皆さん、髪をきれいにするために、普段の食生活はどうあればいいのでしょうか。
これは、美意識の高い方ほど気をつけていただきたいんですね。
きれいになるために、食生活を変えてみるという考え方は、どなたもあるのですが…。
例えば、脂ものを控えたり、ご飯を半分にしたり、ご自身ではダイエットになっているつもりでも、実は、逆効果になっている場合も多いんです。
これが頭皮環境や髪のトラブルの原因になっている、健康や美容に良いと思っても間違っていたということも多いようなんですね。
今回は、せっかく一生懸命ダイエットをしたつもりが、思わぬ頭皮や髪のトラブルを招かないよう、皆さんと一緒に徹底検証してみましょう!
Contents
きれいになりたいがために!
ただカロリーが低いからヘルシーと考えていませんか?
しかし、この低カロリーばかりに重視してしまうと落とし穴があります。
日常的にとにかく痩せていたいという願望から、すべてにおいて食べること=罪悪感を持つ傾向にある方が多いのではないでしょうか。
女性の場合には、健康体を保つには1日に1800kcalが必要であると考えられていますが、無理なカロリー量を考えて過剰な食事制限や朝食を抜いたりして、なかには1日に1600kcalを下回っている方も少ないないという結果もあるくらいです。
1日に必要な栄養摂取量が長く摂れていないために、今、大変問題になっているのが栄養失調です。
皆さんがご存じの栄養失調は、食糧難で満足に食事が摂れていない場合に起こるもの、まして飽食日本にはないことです。
しかし、新型栄養失調と言って、過度なダイエットや多忙なあまり食事量が少ない時に見られる現象です。
恐ろしいことに、新型栄養失調は自覚なしに起こることが多くて、極端にタンパク質の摂取量が少なくなると、頭皮のトラブルなどの不調が起こりますが、意外と気付かずに慢性化しているのが特徴になります。
特に、美意識が強い方ほどこだわりも強い傾向があって、結果的に食生活が偏ってしまうわけです。
あれこれと流行するダイエット法に飛びついて、ついこだわってしまうと、せっかくの良いダイエット法であってもかえって頭皮を老けさせてしまうようですよ。
栄養不足が老化を加速?
女性の方ならばどなたも心配する肌老化や頭皮の老化(硬くなってしまう)、老化というと加齢変化が最大のファクターと考えがちですが、栄養不足の影響もここでは関係してきます。
つまり、皆さんの食生活や生活習慣が大きく影響してきます。
ところで、偏った食生活では食事からの抗酸化物質の摂取量は減少し、すると、体内にも大きな影響が出てきます。
例えば、欠食により血糖値の上昇や頭皮の乾燥を引き起こして、これが老化の原因になります。
こうした若いうちの老化は、加齢変化に比べてより深刻です。
これは、細胞をサビさせる体内の活性酸素の増加によるものです。
体内の活性酸素を増やす外的要因は
今、こうしている間も活性酸素は作られています。
活性酸素は強い酸化力で体内に侵入したウイルスなどを退治する重要な仕事がありますが、増えすぎてしまうと、身体の細胞を酸化させて老化を進める要因になってしまいます。
特に、春は寒暖の差が大きいために、考えている以上に心身のストレスになり、体内の活性酸素を増やす引き金になります。
こうした変化が重なる時季こそ、休養と睡眠をしっかりとって体調を整えることが頭皮の良い状態を維持するにも大切です。
抗酸化習慣で活性酸素増加を抑制し頭皮環境を改善
たとえ皆さんが若くても、生きている以上、活性酸素による害を完全に避けることはできません。
ただ同じ歳でも若く見える方とそうでない方がいるように、老化速度には個人差があります。
その差を決める要因のひとつに身体の抗酸化力なんですね。
毎日生まれる活性酸素が増え過ぎないように、生活環境を整える工夫とともに、体外から抗酸化成分を摂りいれて、体内の抗酸化力を日頃から高めるることが頭皮環境を良くします。
若々しさの鍵に
いろいろな抗酸化成分を上手く摂る習慣が大切になります。
食生活の工夫から、例えば、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEは緑黄色野菜や果物、種子類などに多く含まれています。
さらに活用したいのが、植物の苦味や渋み成分のポリフェノールです。お茶のカテキン、赤ワインのアントシアニン、ゴマのセラミンなどがその代表になります。
そして生活習慣の工夫も大切です。
温度調節ができやすい服装を準備する、例えば、ストールや薄手のセーターを用意します。
また、ストレスをためないように、上手に気分転換もいいでしょう。
例えば、軽めの運動やぬるめのお風呂にゆっくりと浸かるなどもいいし、忙しい時期こそ早めの就眠で体調管理をする意味から、予定を入れすぎないのも大切です。
足りていない栄養素
頭皮老化に直結する栄養素です。特に、皆さんが不足がちの栄養素をしっかりご理解いただいて、頭皮と髪の健康を保ちましょう。
タンパク質
なんと89%の日本人女性が不足がちなのが、タンパク質です。肌や頭皮はタンパク質の塊と言われるくらいに、不足すると老化にに直結する頭皮のたるみの原因になります。
頭皮の弾力性を支えているコラーゲンにエラスチンもタンパク質です。
このたるみを防ぐのに、赤身の肉やお魚が有効でアミノ酸のロイシンが多く含まれています。
皆さんには3食欠かさずに摂って、大豆や卵の組み合わせがおすすめです。
ビタミンC
それに58%の日本人女性が不足がちなのが、ビタミンCです。
このビタミンCはストレスが多い方ほど摂取しなければなりません。
コラーゲンの生成に必要不可欠な栄養素でもあり、前述のような抗酸化作用を持ち、抗ストレスや免疫力アップなど頭皮の良い環境を整えるためには欠かすことのできない栄養素のひとつです。
1日1000mgを目安に摂りましょう。
ビタミンCは、ビタミンAやビタミンEと一緒に摂るのが理想と言えますし、水溶性であるので食事やサプリメントでこまめに補給します。キウイがおすすめと言えます。
レシチノール
レシチノールは、ビタミンAのことでターンオーバーを整えて頭皮を健やかに保ち、また抗酸化作用が強いと言われています。
不足するとハリが失われてしまうほか、化粧品にも豊富に配合されています。
特にですレシチノールが豊富に含まれているのは、ウナギや卵から、摂取できますし、おすすめはなんと言っても緑黄色野菜です。
緑黄色野菜に含まれるβ-カロチンは、私たちの身体が必要とする量を体内で、転換されていますので、過剰性の心配も必要なありません。
野菜サラダでは、オイルドレッシングが吸収力をアップします。
ノンオイルドレッシングならば、卵やアボカドをプラスしてもいいです。
オメガ3
人体では作り出せない脂質で、必須脂肪酸の代表と言えます。
女性ホルモンのエストロゲンを整える効果がありますし、頭皮のうるおい成分のセラミドは、必須脂肪酸から成り立っていますので、脂質が不足しがちになると、頭皮と乾燥します。
また女性ホルモンを分泌させるにも、脂質は必要です。えごまなど良質な油を摂りましょう。
青魚であるアジやサバがおすすめです。
鉄分
血液中の赤血球を作るのに必要な成分で、赤血球の約70%はヘモグロビンに、約30%は肝臓に蓄えられています。
鉄分不足になると貧血気味になり、女性ならばどなたも意識すべきなところと言えます。
貧血では良好な頭皮を望めません。
赤身の肉や魚を毎日積極的に摂り、脂分が気になる方は、ちょっと調理工夫をしてみてはいかがでしょう。
まとめ
いかがでしょうか。
髪を美しくするには頭皮環境の改善が必要と言われています。
肌老化に直結する知っておくべき日本女性に不足がちな栄養素をご紹介いたしました。
栄養不足は良好な頭皮環境の敵と言われますように、普段からしっかりと必要な栄養素を摂りたいものです。