くせ毛の人は薄毛になりやすい、そんな噂をきいたことはありますか?
くせ毛の人は目にしたり、聞いたりしたことがある人も多いかと思います。
くせ毛の人は果たして薄毛になりやすいのか?
そんなくせ毛と薄毛の関係についてお話していこうと思います。
Contents
くせ毛は4つに分類される
くせ毛と言っても色々なくせ毛があるんです。
今回は主な4つについて、お話していきます。
まず、くせ毛には先天性のものと、後天性のものがあります。
生まれつき(遺伝)なのか、生まれたあと何らかの原因でくせ毛になったかのどちらかに分類されます。
先天的(遺伝)なくせ毛
くせ毛は遺伝しやすい「優性遺伝」で、遺伝する確率は約80%と言われています。
両親のどちらかがくせ毛なら70%、両親ともにくせ毛なら90%の確率で遺伝します。
また、祖父母からの隔世遺伝もします。
先天的なくせ毛の人は生まれつき、頭皮の毛穴がまんまるではなく、歪んだかたちをしていて、皮膚に生えて出てくるまでにまっすぐ生えて来れません。
結果、くるくるとしたくせのある髪の毛が生えてくるのです。
後天的なくせ毛
後天的なくせ毛は遺伝要素ではなく、生活習慣や病気、栄養不足によって起こるくせ毛です。
ストレスもくせ毛の原因と言われています。
後天的なくせ毛は毛穴の形は正常です。
ですので生えてきた後、外的要因などでくせ毛になってしまうのです。
次は髪の毛の毛質のタイプについて説明します。
くせ毛の毛質には太くでゴワゴワなタイプと、細くて猫っ毛のタイプがあります。
太くてゴワゴワタイプ
太くてゴワゴワのタイプのくせ毛は乾燥していることが多いです。
ヘアケアの仕方が合っていないことにより、ゴワゴワになってしまうこともあります。
・まとまりにくい
・髪質が固め
・乾燥しやすい
・ボリュームが出すぎる
などの特徴があります。
細くて猫っ毛タイプ
細くて猫っけのタイプも乾燥しがちです。
・絡まりやすい
・乾燥しやすい
・ボリュームが出ない
・静電気が起こりやすい
などの特徴があります。
静電気は薄毛の原因にもなりますので、気をつけたいところです。
薄毛になりやすいのはどのタイプ?
実はどちらかが薄毛になりやすいというのはありません。
強いて言うと、猫っけの人のほうが髪の毛がもともと細く、ボリュームもありません。
加齢やその他の原因により、さらに細くなると地肌も見えやすくなりますので、薄毛になる、というよりは「猫っ毛の方が薄毛に見えやすい」ということになります。
くせ毛の人が薄毛になる原因
ではくせ毛の人が薄毛になってしまう原因はなんなのでしょうか?
パーマ・縮毛矯正
くせ毛の人はそうでない人に比べるとパーマも普通のパーマではなく、縮毛矯正になります。
しかも、一回かけたら継続的にかける人の割合も多いです。
そして、パーマをかけるスパンもくせ毛ではない人に比べると頻度が高いのです。
最近は髪や地肌によいパーマ剤も出ていますが、それでも髪や頭皮の負担になっています。
その負担や刺激が薄毛になる原因となってしまいます。
結ぶことで頭皮にかかる負担
くせ毛の人はそのまま下ろしているよりも、結んだりまとめたりしている人が多いですよね。
毎日、髪の毛を結んでいる時間が長いと、髪を引っ張り続けることになり、薄毛の原因となります。
これを牽引性脱毛症といいます。
整髪料
くせを少しでも伸ばしたい、潤いを与えて髪の毛を落ち着かせたい、そう思ってワックスなどの整髪料を使う人もいるのではないでしょうか。
最近は自然派のオーガニックなどの整髪料も増えましたよね。
整髪料自体、地肌に悪いものではなくても、それを落とすためにシャンプーで二度洗いしたり、ゴシゴシと洗ったりすれば頭皮と髪の毛の負担となります。
ドライヤー・コテ・ヘアアイロン
くせ毛を少しでもストレートにしようと、アイロンでブローしたり、コテやヘアアイロンでセットするのが日課になっている人も多いですよね。
毎日高温に晒されると髪の毛も地肌も乾燥し、痛みやすくなります。
特に頭皮への刺激は薄毛の原因となります。
ブラッシング
くせ毛の人は絡みやすいのでブラッシングは欠かせませんよね。
そのブラッシングもブラシの種類や材質によっては抜け毛の原因になってしまいます。
そして、絡まっているからといって、無理に梳かそうとすると切れ毛の原因にもなりますし、髪の毛を引っ張ってしまうので、髪の毛、地肌、毛穴への刺激と負担になり、薄毛の原因となります。
くせ毛が直接の原因じゃなかった?
ここまで説明してきてわかりましたが、くせ毛が直接の原因ではありませんでしたね。
くせ毛の対処やケアが薄毛になる原因を作っていたのです。
くせ毛の人の薄毛対策
では、くせ毛の人の薄毛対策はどうしたらいいのでしょうか。
パーマ・縮毛矯正
縮毛矯正は毎日のケアがとっても楽になりますし、なかなかやめられないですよね。
やめなくてもいいので、3ヶ月から半年のスパンを守ってかけるようにしてください。
一定の期間空けること、それだけで頭皮と髪の毛の負担が格段に減ります。
髪型
髪型を変えてみるのもひとつの方法です。
くせを活かしたヘアスタイルにしてみてはいかがでしょうか。
美容師さんによってはくせ毛を得意とした美容師さんもいます。
くせ毛をそのままにすれば、縮毛矯正も必要なくなり、整髪料もいらなくなるかもしれません。
美容師さんと相談しながら、くせを活かしたおしゃれなヘアスタイルに挑戦してみてください。
整髪料
整髪料を落としやすいものに変えたり、天然の地肌の乾燥にも効果のある椿オイルなどに変えたりして地肌と髪の毛を刺激から守りましょう。
ドライヤー
ドライヤーをマイナスイオンなど髪の毛に潤いを与えてくれるものや乾かす時間が短くて済むようにパワーのあるものに変えてみましょう。
熱風を浴びるのがなるべく、短時間で済むようにドライヤーの前にタオルドライをしっかりすることがポイントです。
その際もゴシゴシせずに優しく水気を取りましょう。
スポーツ用の吸水力のあるタオルや、ヘアキャップもおすすめです。
ブラッシング
ブラッシング自体は髪の毛の汚れを取り除いてくれたり、マッサージ効果で血行促進したりするので薄毛予防にとても効果的です。
ですが、プラスティックのブラシを使用すると静電気も起こりやすく抜け毛の原因となってしまいます。
なるべく本体はの木製、毛の部分は豚やイノシシなどの動物性を選ぶと静電気も置きにくく、切れ毛も防げます。
木製のピンタイプのブラシもマッサージになり、髪の毛を優しく梳いてくれるのでおすすめです。
シャンプーを変える
髪の毛はパサつく人はシャンプーを変えてみるのもいいでしょう。
髪の毛が潤うとくせも緩やかになります。
くせ毛ケアも楽になり、髪の毛や頭皮への負担も減ります。
そして、頭皮が潤うと柔らかくなり、血行も良くなりますので抜け毛。薄毛予防に効果的です。
まとめ
いかがでしたか?
くせ毛だということは直接の原因ではなく、くせ毛をどうにかしようと日頃行っていたケアや方法が原因でした。
くせ毛と抜け毛、薄毛予防を効果的に行うために、今日説明したことを参考にしていただけたら嬉しいです。