ヘアケア

女性のヘアアイロンは危険なの?薄毛にならないような使い方

道具というものは、適切に使うことによって効果を発揮します。

適切でない使い方をすれば、事件を含めたリスクが発生する理解をしなければいけません。

ヘアアイロンも正しい使い方を知らなければ、薄毛になるリスクを高めてしまうのです。

便利なヘアアイロンと髪に与える影響

自由に髪型を作るというのは楽しいのです。

ストレートに伸ばしてみたり、ウェーブをつけてみたりできれば、スタイルの選択肢は大きく広がっていきます。

いろいろと楽しみが出てきますが、しっかりとセットするというのは簡単なものでもありません。

そこでよく使われるのがヘアアイロンです。

熱の力によって髪型を作り上げていく道具であり、家庭用のものも簡単に手に入るようになりました。

水と熱の力を利用して髪型を変化させていきますが、加熱することによって髪の内部の水分との結合を切断し、熱が冷めつつ乾燥させることでセットをしているのです。

つまり、空気中の水分と再結合すると元に戻ってしまうという特性を持っています。

永続的に続くような癖をつけるのではなく、一時的なセットとして利用されているため手軽にできるものと言えるでしょう。

構造もいろいろと工夫されるようになり、長時間熱を与えずに済むようなものも出てきました。

広い範囲に熱を与えられるようになれば、それだけ簡単にセットできるようになるからです。

熱も無駄なく伝えられるような構造が作られ、かなり便利になりました。

便利に使えるからこそ、使い方は謝ってはいけません。

熱を加えるというところから見ても、使い方を誤ればダメージを増やし薄毛になる可能性も出てくるからです。

やってはいけないヘアアイロンの使い方

ヘアアイロンの使い方としていくつかやってはいけないことがあります。

その一つが髪が濡れている時に使うことです。

人間の髪は濡れている時には水分を吸って膨張し、キューティクルが開いている状態になります。

柔らかい髪質と感じるのは、水分を吸っているからなのです。

この状態でブラシをかけたりするだけでもキューティクルにダメージを与えてしまうのはよく知られているでしょう。

間違って逆毛でブラシをかけようものなら、あっという間に痛みが出てしまいます。

これと同じような状態で、ヘアアイロンを使うとキューティクルが傷つき剥がれてしまう可能性が出てくるのです。

その部分はダメージとして残り、二度と回復しません。

髪の細胞は、分裂して伸びた時点で死滅している状態です。

細胞として死んでしまっているため、ダメージを受けた部分は元に戻ることがありません。

ここからも、ダメージを受けやすい濡れた髪は丁寧に乾かさなければいけないのがわかるでしょう。

熱を与えて曲をつけたり伸ばしたりするヘアアイロンは、適切な温度で使用しなければいけません。

温度が低い方が髪へのダメージは少ないのは確かです。

しかし、熱の反応が少ないということは、ウェーブをつけたりしようと思うとなかなかうまく決まらない状態が出来上がります。

キープ力も弱いため、何度もかけることになるでしょう。

こうなるとダメージはどんどん増えていくため、150°から160°でスタートしていくのが大切です。

熱を与えて結束力を切って癖をつけるのがヘアアイロンの特徴ですが、さらに髪を引っ張りすぎて牽引力までかけてしまうと、ダメージが増えてしまいます。

髪の束を滑らかに滑らせるような感じで使わないと、どうしても痛みが出てしまうのです。

束が厚すぎても、力が掛かり温度のムラが生まれてきます。

そうなると何度もヘアアイロンを使うことになるので、表面にダメージが生まれてきてしまうのです。

厚みで理想となるのは、幅として5cm程度までであり、これ以上をつかもうとするとダメージが増えてしまいます。

なかなかうまくいかず何度もヘアアイロンが行ったり来たりすれば、それだけ熱が加わり逃げる暇がありません。

こうした状態にならないように注意して使う必要があります。

牽引性脱毛症のリスク

ヘアアイロンの使い方で薄毛になるというのは、いくつかの理由とパターンが存在しています。

その一つが牽引性脱毛症です。

女性の脱毛症のパターンの一つとして知られている牽引性脱毛症は、髪をいつも同じ方向へ引っ張っていることで毛根が弱くなり、抜けていってしまう状態を指します。

ポニーテールなど同じ髪型を続けていると分け目が薄くなっていってしまうのは、牽引性脱毛症です。

よくあるパターンとして、前髪を作るためにヘアアイロンを使う人が多いでしょう。

とても便利で簡単にできますが、常に同じ幅の髪を引っ張るようになるため、どうしても負担がかかってしまいます。

負担をかけた部分がどんどん薄くなっていく牽引性脱毛症ですので、ヘアアイロンで引っ張る時には注意しなければいけません。

強く引っ張りたいところではありますが、あまり力をかけずにスムーズに流れるように使う必要があるでしょう。

牽引性脱毛症は常に同じ方向へ力がかかっているのも問題点です。

たまには髪型を変えてみて前髪の作りも変化をつけると良いでしょう。

これだけで牽引性脱毛症の予防につながりますし、アレンジがきくのもファッションとして楽しいものだと思うのが大切です。

同時に注意しなければいけないのは、前髪を作りたくてスタイリング剤などを大量につける人もいるでしょう。

ヘアアイロンを使わないかわりにこのような状態を招くのも、薄毛対策としてはマイナスです。

毛穴を塞ぎ頭皮への負担が増えてしまうため、できるだけ少量でまとめられるようにしていくのがポイントとなります。

頭皮への影響

ヘアアイロン自体は頭皮に悪影響を与えるようなものではありません。

ドライヤーよりも熱がこもりにくく、頭皮に熱が伝わりにくいのも特徴だからです。

しかし、熱が全く伝わっていないわけではありません。

髪を通じて熱が伝わっていけば、毛根へダメージを与えるのはすぐに想像がつく範囲となるでしょう。

特に毎日使う人が多いヘアアイロンですので、そのダメージはどんどんと蓄積していきます。

これが薄毛の原因の一つとなるのも、わかりやすい状況です。

ヘアアイロンを使う時には、髪の根元からかけすぎないようにしなければいけません。

空気を伝わって熱が頭皮に及ぶのも防げますし、髪から伝わる熱も抑えられます。

引っ張った時も力も抜ける部分が出てくるため、牽引性脱毛症の予防にも役立つのです。

できれば毛先だけで終わりにするといった使い方が理想と言えます。

これでは使っている価値が少ないと感じる人が多いでしょう。

根元に近い部分からかける場合も、できるだけ回数は少なくして、負担を減らす努力が大切です。

熱から守るという部分では、髪のトリートメントは欠かさないようにします。

髪の熱ダメージを抑えるという意味でも、表面でコーティングできるトリートメントは重要です。

対応したものも販売されているので、頻繁に使う人は注意して選ぶと良いでしょう。

これだけでもダメージはかなり抑えられるからです。

まとめ

ヘアアイロンは、髪に熱をかけて利用しているのが重要なポイントです。

熱によって生じるデメリットは色々とあるため、できるだけ短時間の利用で納め、ダメージを減らす努力が必要となるでしょう。

特に頭皮まで影響が及ぶようになれば、薄毛のリスクは大きく高まります。

短時間で済ませることで牽引性脱毛症の予防にもつながるため、できるだけ回数を減らし、強く引っ張ったりせず、手早くできるようにするのがリスクを減らすポイントです。