育毛剤

女性の育毛剤、授乳中でも使える?

産後気になってくる抜け毛。

育毛剤を使いたいけれど、授乳中に使えるの?

卒乳してからの方が良い?

どんな育毛剤を選べばいいの?

そんな授乳中の薄毛対策に悩むママさんたちの疑問にお答えします。

産後の薄毛の原因

産後の薄毛の原因には主に

・睡眠不足
・ストレス
・ホルモンバランスの乱れ
・栄養不足

の4つあります。

1つずつ説明していきたいと思います。

睡眠不足

2時間置きの授乳に加え、おむつや夜泣きで産後はほとんど寝る時間がありません。

一時的なものならまだしも、産後の睡眠不足は何ヶ月も続きます。

慢性的な睡眠不足に陥ると、血行不良になり、頭皮に栄養が運ばれなくなります。

髪の毛に必要な栄養が運ばれないと、髪の毛のサイクルが短くなり、髪の毛の寿命が縮んでしまいます。

結果、抜け毛が増えてしまうのです。

ストレス

慣れない育児によるストレスは計り知れません。

なんで泣いてるのか、なんでご飯を食べてくれないのか・・・。

2人目、3人目だったとしても、育児は同じようにはいかないので、ストレスを感じない人はいないはず。

ストレスを受け続けると、血行不良、ホルモンバランスの乱れが起こります。

血流が悪くなる上に血管も収縮してしまうのです。

それが原因で髪の毛に栄養や酸素が行き渡らなくなります。

髪の毛の成長サイクルを乱してしまうのです。

そして、薄毛や抜け毛に繋がってしまいます。

ホルモンバランスの乱れ

産後はホルモンバランスが人生初といってもいいほどの変化を迎えます。

妊娠中に大量に分泌されていたエストロゲンという女性ホルモンが出産してなんと、たったの数時間で激減してしまうのです。

授乳中はエストロゲンが減少した状態が続きます。

エストロゲンは肌や髪の毛にハリを与えてくれるホルモンですから、それが減ってしまうということは髪のハリが失ってしまうことになります。

栄養不足

授乳中はまず、赤ちゃんの生命維持が優先されるため、栄養は最優先で母乳へいきます。

母体も最低限の生命維持ラインが確保されていればいいので、爪や髪の毛、肌などの生命の危険に関係ない部分に送る栄養からカットされてしまいます。

授乳をしている時期は自分の食事は二の次、栄誉バランスを考えて作っている余裕などないことがほとんどです。

そういったことも栄養不足に拍車をかけているのです。

授乳中でも使える育毛剤の選び方

ここまで、産後の薄毛、抜け毛の原因について説明してきました。

では、授乳中に育毛剤は使えるのか、選ぶならどんな育毛剤がようのかを、ここからは説明していきたいと思います。

結論からいうと授乳中でも育毛剤は使用可能です。

ただし、授乳中でも使える育毛剤と使えない育毛剤があるので注意が必要です。

使ってはいけない育毛剤

授乳中には「ミノキシジル」という成分が配合されているものは「授乳中には使用しないでください」と記載されています。

「フィナステリド」は厚生労働省が使用はおろか、授乳中、妊娠中の女性は触れることすら禁止しています。

育毛剤を選ぶときにはしっかりと成分を確認しましょう。

使える育毛剤

今は妊娠中や授乳中でも使用可能な育毛剤が多数販売されています。

その中でも、

1,〈低刺激であること〉

産後は頭皮がとてもデリケートな状態です。

頭皮への刺激は抜け毛の原因となるため、なるべく地肌に優しい低刺激のものを選びましょう。

2,〈副作用がないこと〉

普段は大丈夫な成分でも、産後は体もとてもデリケートです。

アレルギーや副作用には注意して選びましょう。

3,〈保湿できること〉

産後はお肌も乾燥しがちですよね。

頭皮も乾燥しているんです。

ですから、保湿成分の配合された育毛剤を選ぶといいでしょう。

頭皮の乾燥は抜け毛、薄毛の原因となります。

しっかりと頭皮の保湿ケアをしましょう。

以上3点のことに注意して選ぶとトラブルが少なくて済みます。

早めの対処がカギ

育毛剤は使ってその日など、即効性の効果のあるものではありません。

毎日継続して効果を得られるものです。

ですから、薄毛、抜け毛が気になってきたら、早めに使用して対処することがカギとなってきます。

時間が経てばその分、薄毛も進行し、気になります。

それがストレスとなり、より薄毛、抜け毛に拍車がかかってしまわないように、早めの対処をおすすめします。

授乳中、育毛剤と並行して行いたいこと

育毛剤を使用しながら、並行して抜け毛、薄毛の予防に行いたいことをご紹介していきます。

薄毛対策としてだけではなく、心身健康維持にも必要なことですので、ぜひ、できることから実践してみてください。

1,睡眠時間の確保

2時間置きの授乳、ツライですよね・・・。

母乳とミルクを混合であげている人は夜中の授乳、何回か誰かに変わってもらいましょう。

旦那様でも他のご家族でもミルクでしたら作ることが出来ると思います。

完全母乳で育てている人も、搾乳という方法があります。

もし、近くに頼れる人がいない場合は行政の手を借りる方法もあります。

一時預かりをしてくれる保育園もあります。

髪の毛だけではなく、心身の健康状態を保つ、睡眠。

毎日は無理かもしれません。

週末だけでも睡眠時間の確保を心がけてみてください。

栄養バランスを整える

お母さんにとって1番大事なのは赤ちゃんの生命維持です。

摂取した栄養は優先的にまず、母乳にいきます。

栄養が不足していると、まずは赤ちゃんにために、お母さんは必要最低限の栄養でまかないます。

ですから母乳にも栄養が行き、お母さんの髪の毛にも栄養が行き渡るように栄養を取らねばなりません。

赤ちゃんとお母さんの髪の毛、両方に必要な栄養素はビタミンD、カルシウム、タンパク質などです。

ビタミンDは魚やきのこに多く含まれています。

カルシウムが多く含まれる食材は牛乳、ヨーグルト、チーズなどの乳製品、お豆腐などの大豆製品、ナッツや、小松菜などの野菜に多く含まれます。

タンパク質の多く含まれる食材は鶏肉、乳製品、大豆製品、卵、白身魚などです。

お母さんの髪の毛に必要な栄養は母乳にも必須な栄養素であることが多いので積極的に摂取しましょう。

適度な運動

産後は赤ちゃんも短時間しか外出しないし、疲れ果てて運動どころではありませんよね。

適度な運動をしないと、血行が悪くなり、抜け毛、薄毛の原因になります。

外へ行かなくても、空き時間にストレッチをしてみたり、添い寝をしながら足を動かすエクササイズをしてみたり、無理のない程度に運動を取り入れてみてください。

最近は赤ちゃん連れで、ヨガやストレッチなどが出来る教室も多くあります。

外出できず、ストレスが溜まっている人はそういう教室を利用してみるのもおすすめです。

シャンプーしたらきちんと乾かす

あかちゃんのいる生活だと、ドライヤーはおろか、シャンプーすらままならないこともあるかと思います。

洗髪のあと、髪の毛をきちんと乾かさないと、地肌や髪の毛に雑菌が繁殖してしまいます。

頭皮の状態が悪くなると抜け毛や切れ毛の原因になります。

ストレス解消をする

ストレスは薄毛の天敵です。

慣れない育児、睡眠不足も重なるとストレスになりますよね。

ほんの少しの間、赤ちゃんのお世話を交代してもらったり、赤ちゃんの寝ている間に好きなドラマを見てみたり、おいしいおやつを食べたり、できる範囲でストレスを少しづつ解消できるように心がけるといいでしょう。

まとめ

授乳中につかえる育毛剤と使えない育毛剤があります。

購入の際はパッケージやサイトでよく確認し、わからなかったら薬剤師や医師に相談して上手に育毛剤を使用して産後、授乳中の薄毛対策をしてみてくださいね。

育児で大変な中、髪の毛のために少しづつ取り入れられる方法をお伝えしました。

全部は無理でも、出来ることから少しづつチャレンジしてみれくださいね!