女性にとっておしゃれは、生活の中で欠かせないとても大切なポイントです。
ヘアカラーもおしゃれの一つとして活用されてきました。
当たり前のものとなりつつありますが、使い方を間違えれば薄毛のリスクにつながるのを理解して上手に付き合っていかなければいけません。
誰でも使うようになったヘアカラー
現代の女性の多くは、ヘアカラーを使ったことがあるでしょう。
継続的に使っている人をも多いはずです。
それほど髪を染めるということが、一般的なおしゃれの方法の一つとなってきたのは間違いありません。
ホームセンターや薬局に行くと、ヘアカラーの商品も数多く見つけられるようになりました。
白髪染めもその一つですが、自由にカラーを選べるようになったというだけでも、多くの人が染めたいという意思がある表れと言えます。
髪を染めるという行為は、自然なものではありません。
元々人間が持っている髪の色とは違う色にするからです。
そのためには、色が染まるように髪に化学薬品をつけなければいけません。
ただ染料をつければ髪が染まることはないからです。
このプロセスこそが、薄毛のリスクにつながるポイントになります。
農業構造のキューティクル
髪には独自の防御構造があります。
髪のツヤを作り出しているキューティクルがありますが、中心部分を守ってくれる大事な盾となっているのです。
髪の表面に染料がついたとしても、すぐに落ちてしまうのは、キューティクルが守っているからというのが大きな理由となります。
長期間色を維持するためには、髪の中心部に染料を届けなければいけません。
そのために、化学薬品を使い強制的にキューティクルを開きます。
キューティクルは、髪の表面にうろこ状に並んでいるのが特徴です。
髪の先端から付け根の頬に指を滑らせると、逆立っているような感覚になるのはキューティクルの並びに逆らっているため引っかかります。
だからこそ、髪に逆らってブラッシングしたりしてはいけないのです。
髪も頭皮も弱酸性
髪や頭皮のpHを調べてみると、弱酸性になっていることがわかります。
これが正常な状態ですが、これではキューティクルが開いてくれません。
そこでアルカリ性の化学薬品を使いキューティクルを開くのです。
肌についてしまえば、強い刺激を受けます。
アルカリ側に傾いてしまうせいで、ぬるぬるになるような感覚が特徴です。
アルカリ性のお風呂に入ったことがある人はわかるはずですが、これは肌の表面が化学変化を起こしているためです。
ヘアカラーは、直接薄毛と関係はないと美容師が言うのは間違いありません。
しかし、化学変化を起こすような物質が髪に塗られているというだけで、頭皮に影響を与えない可能性はゼロに等しいでしょう。
施術がうまくいかず付着してしまうケースもありますし、頭皮についていなくても揮発している間に影響を与えるのも確かです。
髪の一方向だけに塗布するわけにはいかず、皮膚に接するような麺にも塗らなければいけません。
そうなれば当然頭皮に付着することとなり、施術で直接つかなくても間接的にはついていることになるでしょう。
このような状況を避けることは、ヘアカラーをする以上どのようにしてもできません。
つまり、ヘアカラーを使って染めようとする限り、常にリスクとともに施術するのです。
自分で染めるのは避ける
ヘアカラーを使うのは日常的なこととなってきました。
黒髪では重いと思う人も多いでしょう。
ファッション的な問題もありますし、白髪染めのように使う人も少なくありません。
髪を染めるという意味では、どちらも根本的には変わりがないからです。
頭皮にダメージを与えずに髪を染めるという方法は、現在のところありません。
頭皮や髪にとっては、どのようなものであろうとも異物でしかないからです。
髪を染めている時には、美容師から痛くありませんかと聞かれることもあるでしょう。
これは当然です。
頭皮にとって異物がつけば刺激となって現れます。
何かしらの異常を感じている時には痛みとして現れるのです。
初めのうちはかゆみが出てくる場合もあります。
だんだんとかぶれ始め、強い刺激へと変わってくるのです。
こうなると、表面だけではなく、もっと深い層までダメージを与えてしまいます。
そうなれば毛母細胞にも影響が出て、薄毛になる可能性が高まっていくのです。
ここでポイントとなるのは、薬剤を出来る限り頭皮につけないことにあります。
出来る限り無理をせず、リスクを理解した上で丁寧に施術でできれば、少しでもリスクは軽減できるのです。
つまり、経験豊富な美容師に依頼してヘアカラーをすれば、少しでもリスクを軽減できるでしょう。
自分で髪を染める時を考えてみなければいけません。
人間の目では、自分の頭皮の状態を見れるわけがないはずです。
視界の範囲を超えているからであり、そこに薬剤をつけようとすれば、うまくいかないのが当然と言えます。
仮に鏡を使って染めたとしても、全てが見渡せるわけではありませんし、片手も下がってしまいます。
立面鏡を使って両手を空ける方法もありますが、頭頂部や後頭部を見ようとすれば合わせ鏡を使わなければいけません。
このような状況下でヘアカラーをするのは、頭皮についてしまうのも当然の状態なのです。
自分で染めるのは非常にリスクが高いため、薄毛になりたくなければ避けるべきでしょう。
カラーリングをするならリスクを抑えて
化学薬品が影響を与えるとするのであれば、少しでも弱いものを使うという方法も出てきます。
ダメージを最小限にできる方法もあるからです。
基本的にキューティクルを開こうとすればダメージは増えます。
影響の少ない薬剤も出てきていますが効率も劣ってしまうのは致し方ない点です。
色持ちが悪くなりますし発色も劣ることになりますが、ヘアマニキュアを使えばキューティクルを開かずに済みます。
これだけでも大きな違いがあると言えるでしょう。
連続で施術しないというのも、影響を抑えるために大切です。
現在伸びている部分だけを染めるヘアカラーは、新しく伸びてきた部分には影響を与えていません。
茶髪にするとプリンになると呼ばれたりもしますが、黒髪の部分ができてくるのです。
そうなると、どうしても気になってさらに染めようとするのは、やはり心情と言えるでしょう。
ですが、できるだけ長い時間をあけてカラーリングをするだけでも、ダメージを回復する時間を稼げます。
理想となる感覚は3ヶ月です。
これ以上の時間を空けられると、ダメージの回復も出来るようになります。
蓄積しないで済むというのも大きなポイントです。
ただし、3ヶ月も開けると確実にプリンになってしまいます。
髪が伸びる速度は人によっても違いがありますが、1ヶ月で0.9cmから1.5cm程度は伸びるのです。
これだけ伸びると見た目にもはっきりと分かるようになります。
これでは気になるという人もいるでしょう。
その場合も、最低でも1ヶ月間は、カラーリングしないというのが大切です。
これでもかなり速い速度で染めている状態になるため、できればもう少し時間を取るようにするのが薄毛のリスクを高めないポイントとなります。
まとめ
そもそも髪を染めるという行為自体が、自分の身体にダメージを与えているのを理解しなければいけません。
白髪が気になるという人も、1度染めずにナチュラルな状態を楽しんでみるというのも方法です。
特に女性の場合にはびまん性脱毛症となり、全体的に薄くなってしまうような事態が起きますので、リスクは最小限になるようにしましょう。