が強すぎて髪の保湿成分まで洗い流してしまい乾燥を進行させるものも存在します。
シャンプー選びをする際には髪にダメージの少ない、マイルドな洗浄力の商品を選ぶといいと思います。
自分の髪の状態に合ったシャンプーが分からないという方は美容室でプロに相談してみるといいと思いますよ。
また、毎日のシャンプーの時にトリートメントで保湿するのも効果的です。
トリートメントには洗い流すタイプと洗い流さないタイプがありますが、乾燥や髪の傷みが気になるという方は両方使うことをオススメします。
洗い流さないタイプのトリートメントにはクリーム状のものやオイル状のものなど様々なテクスチャーの製品がありますが、オイル状のものは髪に適度な水分と油分を与えてくれるため湿気で髪のボリュームが出すぎてしまう方にはこのタイプがオススメです。
しっとりと髪を落ち着かせてくれますよ。
さらに外出先でも使用できるようにトリートメントを持ち歩き、乾燥を感じた時に使用するとより効果的に保湿することができます。
まとめ
湿気で髪が広がってしまうという方の多くは、髪の傷みが原因です。
ですから湿気対策をするためには、まず髪のダメージ対策をすることが重要になってくるのです。
本日ご紹介した髪のダメージケアの方法はどれも決して難しいものではなく、今日から始められるものが多かったのではないでしょうか。
これらのケアを続けることで、あなたの髪は湿気に負けない強く健やかな状態になってくれるはず。
今日から美髪を目指して髪のお手入れを始めてみませんか?