髪はタンパク質・アミノ酸・ビタミン類・ミネラルといった栄養素で作られています。
これはご存知の方も多いのではないでしょうか。
ほとんどの割合を占めている「タンパク質」は、髪を作るのに大切な栄養素になります。
よくダイエットで髪が抜けた、細くなったという人がいますね。
それは、偏食や過度な食事制限による「タンパク質」不足が原因となっています。
本来はダイエットも筋肉をつけながらバランスが良い食事をしなければ、バランスよく痩せられないですし、リバウンドしやすい体になってしまいます。
バランスが偏ることで、実は髪トラブルを招くことになります。
そこで「タンパク質」を効率よく摂取するにはどうしたら良いでしょうか。
Contents
美髪の為にも飲んで欲しいプロテイン
プロテインと聞くと身体を鍛えている人や男性が飲むイメージがあり、髪の為にプロテインとはイメージがないかもしれないですね。
確かに体力作りや筋肉を作るのにプロテインは欠かせないものになっていますが、健康維持やダイエットにも効果的なのです。
しかし、好んで飲む女性はまだまだ少ないですね。
美髪とは無縁なイメージですが、そんなプロテインは、髪に必要なタンパク質を効率的に補給するにはもってこいのアイテムになるのです。
プロテインがもたらす美髪効果
プロテインには良質なタンパク質が豊富に含まれているため、アミノ酸やビタミンなどもバランス良く含まれているのです。
バランスの良い食事を続けられるのか不安な方は1日1回飲むことで、バランス良い食事が摂取できるのと同時に良質のタンパク質が摂取できるのでオススメします。
特に適度な運動や筋トレを継続している方には、プロテインを飲むことで、スムーズに筋肉もつきやすくなるので一石二鳥でしょう。
プロテインで補給した栄養素は全身に行き届くことで、頭皮にも栄養が行き、コシやツヤのある健康的な美髪を作りだします。
健康的な美髪にするためにトリートメントやヘアオイルの有効成分も浸透しやすくなるため、ヘアケアの質も高まるのです。
毎日お肉や魚からタンパク質を摂取できない方にはプロテインを飲んで補給するようにしましょう。
プロテインの摂り過ぎには要注意!
プロテインが良いからと摂取し過ぎる方もいるでしょう。
それは、プロテインは1杯のカロリーも低いからでしょう。
しかし、良質なタンパク質やアミノ酸を一杯で補給できます。
便利ですが、1日に何杯も飲みすぎると内臓に負担をかけてしまうので要注意なのです。
働きが悪くなった内臓は血液の流れにも悪影響を与えてしまうため、頭皮の血行も悪くしてしまいます。
プロテインで薄毛や抜け毛になるという根拠はありませんが、内臓に負担をかけてしまうのは良くありません。
どんな栄養食品でも摂取しすぎはNGになります。
プロテインの正しい飲み方
プロテインは基本的に運動直後に飲むのが良いとされています。
運動をしていない方は就寝する1時間ほど前に飲むと就寝時に髪に栄養が行き届きます。
そして、飲んでも良い量は1日1~2杯です。味は飲みにくい種類もあります。
しかし、ヨーグルト味やココア味バナナ味など美味しく飲めるタイプもありますので、飲みやすいものを是非選んでみてくださいね。
プロテインの大きな2つの効果
必須アミノ酸の摂取
プロテインとは、そもそもタンパク質のことをいいます。
タンパク質は20種類程のアミノ酸から構成されるものです。
そのアミノ酸の中に必須アミノ酸というものが含まれています。
この必須アミノ酸は8〜9種類と言われています。
これらは体内で構成することが出来ないものや不足しがちなアミノ酸であるため、自ら毎日に摂取が必要なのです。
そして、この必須アミノ酸を摂取出来るのがプロテインになるのです。
これらの摂取が毎日できていると、体内のタンパク質が正常に働くことができ、体の質を上手く保つことが出来るのです。
体の機能増強
体を構成しているものの中で水は約60%と最も多くを占めているのです。
その次はタンパク質になり、なんと約20%を占めているのです。
プロテインと聞くと筋肉のイメージがありますね。
しかし、タンパク質は筋肉だけではなく肌や髪、内臓の各臓器などの構成に関わっている非常に重要な栄養素になりますので、プロテインの摂取というのは、美肌効果や髪質の改善など、そして女性にもメリットが大きいものとなっています。
タンパク質が不足すると?
筋力の低下
筋肉の多くはタンパク質で占めています。
このタンパク質が低下を起こしてしまうと、筋肉のための栄養素が不足するということになります。
そうすると筋肉だけではなく髪にも非常に良くない状況になってしまいます。
筋力低下が起こってしまうと、体全体のバランスが崩れてしまい、ケガをしやすい体になるなど、基礎代謝が下がることにもなります。
そうなると、胃腸の調子が悪くなったり、便秘や疲労の取れにくい体になることにも繋がりやすく、体にとって良いことがなくなってしまいます。
肌や髪質の低下
タンパク質は色々なアミノ酸の複合体の名前や総称の名前があります。
とくに肌や髪に関わるコラーゲンですが、これもタンパク質の一種になります。
タンパク質が不足してしまうと、新陳代謝を行う際の栄養素が足りていない状況になってしまうため、肌や髪の質の悪さに繋がってしまい、ダメージが出やすくなります。
ですので、タンパク質が不足してしまうことは美容の観点から見てもすごく大きな影響を及ぼしてしまいます。
集中力の低下
脳の栄養素であるドーパミンやセロトニンという物質があります。
これらもタンパク質の一種なのです。ご存知でしょうか。
ドーパミンとは脳を活性化させる物質になります。
主に興奮している時や快感を得ている時などに関わってくる物質になります。
またセロトニンとは気持ちを落ち着かせたり、眠気を誘発する時に働いている物質になります。
これら脳の働きに非常に必要となる関わりがある物質の元はタンパク質になるため、タンパク質不足は脳に非常に悪い影響を与えてしまうため、集中力の低下、また不眠などの症状にも関わってきます。
1日に必要なタンパク質は食事で摂れるの?
1日に必要とするタンパク質の量は男性だと60g、女性だと50gといいます。
タンパク質は肉、魚、大豆、乳製品に多く含まれる栄養素になります。
しかし、これらの具体的な量を見てみると肉類(牛、豚、鶏)の平均的な量は18g、魚も18~19g、大豆には35gと比較的多く含まれています。
牛乳ですと3.3gとなります。
これらの食品を1日に摂取すると考えると、比較的容易に取れる栄養素でもあります。
しかしダイエットなどを行っていると避けがちになる食品でもあるため、不足しがちな栄養素でもあります。
また、主食として用いられることが多い食品でもあるため、脳に必要なものではありますが、過剰摂取になりやすくカロリーに注意しながら摂取する必要があります。
それだけ目的や環境に合わせて考えながら摂らないといけない栄養素になります。
プロテインは食事と組み合わせることが重要
プロテインは栄養補助食品
栄養補助食品とは食べ物ではなく、足りない栄養素を補う働きをするものになります。
食べるという行為は、内臓の消化器官が働かないといけないのです。
その消化器官は、口・喉・胃・小腸・大腸と連動していて一連の動きがあることで、初めてしっかりと働くものになるのです。
しかし、栄養補助食品として摂取すると、食べるわけではないため、口・喉の役割としてはほぼ無い状態で胃へと運ばれてしまいます。
ですので、栄養素を摂ったから体に良いというわけでは無いのです。
カロリー制限が出来る
上記の理由からも、食事は行わないといけないのですが、タンパク質を意識すると高カロリーな食事内容になりかねませんね。
そこで、低カロリーの食事を摂りながら足りない分だけをプロテインで補うという形を取ることで、バランス良く摂取できるため、ダイエットやトレーニングとしての食事を行うことが出来るでしょう。
どのような食事もそうですが、何かの成果を出すには、体本来の機能を無視して行うことは出来ないのです。