つらい肩こりは、ほとんどの人が経験をお持ちでしょうか。
肩こり防止のためのストレッチや経口薬・貼り・塗り薬などの情報はちまたにあふれているでしょう。
しかし、髪の毛との関わりはあまり話題になってないようです。
ですが実は、髪と肩こりは大いに関係があります。
Contents
肩こりの原因
同じ姿勢を続けている
目を酷使している
ストレス
運動不足
いろいろありますね。
ただ、突き詰めていくと大きな原因は肩の筋肉の血行不良なのです。
人間は直立歩行するようになり進化しましたが、その一方で重い頭を首と肩で支えなければならないのです。
そのことで、どうしても筋肉に負担がかかりやすいので、肩や首がガチガチに固まってしまうのです。
そうなることで、血流が悪くなり、疲労物質である乳酸が蓄積しやすくなり、コリや痛みがあらわれます。
そして、その負担の一つが、髪の毛の重さになります。
どれくらい長いと肩こりに繋がるのでしょうか。
日本人の髪の毛は、平均して10万本といわれていますね。
その重さは、ミディアムショートより少し長い程度で100グラムほどなのです。
例えば、普通の大きさのトマトでは、1個の半分ぐらいですので、それほどではありませんよね。
しかし、これがロングヘアになることで、重さが200~250グラムぐらいになるのです。
一気に2~2・5倍に増えてしまいます。
それでもトマト1個か1個半ぐらいの重さです。
大したことないと思いそうですが、これが四六時中、頭に乗っかっているのです。
それを考えると決して軽くはないです。
体質的に肩こりをしやすい人もいるでしょう。
そのような方はセミロングの長さくらいから首・肩への負担は無視できないですね。
肩こりの予防法
肩こりを防ぐためには運動やストレッチ・ビタミン補給などあります。
髪が長くてコリにつながっている人は、下記を気をつけておくと予防できます。
ロングヘアを垂らしたままにしない
髪が顔にかかるなどして邪魔になるため、首を大きく左右に動かす動作をしかねません。
これが、筋肉の疲労につながります。
頭のてっぺんや後頭部で長時間お団子にしない。
その重さが一転に集中してしまうため、これも肩こり症の方には肩や首に負担が大きいためオススメできません。
束るにも、左右に分けて束ねるか、どちらか一方にまとめ時は左右を時々入れ替えて、片方だけに負担がかからないようにすると偏らないでしょう。
さらに、髪の毛は水分を含むと重量が一気に増しますので、入浴後はできるだけ早く髪の毛を乾かすことが大切です。
まとめ髪が肩こりだけではなく頭痛の原因にも!
髪をヘアゴムで束ねたりするまとめ髪には、頭痛と肩こりを引き起こす可能性が高まります。
なぜ、まとめ髪が頭痛と肩こりの原因につながるの?
〜頭痛〜
髪をヘアゴムで束ねているため、常に髪引っ張られた状態になることが原因になります。
それは、髪が常に引っ張られていることで、同時に頭皮にも負担がかかり、首や肩の筋肉の硬直につながります。
それだけではなく、頭皮の表面部分にある神経が圧迫されてしまうため、頭痛になる可能性が出てきます。
また、頭部にある筋肉が耐えようとするため、頭皮が固くなり、血流が悪化してしまい、それがコリや頭痛を引き起こす原因になりやすいでしょう。
ヘアゴムの髪へのダメージも?
ヘアゴムの髪へのダメージとして、肩こりと頭痛に加えて、髪そのものも傷みを与えてしまいます。
まとめ髪にする時には、髪がほどけないように強く結んでしまうでしょう。
そのことで、強く結ぶことが髪を傷めることになります。
髪の表面のキューティクルは、摩擦や接触によって傷つきやすいものです。
ヘアゴムも色々ありますね。
その中でも金属部分がついていると髪を傷める危険度が増してしまいます。
髪のダメージケアを優先する時は、金属部分のついていないプレーンタイプのヘアゴムを使うことをオススメします。
対処法
対処方法として髪をまとめる時には、若干緩めにまとめることをオススメします。
ポニーテールでまとめる時には、髪をまとめる位置をテッペンよりも少し下げることによって、直接の肩や首に負担が行かずに軽減されるのです。
また、髪の生え方に逆らわずに束ねることが、とても重要なポイントです。
髪の生え方に逆らってしまうと、生え際が引っ張られ頭皮や髪への負担が大きくなってしまいます。
頭皮や髪に負担をかけることで、頭痛・肩こりを引き起こしてしまう可能性がありますので、髪をアップするなど、まとめ髪をすることが多い方は、同じ髪型や引っ張っることを少しでもアレンジすることで、頭皮や髪に負担がかからないようにお洒落を楽しみましょう。
同じ髪型を毎日することで、同じ部位に負担を抱えてしまうため、抜け毛や薄毛の原因になります。
頭蓋骨マッサージがオススメ!
肩こりや頭痛は髪のまとめる方法だけではなく、姿勢の悪さや運動不足、冷えの原因にも効果的で、それ以外にも、精神的なストレスも大きく影響しているのです。
ただ、運動したり、正しい姿勢を取ったからといって、なかなか解消できないのです。
そこで、「頭蓋骨マッサージ」をオススメします。
姿勢の悪さや運動不足・冷えが原因の肩こりは、姿勢を整えて、運動をしたりすればいいとはいえ、それも自身では難しいでしょう。
肩を揉むのも自分でほぐすとなると、片方ずつやらないとならないですね。
手間と時間がかかりますし、何よりも片方を解している間に片方が凝ってしまいます。
その点、この頭蓋骨マッサージは左右同時にできます。そして道具も時間もかかりません。
ストレスや自律神経の乱れ・眼精疲労・鼻水や鼻づまり・歯の問題でもある噛み合わせや食い縛りからくる肩こりなどに効果的です。
頭の疲れが取れるということは、首や肩の筋肉が柔らかくなることに繋がります。
頭皮がまったくこっていない人と言うのは、実は100人に1人いるかいないかなのです。
肩を揉んで肩の筋肉のコリが緩和したとしても、頭がこったままですと、時間と共に肩や首はまた筋肉が強張り始めます。
それは骨盤の大きさと肩幅、そして頭のハチの大きさが同じだということです。
この3ヶ所が解れていて、柔らかい状態であることで長期間維持しやすくなります。
ただ、自身でもマッサージをして頭がスッキリするだけでも、脳がスッキリした感じになることで、自然にストレスも解消できます。
ストレスのメカニズム
ストレスを感じる→自律神経が乱れる→肩がこる→肩こりがストレスになる→もっと肩がこってしまう。という悪循環です。
頭蓋骨マッサージで自律神経を整えるだけで、優位になった交感神経をリラックスさせられますので、この悪循環から解消されるでしょう。
自身でできる頭蓋骨マッサージ
まず基本は、両手の指の第2関節を曲げます。
薬指と小指の第2関節を耳の上に押しあげます。
そして耳の上から頭のハチ部分までを3段階に分けて、耳の上から上へ1段階ごとにマッサージします。
1段階につき10秒程押します。そして3段階をワンクールにします。
こめかみのマッサージ
胸を開くように両手を軽く広げ、小指球→手のひらの小指の付け根部分の盛り上がっている箇所。
小指球をこめかみの下をぐっと押しあて、グルグルと後ろに10回回します。
その後、両手をこめかみの、くぼみのあたりにあててマッサージ10回します。
後頭部のマッサージ
両手でこぶしをつくり、小指の第3関節を後頭部の耳の下、頭蓋骨の下の端をてっぺんに向かって、ぐっと押しあてます。
その後、4段階に分けて、頭蓋骨と首の付け根ラインに沿って手を中心部に移動させつつプッシュしていきます。
1段階につき、1プッシュ10秒程で、4段階行います。
→4段階目では、片手の小指の第3関節を、後頭部の左右ど真ん中にくぼみがあります。
髪の生え際の少し上のくぼみをぐっと押し上げます。
このとき、両方の手でマッサージすることで、肩こりや首こりも解れやすくなりますが、難しい場合には、片方の手ずつをオススメします。
4段階目の場所を小指で押すのが難しいようであれば、親指でもんでも構いませんが、親指は力が入りやすいため、力加減を調整するといいでしょう。
頭は少し強い方が気持ちものです。
側頭部を温めてリラックス
両手を暖かくしてから行います。
目を閉じて両方の手のひらで頭を包み込みます。
そのまま手の温もりを感じながら、ゆっくり30秒大きく深呼吸して手を離します。
本格的に頭蓋骨矯正をしたい方は、頭蓋骨矯正や骨盤矯正というサロンでご相談すると、どのようことをするかがわかります。