抜け毛にはオイルが良いと聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。
でも、本当にオイルが抜け毛に効果があるのか、ベタついたりしないのかなど、心配にもなりますよね。
オイルの中でも特にホホバオイルは保湿性に優れていて、ベタつかずに肌に馴染むので、美容には欠かせない万能なオイルとして使用されているのが特徴です。
抜け毛や薄毛が気になっている人でも、オイルのベタつきがないため使用しやすく、ドライヤー前につけることで髪を保護したり、頭皮マッサージに使ったり、直接髪に使ってヘアパック代わりにすることもできます。
ホホバオイルは、髪の潤いを閉じ込めることで地肌からの乾燥を防ぎ、保湿を保ちながら髪にツヤとハリを与えてくれる効果があります。
そこで今回は、そんな万能なホホバオイルの他にも、黄金のオイルと言われるアルガンオイルを紹介していきます。
Contents
抜け毛にはオイルが効果あり!?
抜け毛にはオイルが良いと聞きますが、どういった面が抜け毛に良いのか、使ったことがないと分からない人もたくさんいますよね。
オイルの良いところは、頭皮をマッサージするときに使用すると、頭皮を保護しながら汚れを浮かせてくれる働きもあるんです。
そのため、頭皮環境を整えやすくなるというメリットがあります。
では、ここからはホホバオイルを使用することのメリットをお話ししていきます。
頭皮の乾燥を防ぐ
万能なオイルであるホホバオイルは、砂漠で生きているホホバという植物の種から抽出されたオイルで、乾燥を防いで潤いを保つ、高い保湿力を持っています。
もちろん頭皮も肌と同じ体の皮膚ですから乾燥します。
乾燥した状態を放置しておくと、頭皮環境を悪化させ、抜け毛に繋がる原因になりますので、顔や体などの肌同様に、頭皮も保湿ケアをして抜け毛対策をしていきましょう。
頭皮トラブルの回避
肌同様に頭皮に必要な適度な潤いを失うと、守ってくれていたバリアがなくなった状態になるため、外側からの刺激を直接受けることになります。
守ってくれているものがないということは、少しの刺激にも敏感になり、トラブルを起こしやすい状態にあるということです。
そうすると、痒みや炎症・フケなどだけでなく、抜け毛や薄毛になる可能性も高くなります。
もしそういった頭皮のトラブルが起きてしまった場合でも、ホホバオイルは抗炎作用を持っていますので、炎症を和らげて改善に向かうこともできますし、潤いを保つことで痒みやフケなども減っていく可能性が高くなります。
血行促進
抜け毛で悩む女性に多いのが、頭皮が硬くなっていることです。
頭皮は何もしないでいると年齢と共に血行が悪くなり、硬くなりやすい状態になっていきます。
血行不良では、栄養を頭皮の隅々まで運ぶことができなくなります。
髪を作る毛母細胞に十分に栄養が行き渡らないと、丈夫で健康な髪を作ることができません。
また血行が良くない状態が続くと、ヘアサイクルが乱れる原因にもなるため、現在生えている髪にも影響がでてきて、抜け毛や薄毛にもなります。
ホホバオイルを使用して頭皮マッサージを行うことで、頭皮が柔らかくなることはもちろん、血流も良くなることで頭皮環境を整え、健康な髪が育ちやすくしていきましょう。
毛穴の詰まり
頭皮には、顔のTゾーンの2倍以上も皮脂分泌が行われているということを、ご存じでしたでしょうか。
普段何気なく暮らしているだけでも、皮脂やほこりなどの汚れや、ヘアケア剤などが、毛穴を詰まらせる原因を作っています。
頭皮の毛穴が詰まると、血流が悪くなるだけでなく、抜け毛や薄毛になりやすい頭皮環境に変わってしまいます。
シャンプー前にオイルで頭皮を軽くマッサージしてから髪を洗うと、頭皮を柔らかくし、毛穴の汚れが浮いて流れやすくなります。
女性はメイク落としにクレンジングをしますよね。
頭皮の毛穴に詰まった汚れもシャンプーで洗うだけでは落ちないこともあるため、オイルマッサージで詰まった不要物は浮かせて取り除き、きれいに洗い流すことで頭皮を清潔な状態に保ち、抜け毛対策をしていきましょう。
老化防止
頭皮は肌と同じように体の皮膚ですから、紫外線を浴びることで老化が進行してしまいます。
仕組みとしては、紫外線を浴びることで活性酸素が発生し、皮膚内部の細胞を破壊してしまい、シミやシワ、たるみという現象を起こしてしまうからです。
頭皮も同様に紫外線を浴びると、頭皮内部の細胞がダメージを受け、老化することで抜け毛や薄毛の原因になります。
ホホバオイルは抗酸化作用が高く酸化しにくいため、紫外線からの活性酸素から頭皮を守り、老化を抑えてくれるのに役立ってくれます。
シャンプー前後のマッサージと保湿
シャンプー前にホホバオイルで頭皮マッサージをすることで汚れを浮かせ、丁寧にシャンプーをするだけですが、マッサージをして汚れを浮かせるかどうかだけでも随分と毛穴の詰まりは変わってきます。
では、簡単にシャンプー前のオイルマッサージの方法を説明します。
1. 丁寧にブラッシングをして、頭皮や髪に付着しているホコリなどの汚れを取り除きます。
2. 適量のオイルを手のひらに取って、頭皮に揉みこむようにしながら全体的に伸ばし、マッサージをしていきます。
3. あまり強い力は使わず、頭皮を動かすような感覚で、生え際から頭頂部に向かって指の腹を使ってマッサージします。
4. 全体に頭皮が柔らかくなったら5分~10分くらいタオルを巻いて時間を置いてから、シャンプーをして綺麗に汚れを流します。
シャンプー後にオイルを使用する場合は、軽くオイルを頭皮に伸ばし、マッサージしながら髪全体にも行き渡らせてください。
その後にドライヤーを使用することで、頭皮と髪の乾燥だけでなく、ドライヤーの熱ダメージからも守ってくれます。
ホホバオイルは少量でも伸びが良いので、使う量は2~3滴くらいで大丈夫です。
髪のツヤとコシとオイルの関係
髪が傷んでツヤもコシもなくなってくるとボリュームがなくなり、なおさら薄毛が気になってしまいますよね。
ヘアオイルは、髪の内側にある水分や油分を閉じ込め、髪を保湿してツヤを与えてくれる効果があります。
ヘアオイルで髪をコーティングすることで、内部の栄養などを逃がさないようにすると、髪が保護されることで傷みにくく強くなり、コシもでてきます。
髪表面のキューティクルが剥がれると、髪の内部の栄養などが逃げてしまうため、髪がパサパサになったり痩せて細くなったりして、薄毛の原因を作ってしまいますので気をつけましょう。
ここからは奇跡のオイルといわれるアルガンオイルについて、お伝えしていきましょう。
アルガンオイルで美髪
モロッコのアルガンの木の実から取れる、希少な高級植物油であるアルガンオイルは、モロッコの黄金・奇跡のオイルなどと言われており、美容に関心が高い人たちにも人気があります。
効果は、肌や髪を乾燥から守り、薄毛を防いでくれます。
アルガンオイルには、ビタミンやリノール酸なども豊富に含まれていて、頭皮に栄養を与えてダメージから守りますので、トリートメントの代わりにもなりますし、もちろん普段のヘアケアとしても使用できますので、美髪目指してアルガンオイルを使用してみましょう。
ダメージヘアにも浸透する
抜け毛や薄毛を気にする女性には、パーマやカラーリングを繰り返したことが原因の1つになっていることもあります。
パーマ液やカラー剤は強い薬液を使用していますから、頻繁に繰り返すとダメージが回復しきれなくなります。そういったダメージを受けてパサついてツヤを失った髪にも、アルガンオイルを使用すると、髪に馴染んで浸透していき、乾燥も防いでくれます。
アルガンオイルはさらっとした感触でベタつきがありませんので、使用感に不快もなく、他のオイルのように重さを感じることもほとんどありません。
ドライヤーの熱から髪を守る
髪は熱に弱いため、ドライヤーで熱を加え続けると髪のタンパク質がダメージを受けて変形します。
タンパク質は髪の主成分であるため、失われると健康な髪が作られなくなってしまいます。
アルガンオイルは保湿効果も高くてコーティング力もあるため、ドライヤーを使う前にアルガンオイルでヘアケアを行うと、ドライヤーの熱から頭皮と髪を守ってくれてダメージを防いでくれますので、シャンプー後のタオルドライをした後などに、アルガンオイルを使ってみてください。
ヘアケア剤として使用する場合は、ドライヤーの後も少量髪に伸ばすようにつけることで、ツヤがでますので試してみましょう。
髪の洗い流さないトリートメント剤として
アルガンオイルは髪の内部に浸透する力と、外側を守るコーティング力がありますから、トリートメントとして使用することも可能です。
まとめ
今回は、抜け毛にオイルは効果があるのか?髪のツヤとコシとオイルの関係を、効果があると人気のホホバオイルとアルガンオイルと一緒にご紹介しました。
抜け毛や薄毛が気になっている女性は、ホホバオイルやアルガンオイルを使用してみてください。
どちらもオイル独特のベタつきやにおいがなく、さらっと軽く使えて頭皮や髪に馴染む感覚が分かると思います。
頭皮マッサージからトリートメント・ヘアケア剤まで多様な使い方が可能ですので、抜け毛や薄毛を改善させて美髪を目指していきましょう。