30代後半あたりから白髪がふえはじめ、仕方なく白髪染めをしているけど、年々髪のダメージは気になるし、頭皮にもかゆみや炎症が見られることがあり、止められるものなら止めたい…
しかも最近は、ありのままの自然体な私を!と「グレイヘア」が流行り出していて、気になっているけど…
実際のところ、どうなの?
失敗した人はいないの?
とお迷いのあなた。
2018年には、流行語大賞にノミネートされ、芸能界でも、美しいグレイヘアの仕上がりになっている人が話題になったりと注目されていますよね。
一方で、一旦はグレイヘアを目指したものの失敗した人も数知れずなのです。
そこで、失敗した人は、何が原因だったのか?
その声をご紹介したいと思います。
そこから学び取り、もしあなたがグレイヘアを目指すなら、数々の問題をどう対処していくべきか、一緒に考えてみましょう!
Contents
グレイヘア失敗者の声
何より一番多い声は、家族や周囲の人に受け入れてもらえなかった…ということに尽きます。
本人は良かれと思ってやってます。
日に日に変化する自分に慣れてきますよね。
きっと、一緒に住んでいる夫や子供たちも徐々に慣れてくるでしょう。
厄介なのは、独立した子供たちや孫です。
「亡くなったおばあちゃんにそっくりになってきたね。」とか、「おばあちゃん老けちゃった!」とか、久々に会うと、衝撃があるようです。
中には、お願いだから元に戻してと懇願された方もいます。
更に高齢出産していると、子供の学校で、友達から心ない言葉をかけられショックを受けたと、愚痴られることも。
やはり、大切な身内からの批判の声はショックが隠せないですよね。
次に多いのは、白髪染めを止めてから、理想のグレイヘアに移行する期間に挫折してしまうということです。
白髪染めを止めた途端に、あの美しいグレイヘアが手に入るわけではありません。
個人差がありますが、数年かかるといっても過言ではないのです。
白髪染めは、ファッションカラーと違って、強い薬剤なため、かなり長い期間髪に残ります。
その中途半端な状態で過ごしている自分の姿が、より老けて見えたり、人により、汚いと感じることさえあるようで、失敗の原因となるのです。
これまた、始める前には想像もつかなかったことかもしれませんが。
これまでのファッションやメイクが似合わなくなることがあります。
中高年期に入ると、ある程度私の服、お化粧方法が決まってきていますよね。
多少流行は取り入れていても、基本的に選ぶ色や形は決まっているのではないでしょうか。
それが、髪色が真っ黒やブラウン系から、グレイが混じっていくとで、印象ががらりと変わるため、全く似合わなくなる可能性が高いのです。
特に暗めの色合いを好んでいた方は、覚悟が必要ですよ!
なかなか、この習慣を捨てることは難しく、失敗の原因になりかねないのです。
最後は少し重く厄介な問題です。
必ずというわけではありませんが、女性は往々にして何かしらの集団に属していることが多いですよね。
働いているなら職場の女性陣、専業主婦ならご近所仲間や趣味サークルなど。
この集団の中での価値観は、なかなかの影響力があります。
一人、白髪染めを止めて、グレイヘアを目指し始めたなら、何を云われるか分かりません。
実際に、心ないことを言われたことで諦め、失敗に終わったというより、元に戻らざる終えなかった人もいます。
家族に理解してもらう、移行期をゆっくり構えて待つ、思い切ってファッションやメイクを変えるのとは意味が違いますものね。
その集団の、同調性により築き上げられてきた価値観を変えるのは、非常に難しいことです。
長年女性として生きてくれば、その大変さは理解できますよね。
でも、あなたの人生です!
やはり、グレイヘアを目指したいと思われるなら、是非これら失敗者の声から学んで欲しと思います。
次で詳しくご紹介します。
グレイヘア失敗者から学ぶこと
まずは、遠方に暮らしている身内からの声ですが、これは事前に根回しをしておくべきですね。
今の髪や頭皮の悩みをお話ししたり、目指すべきグレイヘアの完成した姿を語ることで、その良さを理解してもらったりすることで、全然反応は変わってくると思います。
ただ、現在同居している子供さんのことが気にかかるなら、中止ではなく、「延期」と捉えたらどうでしょうか。
職場環境で白髪染めを止めることができない場合も、同様に「延期」という考え方に転換することができますよね。
もちらん、この「延期」している期間にもできることがありますよ!
顔のツヤやシワの具合から考えて、グレイヘアへのベストな移行期は、60代~と言われています。
そのときにグレイヘアを成功させるためには、40代あたりの髪質と毛量を保っておくことが重要なのです。
特に毛量がないと、理想とする美しいグレイヘアにはならなくなってしまいます。
具体的な対処法としては、
①髪を傷める白髪染めは止めて、ヘアマニキュアやカラートリートメントに替えてみる。
特に、自宅で行うセルフの白髪染めは最悪です。
素人でも使いやすくするために、強力な薬剤が使用されているため、髪へのダメージは甚大です。
白髪染めを行うにしても、専門家である美容師さんに相談して、なるべく髪や頭皮に負担のない方法に替えてもらうべきですね。
②白髪を抜かない。
この白髪さえなければ、そんな風に思うときがあるかもしれません。
でも、絶対に抜いてはいけませんよ!毛根を傷め、二度と髪が生えてこなくなる可能性があります。
手軽なヘアマスカラといった、一時的な白髪が隠しを使うのも手ですね。
③食事を見直す。
よく聞くことも多いかと思いますが、発毛を促進してくれるビタミン・ミネラル類は大切ですよ。特に亜鉛や鉄です。
更に髪の元となるケラチンは、タンパク質に含まれているアミノ酸の一種です。
肉、魚、大豆、乳製品と偏りなくタンパク質を摂りたいですね。
やはり、これだけ摂れば髪に良いという万能な栄養素はないので、食事全体のバランスが取れていることが、何よりも重要です。
次に移行期の悩みですが、白髪染めを止めると、染められた白髪は黒から金髪になっていき、目立つようになります。
また、まだ白髪の本数がそれほど多くなく、まばらな感じだと、ただ老けてみてたり、手入れの行き届いていない、だらしない女性に見えてしまう場合さえあるのです。
特に白髪はパサつきやすいという特徴があるので、拍車をかけてしまいます。
ここは美容師さんに相談して、移行期に気分が沈まず軽やかに過ごせるような方法を選んで下さいね。
我慢は禁物です!
グレイヘアが美しく見える、白髪と黒髪の割合が7対3になるまで頑張りましょう。
もちろん、髪のパサつきをなくすためにも、自宅での定期的なトリートメントは必須ですよ。
また、従来のファッションやメイクが合わなくなる、それは逆を言えば、生まれ変わるチャンスですよね。
グレイヘアが完成すれば、白や赤、ピンク色など明るい色が似合うようになります。
大振りなアクセサリーや真珠も上品に映えるようになりますよ。
そう考えるだけで、楽しみですよね。
メイクも同様です。
明るいリップが似合うようになります。
肌も努めて整えるようにするのが、老けて見せないポイントですよ。
多少の出費は、今まで頑張ってきたご自分へのご褒美とだと考えて。
がらりと変身してみましょう!
流行の先端にいるべき美容師さんでさえ、ほんの数年前までは、白髪染めをあたり前のように勧めてきました。
今はこちらから依頼しなければ、何も言われることはありません。流れが変わってきたのだと肌で感じています。
そう考えれば、現在グレイヘアに批判的な女性たちも変わってくる可能性はありますよね。
もちろん、白髪を染めることで、前向きに過ごせる女性がいることも確かです。
グレイヘアを目指す女性と白髪染めをしている女性が、互いに批判し合うのではなく、それぞれの価値観を認め合える世の中になることが理想ですよね。
さあ、あなたらしさを取り戻し、自然体の美しいグレイヘアを手に入れてみませんか?