ゴートをご存知でしょうか。
ゴートはヤギのことであり、ゴートミルクとはヤギの母乳、すなわち山羊乳。
日本ではミルクといえば牛乳ですね。
欧米圏では比較的ポピュラーな乳製品になっています。
牛乳だけではなくヤギのチーズなども存在してます。
ゴートミルクは美容にとても良い効果があると注目されているのです。
欧米型の食事は年々日本でも主流になりつつあるため、チーズの消費量も増えています。
スーパーやデパートの店頭でも多くのチーズが陳列されていますが、ほとんどは牛乳を原料としているのです。
牛のミルクを使用している乳製品に関しては、乳糖不耐症や前立腺ガンの懸念などご存知の方もいるでしょう。
必ずしも健康に良い面ばかりではないのも事実です。
原因わからず体調不良を引き起こしていたのが牛乳だった!なんてこともよくあることなのです。
それでもチーズを食べたい人もいますよね。
欧米では日本とは違い比較的に手に入りやすく身近にある山羊のミルクが原料のチーズをオススメするのです。
そこで山羊のチーズが良いとされる理由とは何か。
そして牛乳のチーズと山羊のチーズを比較しながら山羊乳のメリットを紹介します。
Contents
山羊乳は、栄養面が凄い!
ミルクと言えばカルシウムを多く含んでいる印象があるでしょう。
実は、それ以外の栄養素も豊富に含んでいるのです。
牛乳の種類によって差は出ます。
山羊乳と牛乳を比べてみると違いがわかります。
たんぱく質とカルシウムが豊富、ビタミンCも含まれ、ダイエット中に嬉しいのは炭水化物が低いことですね。
山羊のチーズには中鎖脂肪酸が?ダイエット効果!
山羊のチーズには質が良いとされる脂肪酸、中鎖脂肪酸が入っています。
実は牛乳よりも多く含まれているのです。
これらの中鎖脂肪酸は急速に分解されていくため、体内に吸収されないのです。
つまり脂肪として蓄積されにくいのです。
それだけではなく満腹感も得られるため、ダイエットに適していますね。
また、さまざまな免疫機能に効果があると言われている共役リノール酸(CLA)。
これも山羊のミルクの方が牛乳より多く含まれていることがわかったのです。
この共役リノール酸にもダイエット効果があります。
理由として牧草で育てられた山羊の環境、グラスフェッドです。
吸収能力を高める
山羊のミルクには、ビタミンCやアミノ酸の一種であるシステインが豊富に含まれているのです。
そして、体内に入った他の食品から得ることができるのが亜鉛やセレン、鉄分、銅といった体に重要な栄養素の吸収能力を高めることが分かってきたのです。
また、リンやカルシウム、カリウム、マグネシウムなどのミネラル含有量に比べてみると、牛乳より多いことがわかってきています。
山羊のチーズは消化系にやさしい!腸内環境もGOOD
山羊のチーズには、オリゴ糖という腸内細菌の餌になるプレバイオティクスがある。
牛のチーズよりも4∼5倍もの量が含まれています。
腸管内でのラクトバチルス・ビフィズス菌の増殖を促進します。
そのことで腸内フローラ構成をバランス良く改善し、維持することができるのです。
このオリゴ糖が、腸の炎症を抑えることができるため、傷ついた大腸粘膜の回復も期待できるのです。
また、山羊のミルクの脂肪球の大きさが牛乳よりも小さいため、牛乳よりも消化が良いので、下痢などを起こすことが少ないのです。
また、体内での脂質代謝がより効率的だと言われているのです。
昔は母乳の出の悪いお母さんのお子様には母乳の代わりに与えられたと言われているくらい栄養価は濃厚で栄養満点なのです。
乳糖とは?
山羊のミルクは牛乳(4.7/100g)に比べると乳糖の含有量がやや少ない(4.3/100g)のです。
しかし、乳糖不耐症の人は、乳糖が少なくても消化不良や下痢などを引き起こす可能性は少なからずありますので、注意が必要です。
また、乳糖不耐症の人は、食べるなら硬めのチーズを試してみてるといいでしょう。
硬めのチーズは、柔らかいチーズよりも発酵期間が長いため、発酵の際に乳糖が分解されるのです。
そのため含有量が少ない傾向にあります。
また、乳糖不耐症と思っているだけの人の中には、乳糖と思っている方の中には、実はA1ガゼインが原因で不調になっている可能性もあります。
そのため、A1ガゼイン含有量が少ない山羊のミルク製品を試してみると腸内環境が変わりやすいです。
牛乳アレルギーの心配は?
牛乳を飲むとアレルギー反応を起こす牛乳アレルギーの人は、日本人でも多いでしょう。
牛乳アレルギーの主な原因は【αS1‐カゼイン】というタンパク質の一種なのです。
ゴートミルクにはそれが含まれていないのです。
そのため、牛乳アレルギーをもっている方でも、ゴートミルクはアレルギー物質になるものが入っていないため飲める方が多いでしょう。
ゴートミルクシャンプーは髪に嬉しい成分?
以前から牛乳を主原料とした【牛乳石鹸】は肌がスベスベになりますね。
美容効果の高い石鹸として有名ですので、知らない方は少ないでしょう。
それと同じようにゴートミルクを使った石鹸も存在するのです。
牛乳石鹸以上の美肌効果に加えて、とても良い匂いがすると評判なのです。
そして近年では、ゴートミルクの石鹸に続き、シャンプーとコンディショナーも商品化されるようになりました。
このゴートミルクシャンプーには、牛乳石鹸と同じようなやさしい香りが特長になります。
そしてゴートミルクの成分は牛乳の3倍の栄養があります。
そのため主な栄養源であるアミノ酸、ビタミンAとB、ミネラルが非常に豊富に含まれているのです。
特にその中でもアミノ酸は髪を構成するたんぱく質の一種であるため、ゴートミルクを主原料として作られたシャンプーは、髪の栄養素となる成分が豊富に含まれていますので、髪にはダイレクトに効果が出やすくなります。
このことから、ゴートミルクはまさにシャンプーに最適な原料といえるでしょう。
アロエエキス配合のゴートミルクシャンプーがオススメ!
ゴートミルクシャンプーにはアロエエキスを配合しているものがあります。
アロエの成分が洗髪中の摩擦による髪のダメージを軽減して防いでくれる効果があります。
また仕上りも髪のパサつきを防いでくれるため、ダメージケア効果が期待できるのです。
ミルクには美肌効果が高いため、牛乳石鹸は古くから存在していたようです。
山羊のミルクであるゴートミルクは牛乳以上の栄養価です。
乳製品の主成分はタンパク質です。
そのためタンパク質が主成分である髪にはダイレクトに栄養を行き渡らせます。
そのためゴートミルクはヘアケア効果が非常に高いとされ、シャンプーに最適な美容成分といえるでしょう。
気になる方は、ぜひ試してみるといいでしょう。
まとめ
乳製品は多くの料理で使用することが多いでしょう。
栄養素も豊富ですので、お料理の最後にトッピングしたりするだけでも栄養が違います。
チーズが好きで食べたくても、乳糖不耐症やアレルギー、その他の健康リスクを持っている人は食べるべきか悩んでいる人もいるでしょう。
アレルギーを起こしている人にとっては、山羊のミルクに変えるだけで栄養補給がしやすくなりますね。
しかし、一般的なスーパーではなかなか入手困難もであり、やや値段は高めです。
専門店といったオンラインショップなどでも購入できます。
独特の風味がありますので最初は抵抗を感じる方もいるでしょう。
しかし慣れるとたまらなく美味しく感じるようになる人が多いのです。
アレルギーなどある人は牛乳から山羊のミルクに変えてみるのもいいでしょうね。
是非一度試してみてくださいね。